生田緑地
朝起きたら雨が降っている。
天気予報通りだ。
時間がたつにつれ外から聞こえる雨音が大きくなっていく。
秋の終わりに降る雨のことを秋時雨(あきしぐれ)と呼ぶことを、昨年11月に亡くなった作詞家・岡本おさみの書いた歌詞から教わった。
このことは過去、何度も書いていると思うし、きっとこれからも毎年秋の終わりに飽きずに書くことと思う。
似た例は「12月の雨」でもいえる。
ご存じユーミンが荒井由実時代に放った名曲だ。
毎年、12月を迎えて冷たい雨が降ると必ず思い浮かべる。
「雨音に気付いて 遅く起きた朝は まだベッドの中で 半分眠りたい」
残念なことに最近の私は夜中・明け方に目が覚めてしまい、雨音に気付いて遅く起きることもなくなった。
若い頃は常に眠り足りないというか、昼過ぎまで熟睡することが常だった。
普段の睡眠不足を補うために寝貯めする、という表現もあった。
本当は寝貯めはできないとのことなのだが。
尊敬する武田邦彦教授(中部大学)によると、大人の睡眠時間は7時間がベストだそうだ。
ただし、歳をとると活動量が少なくなるので、必ずしも7時間眠らなければならないということはない。
脳を休めるために必要な睡眠時間は2時間半、肉体を休めるためが4時間半あれば支障がないそうだ。
つまり4時間半ぐっすり眠れば心身の健康には問題がない。
現在の私はこの説にしたがって、睡眠時間のことを気にしないようにしている。