2016年6月30日木曜日

明日は早起きしてTOKYO FM    2016.6.30

赤坂





今日で1年が折り返す。
年初に立てた目標に対してどこまで進歩できたか、そして後半のベクトルをどこに向けるかを静かに自省する時だ。
区切りとはそのためにある。



先日案内したが明日(7月1日)早朝4時から、月一回の「幸せのテネシーワルツ」が放送される。
亀淵昭信氏と落合恵子氏がDJを務める生番組である。
TOKYO FMなのでお忘れなく。
かつては深夜放送の人気者として名をはせた二人が、長い年月と経験をへて味わい深い語り、かけあいを聞かせてくれる。



懐かしい音楽をきっと聴けるだろう。
二人の語りが若かったあの時代の記憶を呼び起こす呼び水になるはずだ。
眠い目をこすって共にラジオに耳を傾けようではありませんか。



「幸せのテネシーワルツ」
TOKYO FM
7月1日(金) AM4時~6時





2016年6月29日水曜日

英国の未来 キーワードは「衰退」  2016.6.29

国会議事堂前駅ホーム





参議院議員選挙が公示され、我が家の周辺にも選挙演説カーが現れるようになった。
これから投票日前日までは騒がしくも賑やかな日々だ。



選挙演説カーから手を振られると、見ているこちらのほうが恥ずかしくなってしまう。
駅で大きなタスキをかけた候補者が街頭演説をしていると、見てはいけないものを見てしまった気分で、なるべく視線を合わせないようにする。
アピールするほうは恥ずかしさなど超越したハイテンションで仕事に取り組んでいるのだろう。
ご苦労なことである。



今回の英国EU離脱は世界の先進国に大きな衝撃を与えた。
英国内では納得のいかない残留派が国民投票のやり直しを要求している。
EUにしてみたら「何をいまさら」という気分だろう。
衝撃を受けた後は「余計なことをしやがって」という英国嫌悪感で満たされよう。



大きく値を下げた株取引も昨日は世界的に買い戻されている。
G7の中央銀行間で密接にコミュニケーションがとられていることを示唆している。
こうして少しづつBrexit ショックは調整されていくのだろう。
リーマンショックと異なり金融危機は回避できそうである。



今後、英国は衰退から逃れることはできないだろう。
経済的メリットを捨て自国の主権回復の道を選んだ代償だ。
経済の衰退のみならず、スコットランドや北アイルランドが独立してバラバラになる可能性も小さくない。
気の毒ではあるが離脱をリードした政治家にこの国の未来は委ねられたのである。













2016年6月28日火曜日

今週金曜日の朝は「幸せのテネシーワルツ」を聴こう!  2016.6.28

都立日比谷高校





過日、衆議院第二議員会館で用事を終え、タカザワ氏と赤坂方面へ歩き始めたら突然、視界に日比谷高校が現れた。



都心部の地理に疎(うと)いので「ここに日比谷高校があったか!」と軽く驚いた次第だ。
私は都立高校入試(第11群)を日比谷高校で受験した。
後にも先にも校舎の中に入ったのは15歳の1日だけである。
合格して振り分けられたのは九段高校だった。
別の高校だったなら違う人生を歩んだ可能性がある。
高校受験はその後の人生を決める小さな岐路でもあった。



さて、今週金曜日未明(7月1日)の朝4時に起きられる人はTOKYO FM を聴くことをお勧めしたい。
朝4時から6時までの2時間に「幸せのテネシーワルツ」が生放送される。
深夜放送が華やかりし頃、人気者だった亀淵昭信氏と落合恵子氏の二人がDJを務める番組である。



この番組は今年の4月から始まり、9月まで計6回放送される。(毎月第一金曜日放送)
私は前回(6月3日)初めて聴いた。
懐かしい音楽と二人のおしゃべりが楽しく、あっという間の二時間であった。



聴いているうちに夜が明けていく感覚は、かつて深夜放送を聴いた時代を彷彿(ほうふつ)とさせる。
瞬く間に過ぎた青春の日々を想うモードに入っていく。
起きられる人にはお勧めしたい。
私も木曜の晩は早く床に入って聴くつもりだ。





2016年6月27日月曜日

旅の記録(西伊豆、湯河原)  2016.6.27

湯河原





堂ヶ島温泉、そして湯河原温泉へ長い旅に出ていた。
家を留守にして3週間。
おかげで心身はすっかりリフレッシュされ、自分の中に新たなエネルギーが宿るのを感じ取っている。
気が付けば6月も最終週だ。



それは真っ赤なウソである。
確かに今月上旬、西伊豆と湯河原へ旅行に行った。
三泊四日の旅である。
堂ヶ島で泊まった 堂ヶ島ニュー銀水 (← クリック!)の美しい眺望には心から魅了された。
まさに夢でも見ているような景観であった。



堂ヶ島で連泊したあとは湯河原へ向かった。
移動の途中で 三島スカイウォーク (← クリック!)へ立ち寄ってみた。
昨年12月にオープンしたばかりの、歩行者専用としては日本一長いつり橋である。
正式名称は「箱根西麓・三島大吊橋」。
雨が降りそうな曇り空であいにく富士山を望むことはできなかった。
冬の晴れた日に渡ればきっと雄大な富士を堪能できるはずである。



湯河原では 幸太荘 (← クリック!) へ一泊した。
ニュー銀水とは対照的な、こじんまりとした落ち着く宿である。
湯の温度が温(ぬる)めで、湯を堪能することができた。
湯に浸かりながら話題の舛添さんのことを思い浮かべたりもした。



総じて評価すると素晴らしい旅だったといえる。
またぜひとも訪れたいところばかりである。
皆さんにも自信を持ってお勧めできる。




幸太荘


2016年6月26日日曜日

すっきり理解できる英国のEU離脱理由  2016.6.26

露天風呂(湯河原)







6月最後の日曜日。
外は明るく晴れている。
今日も昨日同様、蒸し暑い一日になるだろう。



さて、英国のEU離脱ショックから二日が経過し、真相に迫る情報も聞こえてくるようになった。
なぜ英国の人々の半数強はEU離脱を選択したか?
現場にいないから今一つ理解に苦しんでいた。
わかったようなわからないような。



現地で生活している、ある人からの情報がとてもリアルでこれを読めば読者の皆さんも「さもありなん」となると思います。
ぜひ、ご一読を。



EU離脱 (← クリック!)




2016年6月25日土曜日

英国のEU離脱  2016.6.25

湯河原温泉





湿度72%とあまりに蒸し暑いので、今夏初めて書斎のエアコンを稼働させた。
みるみるうちに湿度が50%に下がった。
やはりエアコンは快適である。



さて、英国のEU離脱について。
直後ということもあり書くのを止めようと思ったが、やはり本件に触れない訳にはいかないだろう。



昨日、昼に報道された英国EU離脱確定情報は強烈なインパクトがあった。
私は都内の銀行でこのショッキングなニュースを知った。
朝方に残留濃厚を予想する報道を観ていたから、ショックは倍増だった。
残留有利をアナウンスした調査会社は大恥をかいた。
英国にはEUを嫌悪する人の数がこんなにも多いことを初めて知った。



今朝は普段読まない日経新聞をコンビニで買ってきた。
朝日と日経を隅から隅まで読んだ。
いろいろな人のいろいろな意見が掲載されており、ほぼほぼ頭のなかが整理されてきた。
なかでも日本語訳されたフィナンシャル・タイムズの社説がいちばん腑に落ちた。

・ベルリンの壁崩壊以来の大きな衝撃を欧州大陸に与えた。
・英国は国民投票の結果で社会通念がひっくり返された。保守主義と政治的安定で知られてきた国が、暗闇に向かって飛び降りたのだ。



この離脱は誰が考えても世界の政治経済の安定を損なうものだ。
喜んでいるのは英国の離脱支持層とEU内のEU懐疑派だけだ。
英国の離脱支持層だって、この先ずっと今の幸福感を持続できるかどうか不透明である。
彼らは当然そのこともわかっていると思う。
それほどEUの一員でいることが嫌だったのだろう。
今のままで我慢することよりもリスクを取って自立の道へ賭けたのだ。
英国の成功とEUの安定を祈る。







2016年6月24日金曜日

Brexit と行き過ぎたマネー経済について  2016.6.24

湯河原温泉





目覚めると真っ先に Brexit の結果が気になった。



この感覚は2年前のワールドカップに似ていると思った。
当時は寝ている間の試合結果を朝一番で知ろうとしたものだ。
出口調査結果では52:48で残留有利と報道されているが、まだ決まったわけではない。
昼には大勢が判明するようだが、それまで落ち着かない。



投資会社は出口調査を行う会社と契約して、いち早く投票結果をつかみポンドを買っていると聞いた。
たくましくも忙(せわ)しない企業行動である。
誰も未来を正しく見通すことはできないが、金で未来の姿を他人より早く知ることができるのだ。



欧州の人々の将来がかかるイベントまでもが投資会社の金儲けのネタになっている。
こうした現実を私は苦々しく感じる。
行き過ぎたマネー経済の姿だと思うのだ。



「浅ましい奴らだ。やりたい人はお好きにどうぞ。」
そう心の中でつぶやいている。




2016年6月23日木曜日

ニケシュ・アローラ氏の退任報道について  2016.6.23

三島スカイウォーク(三島市)





英国の国民投票が日本時間午後3時から開始する。
ブックメーカーのオッズでは残留(remain)が離脱(leave)を上回っているそうだが、さてどうなるか?



ソフトバンクのニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)氏退任について。

一昨日の夜、ワールドビジネスサテライト(テレ東)開始直後に報道されて心底驚いた。
この前、セブンの鈴木会長退任に驚いたばかりだ。
日本を代表する高収益企業2社が、続けて大きな人事を行ったことになる。
しかも株主総会前日の発表である。



孫社長が彼の後継者として高額(165億円!)で引き抜いてからわずか1年である。
引き抜き金の大きさは庶民の常識を超えている。
2015年度のサラリーも80億円。
1%の富裕層の稼ぎはケタが違いすぎる。



これほどの大物がわずか1年で退任するというのは尋常ではない。
円満な退社などありえない。
真相はこれから徐々に明らかになっていくと思う。
今までの少ない情報から推測するに、孫社長はニケシュ氏が邪魔になったのだろう。



それにしてもわずか1年で245億円とは。
1億でいいから分けてほしい。
有意義に使う自信はある。








2016年6月22日水曜日

党首討論会  2016.6.22

ホテル従業員の見送り(堂ヶ島)





梅雨時期に特有な外の暗さだ。
これが日本の梅雨である。
首都圏では土曜日まではこんな天気が続く予報が出ている。



昨日、テレビを観ていたら党首討論が行われていた。
いよいよ選挙の季節だ。
これから街が騒がしくなる。
お金も動く。



日テレやテレビ朝日で行われた党首のバトルもおもしろい。
岡田さんが「アベノミクスは失敗した」と攻撃する。
安倍さんは「民主党政権時代よりも経済が良くなった」と反撃する。
志位さんが「9条を変えてはいけない」と攻撃する。
安倍さんが「共産党は自衛隊を違憲だと言いながら、災害時の活動に行くなとは言わない。」と返す。



他の人が発言しているときにけっして黙ってはいない。
発言をかぶせてくる。
これは昔から変わらない。
小学校の学級会だったなら先生に叱られるところだ。
そもそも党首討論に静かな落ち着いた議論など期待してはいけない。
最近はそう思うようになった。



党首討論はテニスのラリーではない。
剣道の打ち合いなのだ。
選挙は民主主義のお祭りだ。
党首討論もお祭りを構成する囃子(はやし)みたいなものなのだ。



とはいうものの、各党トップの発言を聞けば本質が見えてくる。
投票までには、ぜひ時間を割いて日本記者クラブ主催の党首討論を見ておくことをお勧めします。
日テレやテレビ朝日でのそれと較べて静かに行われています。
1時間40分あります。









2016年6月21日火曜日

インフレターゲットについて  2016.6.21


堂ヶ島





九州では短時間に大量の雨が降り、北関東では雹(ひょう)、東北で竜巻が発生した。
原因は一律のものではなく、それぞれだという。
冬と違って天候が不安定である。



さて、今日は日銀のインフレターゲットについて。

わが国の金融政策は緩やかなインフレを目標にしている。
具体的には前年比2%の物価上昇の達成である。
これは日銀のウェブサイトにも明記されている。

日本銀行(← クリック!)

バブル崩壊以降、他の先進国と較べて経済成長が思わしくないのは物価が下がるデフレが続いているから、という前提に立った金融政策目標である。
物価の下落 → 企業収益の減少 → 賃金の減少 → 消費の減少 という悪循環を断ち切ろうとするものである。



では、デフレは本当に良くないことなのか?
私はデフレは罪悪だとは考えない。
理由は以下。


・「企業収益の減少」は賃金に跳ね返り、消費を冷やす点は納得できる。

・消費者に歓迎される物価(単価)の下落は購入人数増、購入頻度増、購入数量増を導き、消費を押し上げ企業収益を押し上げる。したがって、物価(単価)の下落がそのまま企業収益の下落を招くとはいえない。
むしろ、リーズナブルな価格下落は消費と生産を刺激する。


・企業収益を左右するのは物価(単価)ではなく国民の総消費金額の増減である。



長くなるし、皆さんの関心はここにないかもしれないのでこの辺でやめておきます。
インフレターゲットという目標がそもそも怪しいのでは、と私は思っています。






2016年6月20日月曜日

住環境のメンテナンス  2016.6.20

堂ヶ島






朝から隣のマンションで除草作業が行われている。
大きな音の出る機械を使う作業なので騒がしい。
ちょっぴりつらいが午前中だけは辛抱しなければならない。



マンションの住環境を快適に保つためにはメンテナンスが必要である。
除草作業も数あるメンテナンスのひとつである。

通常、マンションでは10年に一回程度、大規模修繕工事という文字どおり大規模なメンテナンスを行う。
廊下・玄関など共用部分と外壁、階段、エレベーターなどを業者が総点検し、傷んだ箇所を修理したり塗装をし直したりする。
期間は2~3ヶ月で、その間はマンションのまわりに足場材が組まれ防塵シートで覆われる。
費用も大きいので毎月、管理費の名目で積み立てている。



前回、マンションの理事(交代制)を務めた時がちょうど大規模修繕の年だった。
住人のニーズを集めて工事内容案を作り、住民総会を開いて議決した。
各戸の玄関ドアも古くなったので一新した。
玄関ドアのような日常的に使う場所が目に見えて変わると、大規模修繕して良かったという実感があるものだ。




かつて経済評論家で売れに売れた勝間和代氏は、実は最近まで汚部屋に住んでいたと告白している。
一大決心して汚部屋生活から抜け出したそうだ。
意外な一面である。

彼女はきれいでモノが少ない部屋を維持するために、日常的にモノを捨てるルールを決めている。
本を購入したら同じ冊数の本を友人に譲ったり捨てたりしているそうだ。
汚部屋にならないためにもメンテナンスが必要なのである。





勝間和代、「ゴミ屋敷」自宅を衝撃公開 断捨離して分かったこと(← クリック!)









2016年6月19日日曜日

地震予知  2016.6.19

堂ヶ島





今日は夏至。



今日をピークに昼が短くなっていく。
それは来たるべき冬へのスタートでもある。
とはいえ、季節は夏が始まったばかりだ。
昨日は各地で真夏日を記録した。
アイスクリームが相当売れたと思う。



先日、函館で震度6弱の地震が発生した。
不思議だったのは震度6弱の揺れが極めて狭い地域にだけ起こったことである。
周辺地域は震度2または1だった。
熊本地震ほど大規模な揺れではなく被害も局地的なもので済んでいる。



東日本大震災を事前に警戒する情報は皆無だったが、あれほどの惨事になった。
それ以前から「南海トラフに備えよ」との報道はあったが、それより先に東北が大揺れしてしまった。
熊本地震もノーマークだった。
もちろん函館も。



結局のところ、地震予知はできていない。
地震予知は学問として成立していない。
できているのは発生した地震に対して、どこそこの断層が動いたという事後解説だけである。
それなりの予算が付いているにもかかわらず。



そんな状態だから、私は南海トラフ、首都圏直下型などに言及する地震学者の弁は信頼していない。
地球内部の動きは研究対象としてそもそも無理があるのかもしれない。
地震学者は南海トラフに気を付けよ、などと不安だけ煽る情報発信はやめて「予知できません」と白旗を上げたほうがよいのではないか。
予算を切られてしまうから、そうはしないだろうが。



でも、Google なら地震予知ができるかもしれない。
正確な地震予知が可能になれば大きなビジネスになるし、人類への貢献も大きい。
そんなことも考えたりする。




2016年6月18日土曜日

誰のなかにもある”舛添的”なるもの  2016.6.18

堂ヶ島





昨日に引き続き今日も暑くなるようだ。
真夏日(30℃超え)の予報が出ている。
朝から日差しがまぶしい。



東京都知事が辞任するまでマスコミは執拗に公私混同疑惑を報道した。
わかりやすい話なので高い視聴率が取れ、やめられない止まらない状況だったとあるディレクターは語っている。
また、定例記者会見で知事が露出する回数・時間が多く、テレビ局にとっておいしいコンテンツだった、とも語っている。
普通、疑惑の人はあまりメディアに露出しない、と。



新たな疑惑の報道 → 知事の答弁 → 国民の憤り が繰り返され沸騰していった。
知事の答弁は常識で考えれば”怪しさ100%”で、火に油を注ぐ結果になった。

正月の家族旅行では同時に会議を行った・・・ 
正月から重要な会議 ? 2年続けて ?



今回、国民が怒ったのは知事の贅沢外遊、公用車での別荘通い、家族旅行を会議費で処理などなどの行為が腹立たしかったからだ。
一方で、そうしたズルさ、がめつさは人間の性(さが)であることも否定できない。
残念ながら誰のなかにも存在するものだ。
人間とは高貴なる心と卑しい心が同居しており、卑しい心を制御しながら生きている存在である。



知事の行為を知らされるたびに、自分の心にも宿る卑しさ・浅ましさをあからさまに見せられて嫌なのである。
だから人々は今回の騒動に強く反応した。
私はそう分析している。
誰の心にも舛添的なるものは宿っている。





2016年6月17日金曜日

正しい政治家の選び方  2016.6.17

堂ヶ島





東京都知事が辞任した。



政治資金規正法、都知事選の在り方に対する有権者の問題意識も、一時的にせよ高まったといえる。
制度的欠陥を是正することは必要なことである。
しかし、最終的には知事を務める人の人生哲学に帰着すると思う。



よく言われる「政策で選びたい」という考えにも私は賛成できない。
政策は衆知を集めれば練り上げることが可能だ。
政策が良くとも組織や人を動かせる人徳がなければ政治目的は達成できない。
民主党政権をみれば明らかである。
もっとも大切なのは人そのものである。
人柄、人格と言い換えてもよい。



選挙で人柄、人格を判断することは可能だろうか。
運よく、その人のまわりの人からの評判が聞ければ、それは大きな情報になる。
ただし、現実的には難しいだろう。



では、どうしたらよいだろうか。
人を判断するのにいちばん確かなのは、その人の顔を観ることである。
顔には長い間にその人の生き方、道徳観、性格が現れる。
真面目な人は真面目な顔になるし、意地が悪い人は意地悪な顔になっていく。
プライドの高い人はプライドの高い顔になっている。
皆さんの周りを見渡せば必ずそうなっていると思う。



選挙の公示期間は短い。
短い間に集められる情報は極めて限られる。
だから候補者の顔を観よう。
その顔からその人物の哲学や生き方を読み取るのだ。
自分の直観に委ねてみるのだ。
それがいちばんだと私は確信している。






2016年6月16日木曜日

金融緩和はもういい  2016.6.16

堂ヶ島





今夜は80%の確率で雨になる予報。
降水確率20%の午前中に歩いておいた方が良さそうだ。



今日は日銀政策決定会合が行われる。
証券業界から追加緩和を期待する声があるが馬鹿げている。
これ以上、金融緩和してどうするのか。
ただでさえ買い集めすぎている国債をさらに買うとか、マイナス金利をさらに掘り下げることはもうごめんだ。



国債は政府から振りだされる国の借金証書だ。
その国債を日銀がせっせと買い集めている。
この怪しげな金融緩和が始まってすでに3年が経過した。
長く続いているデフレ解消を狙って始めたことだが、いっこうにデフレは収まっていない。
つまり効果がないことはとうに証明されている。



やるに事(こと)欠いて、とうとうマイナス金利なる奇策まで繰り出した。
このマイナス金利で消費者心理はますます冷え込み、デフレに拍車をかける結果になっている。
高齢者は銀行利息がつかないので困っているのだ。
おかしな金融政策は将来に禍根を残すことになる。
さっさと金利をゼロ以上に戻すべきだ。



証券業界なんぞは自分たちの仕事が賑わうことしか考えていない近視眼・欲深集団である。
そんな証券業界の声は日本の将来にとって害悪だ。
追加緩和は絶対反対である。
日銀の良心に期待している。



2016年6月15日水曜日

利根川水系の取水制限  2016.6.15

堂ヶ島





小学校低学年の頃、首都圏が深刻な水不足に襲われた年があった。
道塚町(大田区:現在の新蒲田)にも水道局の給水車が来て、ポリタンクや鍋に水を入れてもらった記憶がある。
三つ子の魂、百まで。
今年のように雨が少ない梅雨には常に水不足を心配してしまう。




首都圏をまかなう貯水池は群馬県にある。
利根川の上流だ。
したがって都心で雨が降っても水がめに水がたまることはない。
今年、水がめの貯水量が少ないのは冬季の降雪量不足と5月の降雨量が例年の半分しかなかったためである。



群馬県にまとまった雨が降るためには、梅雨前線が今より北上していなければならない。
梅雨前線はまだ関東南部あたりでとどまっている。
これから前線が北上して雨が降るようになれば貯水池に雨水が満たされる。



私が記憶する深刻な水不足は幼い頃の一回きりである。
何度か雨不足で騒いだことがあったが、台風が来て一気に水不足を解消させるパターンで救われている。
そういえば今年はまだ台風が発生していないと聞く。
水不足を一発で解消させる台風なら歓迎だ。





2016年6月14日火曜日

世界と日本のトップニュース  2016.6.14

堂ヶ島






日本では東京都知事の公私混同疑惑が国をあげての関心ごとになっている。



昨日の集中審議では、都知事から不信任決議案の提出を猶予してほしいと泣きが入る段階へと進んだ。
4年後の東京オリンピックと都知事選が重ならないよう、秋の都議会まで延ばしてほしいということである。
それはそれで一理あるが、政権与党は参議院選挙への悪影響を最優先に考えているので不信任案の先延ばしはないと思う。
時間の問題で都知事辞任が見えてきた。



世界的に見た場合には英国のEU離脱懸念がトップニュースである。
直近の世論調査では離脱派が残留派を上回っていると報道され、ユーロが売られ円が買われている。
またしても日本円が安全資産として見られているのである。
借金を積み重ねる日本が本当に安全かどうかはわからない。



英国ではEU離脱可否をめぐる国民投票が6月23日に行われる。
EU離脱ということになれば、予測できないさまざまな混乱が発生するのだろう。
英国はかつて世界最強の国だった。
今はEUの一員なのでEUが決める各種規制に従わなければいけない。
移民受け入れ人数すら自国で決められない。
誇り高い英国民が離脱に流れる気持ちはわからなくもない。
さて、結果はどうなるか。






2016年6月13日月曜日

夏の到来を知る  2016.6.13

クルーズ(堂ヶ島)





目覚めたら外で雨音がした。
昨夜の就寝後から降り出したと思われる。



起きるにはまだ早かったので、そのまま床の中で雨音に耳を傾けていた。
静かな雨音はとても心地よい。
手足を伸ばしたりうつ伏せになってみたりしながら、起床タイミングをうかがう。
目覚め後に気ままな時間を過ごすのはうれしいものである。



昨日、昼前に気分転換を兼ねて川べりまで歩いて出かけた。
出発直後こそ曇天だったが、やがて太陽の強い日差しのもとでの散歩になった。
とても暑く、帽子とタオルを持って出たのは正しかった。
喉も乾いたので、帰りにコンビニで冷たいお茶を買って店前で飲み干した。



昼間が暑かったので夜のウォーキングは短パンにした。
短パンは今年初めてである。
これをはいて歩くようになれば夏の到来である。
四季が同じ長さであるならば、夏は3ヶ月になる。
今から9月中旬までの夏が始まったことを昨夜、意識した。
夏到来である。













2016年6月12日日曜日

隣国の脅威  2016.6.12

ご馳走(堂ヶ島)





梅雨だけど昨日に続き好天。
首都圏の水がめがけっこう低水準とのことなので、雨が降らなくて大丈夫なのかなと気になる。
冬季が暖冬で降雪が少なかったことが貯水量不足の原因らしい。



尖閣諸島周辺の接続水域へ中国軍艦が入ったことに対して、日本政府は駐日大使を呼んで抗議したと伝えられた。
呼んだのが夜中の二時というから、呼ぶ方も呼ばれる方も大変である。
外務省の仕事とはそういうものなのだろう。




中国側の主張は相変わらずだ。
この海域は中国領だから「自国軍艦の航行は合理的、合法なこと。他国にとやかく言われることではない。」ときた。
話は通じない。



もしも米軍がアジアから撤退したらどうなるか。
この仮定の可能性はそもそもありえないか、かなり小さい。
それでも遠い将来にまったくないとは言い切れない。
もしも米軍が撤退したら、中国が今以上の好き勝手な行動に出てくることは間違いないだろう。



高い技術力、経済力を持つ日本は中国にとって魅力的な併合対象だろう。
強大な軍事力を背景に、日本が中国に侵略されてしまう・・・。
ほとんどありえないけど、尖閣諸島が話題になるといつもこんな悪夢が頭をよぎるのである。
安保法制反対を唱える人々も、少しはこのリスクに向き合ってみてはどうだろう。
そんなことも考える。











2016年6月11日土曜日

今年の夏はラニーニャの夏  2016.6.11

堂ヶ島





気象庁が夏から秋にかけて「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高いと発表した。
これは良くない知らせである。



すでに忘れていたことだが、昨年の夏は8月第二週以降、曇りの日が続き猛暑ではなかった。
お盆を過ぎても厳しい残暑もなく、9月に入って早々に秋へと移っていった。
一転、今年はこのラニーニャによって猛暑になりそうだ。
ラニーニャの発生は2010年以来である。



ラニーニャ現象とはペルー沖の太平洋で、海水温が平年より下がることが引き起こす異常気象である。
ラニーニャの年は、日本列島は高気圧に覆われ猛暑になる。
困るのは世界の食糧生産への悪影響だ。
オーストラリア、アメリカ、ロシアなど世界の穀倉地帯で干ばつが起き、小麦の生産量が落ち価格が高騰する事態になりやすい。



経済成長が思わしくない、とか株価が上がらないなど、マクロ経済への心配はある意味大したことではない。
幸せのなかの小さな心配のタネだからだ。
人類の生存を脅かす本当のリスクは何か。
それは気候変動による食料不足である。
これがいちばん恐ろしい。






2016年6月10日金曜日

いつも音楽と共に生きてきた(ある日渚に:加山雄三)  2016.6.10

加山雄三ミュージアム





初夏の強い日差しがカーテンの隙間からもれて、いつもより部屋が明るい。
目覚めた瞬間に外が晴れているとわかった。
今日は最高気温が29℃にまであがる予報が出ている。
熱中症に注意、がここ数年の間に日本に定着した観がある。



加山雄三はグループサウンズが席巻する前に一時代を作ったヒットメーカーだ。
「君といつまでも」を頂点として、彼がリリースする歌は次々とヒットした。
若大将シリーズはイトーヨーカ堂蒲田店のうえにある映画館でよく観たものだ。



彼は栄光の時代ばかりではなかった。
事業に失敗して苦難の時を過ごしたこともある。
てっきり星由里子と結婚するかと思いきや、松本めぐみを伴侶にしたことにも驚かされた。



いつまでも元気で活躍していてほしい。
彼なら百歳越えも夢ではないと思う。




ある日渚に(← クリック!)











2016年6月9日木曜日

女性政治家の話し方について   2016.6.9

堂ヶ島





マンションの窓から傘をさして歩く人の姿が見える。



今日は降ったりやんだりを繰り返す一日になりそうだ。
どんよりとした梅雨らしさ満載のお天気である。
今夜は雨で歩けないかもしれない。



米国大統領選はクリントン氏とトランプ氏の戦いに絞られた。
クリントン氏はともかく、トランプ氏は一年前の予想を覆(くつがえ)す結果となった。
共和党代表になったということは、人々の期待を集めるものがあったと考えるべきである。



個人的な好き嫌いを述べるとクリントン氏は嫌いだ。
新鮮味に欠けることに加えて、彼女の怖い顔をしながらの演説が嫌なのだ。
絶叫調はとくに。
女性が米国大統領になることに異存はないが、彼女であってほしくないと思っている。



日本の女性政治家では蓮舫(民進党)が嫌いだ。
国会質問での”上から口調”の早口には虫唾が走る。
もっと穏やかにゆっくり話してくれれば印象はまったく違ったものになっているだろう。
政調会長に抜擢された山尾氏も蓮舫に似たような口調だ。
先輩を見て育っていると思われる。
蓮舫二世になってほしくない。



落ち着いた穏やかな口調を心掛けたいものである。
その点、ドイツのメルケルさんは淡々とした話し方で好感が持てる。