2016年11月14日月曜日

大相撲九州場所  2016.11.14

多摩川





今夜はウルトラスーパームーンだが、曇っているので拝むことはできないだろう。


澄んだ夜空に浮かぶ満月は孤高の美しさがある。
暗い空にペタッと張り付けたように見えることがある。
昔の人が月を眺めておとぎ話を作った理由がよくわかる。
月は非日常でロマンチックだ。


さて、大相撲九州場所が始まった。
今場所の注目は豪栄道の連続優勝なるか、である。
先場所の優勝後、浮かれることなく付き合いはほどほどに、休養と稽古に励んできたと聞く。
初場所後の琴奨菊はどう見てもはしゃぎすぎた。
結婚話もあったので、盆と正月が一緒に来たような騒ぎだった。
春場所では成績が上がらず期待を裏切ってしまった。
スポーツ選手は休養がとても大事だ。


昨日の豪栄道は先場所同様、前に圧力をかけてながら出ることを心掛けていた。
引くことを封印しているところが良い結果に結びついている。
願わくばこのまま突っ走って、ワンチャンスをモノにできれば素晴らしい。
稀勢の里のようにぐずぐずと長い綱取り期間を送らず、スパッと決めてもらいたい。
白鵬も前みたいには強くない。


正代と琴勇輝の取り組みは見ごたえがあった。
どちらも身体が大きな力士どうしの、真っ向勝負だった。
小細工をしない点が好感を持てる。
最後は琴勇輝が土俵の外へダイブしていった。
美しいダイブだった。
正代はポテンシャルがとても高いと感じる。
のんびり構えず、短期間で上位へ上がっていってほしい。
その力はあると見た。


そのほか私は髙安、遠藤、御嶽海、嘉風、錦木らを応援している。
錦木は渋い。
減量した逸ノ城ももう一花咲かせてもらいたい。
照ノ富士はずっと心配だ。
こんな大相撲は本当に素晴らしい。