横浜市青葉区
米国の次期大統領にトランプ氏が決まってから、ニューヨーク株式市場の相場(ダウ)が上昇を続けている。
ドル/円も日々更新を続けていて、今朝の時点で109円台を付けている。
このピッチの早さには少々驚いている。
選挙の勝敗が決した直後から105円/ドルから101円/ドルへ円高が進んだ後に反転を始めて、以後ぐんぐん円安方向へ進んでいる。
選挙後、わずか一週間でこの変化だ。
日本企業のほとんどの経営者はこの円安を歓迎しているだろう。
円高になると利益が減り、円安になると利益が出る企業が多いからだ。
先の中間決算では多くの企業が円高を理由とした減益発表を行っている。
奇妙なことだとは思うが、現行のルールがそうなっているのだから仕方がないことだろう。
NYダウの上昇は、トランプ氏が減税とインフラ投資を表明したことを歓迎してのものだ。
減税は人々の消費を増やす期待を持てるし、インフラ投資(財政出動)は好景気の持続を期待できるからだ。
国力維持の観点からもインフラ投資は納得性が高い。
米国はトランプ大統領の誕生で持続性のある好況を迎える予感がする。
わが国も古くなったインフラの更新は優先順位の高い政策だ。
1964年の東京オリンピック前後に整備されたインフラもすでに50年を経過した。
きちんと投資しておかないと後々高くつく。
将来に備えて足元に投資することはとても大事なことだと思う。
新しい箱ものよりもインフラこそが国力の源である。