2016年11月17日木曜日

安倍総理の訪米  2016.11.17

多摩川





安倍総理が渡米しトランプ次期大統領と会談を行う。


当選確定後、約一週間での初顔合わせは日米両国にとって有益である。
このスピード感は素晴らしい。
内容は双方のスタッフが念入りに用意したメニューに沿って行われるから、いわゆるサプライズは期待できないと思う。
大切なのはすぐ会うということなのだ。


都知事選挙でズレまくり恥をかいたあの鳥越氏がこの会談を批判しているという。
次期大統領にすぐに会いに行くことは、日本が米国の植民地であることの証なのだとのこと。
この人はどこまでズレた老人なのだろう。
肩書・ジャーナリストとはこの程度のものか。
それとも彼が飛びぬけてダメなのか。


安倍さんをはじめとする政権は、この会談が日本にとって重要と判断するから渡米するのである。
つまり仕事なのであり、任務に対して誠実に向き合っているのだ。
そんな政権を私は大いに支持するし、くだらないコメントを発する鳥越氏を心から軽蔑する。


そのいっぽうで、鳥越氏に75歳前後の日本人に特有の考え方が色濃く存在することも感じる。
この世代は戦後の安保闘争を経験している。
60年安保、70年安保では左翼マスコミ、左翼政党のプロパガンダにより、反米思想、左翼思想が幅をきかせた。
時代は変わっても若い頃に感化された思想、正確に表現すれば一種のファッションとしての反政府思想は歳をとっても身体に染みついて離れないのだ。


この場合、”ファッションとしての思想”という点がポイントである。
深みのある思想などではなく、「アメリカべったりの政府はダメ。打倒米帝。」という、当時の空気みたいなファッション思想だ。
私が通う市民大学でのディスカッションでも、ときどきこの世代の反政府思想の一端を見ることがある。


戦後の高度経済成長期をサラリーマンとして送り、今や勝ち組に属する彼らでも、若い頃に身に着けたファッション思想が頭に定着しているのだ。
「政権を批判すること イコール 格好良いこと」という考えから抜け出られない人たちだ。
もちろん、全員がそうだと言うつもりはないが確実に存在する。