ビーフストロガノフとバターライス
昨晩の寒さは厳しいものだった。
降雪をもたらすだけのことはあった。
夕食後、ウォーキングのために外へ出ると空気がピリッと冷えていた。
着衣も寒さに備えて真冬用のライトダウンを今冬初めて着た。
雪はまだ、駐車場のクルマの上や草の生える土に残っていた。
記録的な11月の雪の日になった。
夜間のウォーキングを始めたのが東日本大震災後だから、かれこれ5年以上続いていることになる。
距離は約6km、時間にしてちょうど1時間の行程である。
雨が降らない限り在宅の日はほぼ必ず歩くようにしている。
日課といってよい。
背筋を伸ばして姿勢に気を付けながら歩く。
猫背は人を老けさせるから禁物だ。
歩くスピードは極端に速くもなければ遅くもない。
ときどき肩を回したりもする。
これを続けているから足腰には自信がついた。
きっと脳回転にも効果があるはずだ。
いわゆるボケ防止。
ボケるにはまだ若いが今から備えておくに越したことはないだろう。
歩き終わるたび味わえる軽い達成感、これが心のご褒美だ。
ランニングはしない。
心臓をバクバクさせると心臓寿命を短くする気がするからだ。
足腰もランニングに耐える強さを備えていない。
歩くくらいが自分にはちょうどいい。
そう思って飽きずに毎晩歩いている。