2008年3月11日火曜日

諸行無常  2008.3.11




いつの頃からか頭頂部から後頭部にかけての毛髪が薄くなった。
最近、ますます拍車がかかっている。



家族に数年前から「薄い」とか「ハゲ」と言われてはいたが、
鏡を見ても正面からはわからないので、脱毛を自覚した時期は比較的
最近のことである。
洗面所の鏡の前で合わせ鏡を当てた時に我が目を疑った。
ぎょっとしたというのが本当のところだ。
かなり来ているではないか!


それ以来、けっこう気にするようになった。
髪の薄い男性を見るにつけ、自分と比較することも多い。
リーブ21とかアデランスのテレビCMを見るにつけ、効果のほどは
どうなんだろうかと考えたりする。



同じマンションの住人に、年齢は私と同じくらいの男性がいて、
朝のバス停で同じバスを待つことがある。
その男性は明らかにカツラを着用している。
以前はカツラをかぶる人の気持が理解できなかったが、最近は
よくわかる。
とはいえ、私はかぶるつもりはない。
脱毛がもっと進行した時点で、全体を短く剃りあげようと思っている。



若い頃は硬くて量が多く、整髪に困ったものだ。
針金、とかワイヤーとか言われた実績がある。
その私が薄くなっているのだ。時の変遷を感じざるを得ない。



祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き人も遂には滅びぬ  偏に風の前の塵に同じ
<平家物語>