2011年8月30日火曜日

10円玉  2011.8.30

苔(散歩道にて)


8月も30日である。
子供の頃なら、大好きな夏休みが終わってしまうので憂鬱感に
襲われている時期である。
大人になると、単なる普通の一日になってしまうが、夏も終わりだな
とか、もう9月かという思いは頭をよぎる。


話を10円玉に変えよう。
私は財布の中に10円玉を入れない。
もちろん50円玉、5円玉、1円玉も入れない。
最低貨幣が100円玉の生活をしているから、それ以下の貨幣が
財布に混じっていると、より分けるのがうっとうしいからである。


小銭が混じると財布が重たくなるのも敬遠する理由である。
だから買い物のおつりで財布に10円玉が混じった日は、帰宅して
10円玉専用保存ビンの中に移すことにしている。
それが結構な量、溜まってきた。
銀行に持っていけば両替してくれるらしいが、それも面倒くさいから
溜まる一方である。


そんなぞんざいな扱いをしている10円玉であるが、幼少の頃は
価値の高い貨幣だった。
10円玉一枚あれば、駄菓子屋で好きなお菓子が買えたのだ。
50円ともなれば高額貨幣である。


同じく幼少の頃、たまに道ばたで10円玉を拾うことがあった。
母に言うと「交番に届けて来なさい」と言う。
だから、拾った10円玉を交番へ届けに行ったものだった。
きまって警官は届け出たことを誉めてくれて、いったん10円玉を
受け取り、代わりに別の10円玉をくれた。

今思うと、警官にしてみたら届けられても面倒なのである。
ただし、子供の道徳教育の一環でいったん受け取り、別の10円玉を
渡すという処理をしていたと思う。



専用ビンに溜まる一方の10円玉を眺めていて、ふと、幼少の頃を
思い出した次第である。
読者の皆さんも10円玉を交番に届けた経験がおありだろうか。

2011年8月28日日曜日

私の愛する散歩道 with GR DIGITAL Ⅲ




久しぶりの青空。
GR DIGITAL Ⅲを片手に散歩がてら撮影してきた。


北海道の時はあれこれ設定を試しての撮影で、いわば手さぐり
だった。
今回は、設定を初期設定に戻して原点回帰してみた。


接写のことをマクロ撮影というが、今回はその実力を発揮してくれた。
花、果実、臨終前のセミなどをマクロ撮影した。
出来映えは納得がいくものになった。
また撮り慣れた風景も Caplio R7 と異なる写りになりおもしろい。


GR DIGITAL Ⅲはコンパクトデジカメのハイエンド機(上級機)である。
コンパクトデジカメであることに変わりはない。
この先、さらにクラスを上げてデジタル一眼レフにチャレンジするかも
しれない。
その時はきっと PENTAX に手を出していることだろう。












2011年8月27日土曜日

電力危機に勝利 2011.8.27

札幌駅前


めっきり涼しくなった。
夜、日常品の買い物に出かけてそう感じた。
夏も終わりかけている。


震災直後に心配された首都圏の電力不足も、夏の峠を越したことで
ひとまず乗り切ったといってよいだろう。
企業、一般家庭が一丸となって取り組んだ節電努力の勝利である。
節電は国民の義務になり、この夏のキーワードになった感がある。


震災から真夏まで準備期間があったのも幸いした。
夏に電力不足が予測される、という情報は早いうちから流されて
いたから、大量に電力を消費する企業が輪番停電を行うなど対策を
施すことができたのは大きい。
一般家庭でもエアコンの温度設定を上げたり、無駄な電力消費を
控えるなど、小さな努力が集積されて大きな効果を上げた。


その一方で、若干気になることがある。
電力供給量を増やすために、それまで停止していた火力発電所を
かなり再稼働させたようだ。
もともと温暖化防止の一環で行っていたことなのだろうが、時計の
針が戻ってしまったのではないだろうか。
非常事態だから致し方なし、との判断だろう。
誰もそのことを指摘しなくなったことが気になっている。

2011年8月26日金曜日

厚顔無恥な人 2011.8.26

菅首相が辞任を正式に発表した。


鳩山前首相から引き継いで一年三か月。
東日本大震災、福島第一原発事故に見舞われた未曽有の
危機のなか、よくやったと思う。
野党、与党内小沢派、評論家はボロクソに言うが、私は彼の
業績を評価している一人である。


一方、ポスト菅をめぐる工作のなかで強い違和感を感じるのは
鳩山前首相の動きである。
米軍沖縄基地問題でまことに情けない対応しかできず、最後はその
責任を取る形で辞任したのは去年の6月。
あれからいくらも経過していないのに、偉そうにあちこちに姿を表す。


終わりがみっともなかったのだから、しばらく姿を隠しておとなしく
しているのが普通の感覚というものだろう。
この人にはそんな感覚がまったくないのだろう。
「次期代表はこうあるべきだ」、とかよく言えたものだ。
恥という言葉はこの人にはないのだろう。
日本人の一人としてとても恥ずかしい。


十勝が丘公園

人間ドック受診  2011.8.26

窓の外は黒く厚い雨雲におおわれて暗く、時おり雷音が響いている。
天気予報通り、午後3時過ぎから雨になった。



今日は年一回の人間ドックでみなとみらいへ出かけた。
人間ドックを受診すると、「あれから一年が経過したんだな」と
時の経過を意識する。
受診を終え、昼食を済ませて一時には帰宅した。
その後、天気が急変した。
早めに帰宅してよかった。


人間ドックは午前中で終了する。
かつては午後から職場へ戻っていたものだが、ここ数年は午後を
休みにしてしまうようにしている。
バリウムを排出するための下剤でお腹が不安定になるので、億劫
だからである。


診察結果でシリアスなものもなく、ひと安心。
注意すべきはメタボに尽きる。
食事の減量と散歩程度の運動習慣を医師に勧められた。
今後の病気予防のためにも、夜間、時間が許す時に散歩を習慣に
しようと心に決めた。
病気になってからでは遅い。






2011年8月23日火曜日

いつも音楽と共に生きてきた(大空と大地の中で) 2011.8.23

今回の旅で足寄町に寄ったことは大きかった。
この小さな町が松山千春ひとりの存在で、非常に印象強く
心に残ることになったのである。


道の駅には松山千春コーナーがあり、多くの観光客が
訪れていた。
また、非常に印象が強かったので、十勝川温泉に到着してから
彼の代表曲「大空と大地の中で」をわざわざスマートフォンに
ダウンロードしたほどである。


この曲は心が弱くなっている時に強く響いてくる歌詞だ。
こんな曲を書ける松山千春って本当に素晴らしい。
オギノ氏と共にまた歌いたくなった。


クリック → 「大空と大地の中で」








2011年8月22日月曜日

旅の総括 2011.8.22

昨日、北海道から自宅へ帰ってきた。
今日からいつもの日常生活が始まった。


札幌を拠点に、層雲峡、摩周湖、阿寒湖、足寄、十勝川と
回った旅は心をリフレッシュさせるのに充分な内容だった。

摩周湖の息をのむような美しさ。
湖を一望できる阿寒湖の宿。
松山千春の偉大さを再認識させられた足寄。
ゆったりと流れる十勝川。
各地で見られた雄大な田園風景・・・。


さあ、また頑張るか!というインセンティブが働く旅になった。
日常生活は時にマンネリ感、停滞感に襲われる。
でも、このような旅を楽しむために日常働いているんだと考えると
気持も違ってくる。
その意味で意義深い旅だったと思う。











2011年8月21日日曜日

十勝川温泉 2011.8.21

旅の最後は十勝川温泉。
宿は観月苑。
今年4月末にリニューアルオープンした、設備が新しく快適な宿である。





足寄町(大空と大地の中で) 2011.8.21

足寄町は多くの読者がご存知かと思うが「あしょろちょう」と読む。
松山千春の故郷である。
道の駅で撮影したが、筆者の撮影姿が反射してしまい痛恨のミス。

それはともかく、この町の英雄であり郷土の誇りが松山千春なのである。



摩周湖、阿寒湖 2011.8.21

層雲峡から次の目的地は摩周湖、そして阿寒湖である。
クルマで走ること約4時間。
展望台から望む摩周湖は、とても美しく神秘的だった。
ちなみに湖岸に観光客は近づくことができない。
人を寄せ付けない神秘の湖である。




摩周湖 



阿寒湖畔から雄阿寒岳を望む



阿寒湖での宿は「ホテルあかん遊久の里 鶴雅」。
部屋から湖を直接眺めることができる。
その景観の満足度はかなり高い。
もちろん露天風呂からの眺めも湖である。

2011年8月19日金曜日

層雲峡温泉 2011.8.19

層雲峡温泉を今年も訪れた。(上川郡上川町)
去年は三泊連続だったが、今年は層雲峡は一泊のみにして
阿寒湖、十勝川温泉の順に移動するプランにした。


泊まったホテルは層雲閣グランドホテルである。
層雲峡は山に囲まれた、とても落ち着く温泉郷である。



山迫り緑が囲む湯治場は源泉名を桂の湯といふ   天祐



レンタカー(TOYOTA RUSH)

札幌駅周辺の変貌  2011.8.19

札幌駅周辺を歩いてみてその変化に改めて驚いた。
この地を離れてから既に30年だから、当然といえば当然である。


札幌駅から大通り公園に至るビル街は、私が新人の頃、軒並み
「飛び込みセールス」を訓練された地域だから、とても思い出深い。
かつてのビルが建て替わっていたりなくなっていたり、店舗も
私がいた頃とはかなり変わっていた。
「飛び込みセールス」は当然ながら、ほとんど受付で断られる。
楽しくない思い出だが、今になってみるととてもなつかしい。


札幌駅から大通りまで地下道ができたことは素晴らしい。
冬は雪にぬれることなく歩いていけるのだからメリットは大きい。
時がもたらす変化とはこういうことなのだ。


 
札幌駅構内

札幌駅前


地下道



電力不足とは無縁の自販機

安室奈美恵(コークの広告)