・虹と雪のバラード
・12月の雨
・クリスマス・イブ
・君をのせて
・帰れない二人
・白い色は恋人の色
・忘れられたBig Wave
・人生を語らず
・時代
・オリーブの午后
・雨の街を
・真冬の帰り道
政治・経済・社会を眺望したコメント、趣味嗜好を掘り下げた雑感を綴ります。皆様の心に響くものがあれば、それは筆者の喜びであります。☆★☆2018年6月にブログ名を刷新。毎日更新を目標にしておりますが、予告なくサボることがあります。☆★☆
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さて、10年ひと昔。
5月12日付の日本経済新聞に、興味深いデータが掲載されていた。「日本株上位の顔ぶれは10年で様変わり」と題した比較表だ。2016年5月末と2026年5月11日時点の時価総額ランキングを並べたもので、改めて眺めると、この10年間の産業構造の変化がくっきりと浮かび上がってくる。
2016年のランキングを見ると、トヨタ(1位)に続いて、NTTドコモ(2位)、NTT(3位)、JT(4位)、KDDI(5位)と、通信・インフラ・タバコといった「ディフェンシブ銘柄」が上位を占めていた。日本郵政やゆうちょ銀行も顔を出しており、いかにも当時の日本的な顔ぶれだ。
それが2026年はどうか。トヨタが1位を守りつつも、2位に三菱UFJ、3位にSBG(ソフトバンクグループ)、4位にキオクシア、5位に東京エレクトロンと、半導体・AI・金融が上位に並ぶ。ファストリ(ユニクロ)、日立、アドバンテスト、ソニーGと続き、グローバルに稼げる企業への評価が高まっていることがよくわかる。
顔ぶれの変化だけではない。時価総額の水準そのものが、この10年で別次元に膨らんでいる。2016年のトヨタは19.5兆円で断トツの1位だったが、2026年は45.3兆円と2倍以上になった。10位のソニーGでさえ20.7兆円あり、これは2016年の1位と肩を並べる規模だ。
逆に、かつてランク上位に名を連ねていたNTTドコモは今や単独上場を解消して消え、日産自動車は2016年に12位(5.0兆円)だったのが、2026年には168位(1.3兆円)と大幅にランクを落としている。東芝も101位から姿を消した。
半導体やAI、グローバルブランドへの投資が報われ、一方で国内需要に依存してきた企業は苦戦した10年。この変化は、日本株全体の底上げでもある。市場規模自体が拡大し、かつての上位企業の水準がそのまま「中堅」になってしまっているのだ。
では次の10年、2036年のランキングはどう変わるだろうか。AIネイティブな企業、再生可能エネルギー関連、あるいは今はまだランク外の企業が、新たな顔ぶれとして登場するかもしれない。定期的に振り返ることで、時代の変化を肌で感じることができる。こういったランキング記事は格好の「時代の地図」だと思う。