2017年1月31日火曜日

月末に「幸福」を考える  2017.1.31

表参道




昨日の昼間は春のように暖かかった。
ショッピングモールの2階から眺めた外は陽光が輝き、春の風が吹いて小さな幸福を感じたものである。


一転、今日は再び真冬の寒さが戻る。
世間ではインフルエンザがかなり流行っているという情報もある。
今週はイベントが続くので、とくに体調に気を付けて過ごしたい。
まずは早めに布団へ入ることを実行するつもりだ。


早いもので1月も晦日(みそか)を迎えた。
ついこの前、元旦の朝を迎え「良い年にしたい」と願いを新たにしたのに、明日からはもう2月だ。
時は待ってくれない。
ぼやぼやしていると光速のように過ぎていく。


皆さんは1月を幸福に過ごせましたか。
月末最終日を幸せな気持ちで迎えていますか。
急いで解決しなければならない問題が発生した人はいませんか。
新たな心配ごとに心を痛めていませんか。
体調を落として憂鬱な気分になっていませんか。


昨年末、武田邦彦先生が「幸福」というテーマで語った動画があります。
武田先生は科学者です。
動画は1時間ものです。
ゆっくり見ている時間の余裕がない人も、後で1時間を割いて見てください。
とてもいい話が聴けます。
だまされたと思って見てください。











2017年1月30日月曜日

渋谷駅の再開発  2017.1.30

渋谷




夜中に雨が降ったことを朝起きて知った。


ポストに入っていた新聞が雨除けのビニールで包まれていたからだ。
カーテンを開けて外を眺めると、やはり道路や歩道が雨に濡れて黒く見えた。
空気が乾燥しまくっていたから、この雨は恵みの雨だ。
しかも夜中にそっと降ってくれて、朝までに上がっているのがうれしい。


渋谷駅周辺がリニューアルのため、大規模な工事を行っている。
東急が投資して、さらに立派で便利な駅にする計画である。
始まってからかなり時間がたっており、まだまだ続きそうな勢いだ。


私は渋谷にある料理教室へ毎月一回通っており、そのたびに工事の進捗を記録に残すべく写真を撮っている。
工事の途中経過における景観は、時の経過と共に確実に消えていく。
写真として撮っておけば、後々まで残すことができる。


美しいと感じるもの、消えていくもの。
私が写真を撮る対象はこの二つだ。
渋谷駅の発展過程をこれからも継続して追っていくつもりである。
写真の価値はそこにあると確信しているのだ。





2017年1月29日日曜日

ラグビー伝統校も変わるべき時を迎えている  2017.1.29

中華風即席漬け





今日はサントリーとパナソニックによるラグビー日本選手権決勝が行われる。
国内最高峰のゲームを観ることができるものと思う。
このゲームをもって、昨年秋から行われてきたラグビーシーズンも終了する。


大学ラグビーは帝京が8連覇を記録した。
岩出監督と大学のサポートが功を奏して、気が付けば圧倒的に強いチームを作り上げた。
伝統校と呼ばれる早慶明も、今やまったく歯が立たなくなってしまった。
唯一、東海大だけが肉薄して帝京一強の牙城を崩そうと挑んでいる。


ここまで強くなった帝京は立派だ。
しかし、独走を許している他校も情けないことおびただしい。
帝京の8連覇は他校の無策が作り出したと思っている。
スポーツは競らないとつまらない。
帝京関係者のみ喜ぶ今の大学ラグビー界は健全な姿とはいえない。


帝京は他校を羨ましがらせる分厚いスタッフのサポートと、厳しい日々の鍛錬がベースとなっている。
そこに加えて、外国人留学生の起用が特長である。
ラグビー伝統校の早慶明は日本人選手にこだわっており、外国人留学生は一切入れていない。
それがポリシーなのだろうが、ここまで結果が出せていないのであればポリシーの変更も受け入れなければいけない時期であろう。
あらゆる手を使って、まずは帝京の連覇を阻止するべきである。


そもそも日本代表(ナショナルチーム)のメンバー構成をみると、外国出身者がたくさんいる。
格闘技である以上、体格と体力に優る外国人の起用なくして国際試合は戦えないことは明白だ。
ラグビーとはそういうスポーツである。


早慶明のどこが先に外人禁制をやめて次に踏み出すか。
来シーズンはそこに注目している。






2017年1月28日土曜日

生きる原動力  2017.1.28

新横浜




昨晩、久しぶりにアルコールを飲み、こたつに入りながらテレビを観ていたら寝入ってしまった。


たっぷり1時間くらい熟睡した。
楽しみにしていた番組なのだが睡魔には勝てなかった。
眠いという感覚を感じることなく、ストンと眠りに落ちた。
人生の終わりもこんなだったらいいのにな、と思った。


死ぬ間際というのは人体の機能が脳も含めてかなり低下しているから、苦しみは感じないという説を聞いた。
そうであればありがたい。
死への恐怖は、元気で生きているからこそ強く意識するのかもしれない。
いずれにしても誰もが通る道であり、避けることはできない。
あれこれ案ずること自体が無駄な気もする。
それより大切なのは、生きている時をいかに幸福を感じながら送ることである。


昨日、市民大学の講座後のこと。
85歳の先輩男性とお茶を飲みながらお話しする機会があった。
先輩は足元こそ少し弱っておられるものの、お顔の色つやは良く頭脳も明晰でお元気だ。
小さな会社を経営しており、「金儲けを考えることがボケない秘訣だ」と笑いながらコメントしていた。
金儲けが生きる歓び・意欲につながることはすんなり納得できた。


どんなことに幸福を感じるかは人それぞれである。
私も定年退職後、かなりそれが鮮明になってきた。
幸福に感じる時間を多く持てるよう、お金と時間を工夫して進んでいくつもりだ。
もちろん義務も果たしながら。








2017年1月27日金曜日

日韓関係の悪化  2017.1.27

宮益坂上(渋谷)





今日の首都圏は昼間、南風が吹き3月の陽気になる。
夜は一転、北風が吹いて再び寒くなる予報だ。
午後から外出するが、日中はマフラーを鞄にしのばせて夜に備えようと思う。
気候がコロコロ変わるのは面倒くさいものである。


日韓関係が悪化の一途をたどっている。
かつてご婦人が中心となって韓流ブームに騒いだ時代が幻のようだ。
慰安婦像を釜山に設置した件は、駐韓日本大使の一時帰国を招いた。
さらに、対馬から盗み取った仏像を「もともとわが方のもので、日本(倭寇)が韓国から盗んだものである」と韓国の裁判所が判決を出す始末である。


国家間のトラブルが発生した場合、「冷静に」と自制を求めることが常識になっている。
理屈はその通りなのだが、感情面ではけっして冷静になれないものがある。
この隣国とまともに付き合うのは無理かな、と私には思える。


同じ人間だから、普通の韓国人ひとりひとりとは通じ合うものはあるだろう。
あいにく私は韓国人の知り合いがいないので確かめる術をもたない。
事件だけからの情報による判断だけだから「無理かな」という結論になる。


共通の敵・北朝鮮に対峙する前に日韓で揉めてしまうことは敵を利するだけである。
残念な隣国を持ったものである。



2017年1月26日木曜日

乱世と考えるべし  2017.1.26

明治神宮




正月(1月)もまもなく終わる。


正月の食べ物といえば雑煮であり、私の好物のひとつだ。
元旦から松の内までニコニコしながら食べる。
三食すべて雑煮でもいいくらいの好物だ。
松の内以降はとんと食べなくなるのだが、昨日、急に食べたくなり餅を買ってきた。
今後、だしとスープの作り方を工夫して極上の雑煮味を追求しようと決意した。


世の中は変化する。
日々は少しづつの変化でも、年月を重ねると大きな集積になり気が付くと世界が様変わりしている。
Windows95登場(1995年)以降、IT の普及は世の中を大きく変えた。
はじめはパソコンが家庭に少しづつ普及していく形でスタートし、やがて銀行や小売業ではインターネット取引が不可欠になった。
持ち運べるパソコンの一形態であるスマホの普及もこの変化を後押しした。


少しづつどころか、時には世の中が大きく変化することもある。
昨年の Brexit 、米国大統領選挙はその大きな変化(激変)だった。
ここ数年、中国による領海侵入続発も大きな変化と言えるだろう。
平和ボケしていた日本国民にも、さすがに防衛力強化を主張する声が高まってきた。
報道されないが、中国船は継続して尖閣諸島周辺へ現れているのだ。


私は世界が今、乱世に入ったと認識している。
EU の行方、G7のロシア経済制裁の行方など、ずっと同じ状態が続くとは思えない。
変化を嘆いても何も変わらない。
変化はチャンスと捉える心意気が大切だと思う。









2017年1月25日水曜日

見当はずれなトランプ大統領の指摘  2017.1.25

池上本門寺(東京都大田区)




まもなく節分を迎える。
今年も池上本門寺に有名人が来て、豆まきをすることだろう。
今年は誰が来るのだろうか?
稀勢の里、大谷翔平、錦織などが来ればさぞかし盛り上がることだろう。


トランプ大統領がTPPから離脱する大統領令に署名した。
これは選挙公約なので仕方がないだろう。
日本政府、経済界も昨年11月から織り込み済みだ。
マスコミで取り上げられることはないが、JA など日本の農業、酪農関係者は喜んでいるに違いない。


また、製造をコストの安いメキシコ・カナダで行い、NAFTAを使って関税なしで米国に輸入して稼ぐモデルはトランプ政権下では制限される。
実際、米国内の多くの工場が国外に出ていき、多くの労働者が仕事を失っている。
企業に経済合理性を無秩序に追及させると、国民が不幸になる結果を招く。
したがって、大統領がその流れに竿指すことは悪くない。


いっぽう、日本に対して自動車の貿易不均衡がフェアではないと指摘したが、これは見当はずれだ。
あまり騒ぐと、経済界出身という看板が泣く。
米国車が日本で売れないのはクルマに魅力がないからである。
日本の消費者はクルマを買う時、日本車のほかにベンツ、BMW、フォルクスワーゲンなどドイツ車、ボルボあたりが選択肢となる。
残念ながら大きくてデザインセンスの悪い米国車はほとんどの日本人にとっては対象外だ。


この先、どう展開していくかはわからないが、トランプ大統領がどんなに騒いだとしても日本国民は今のままの米国車を買わないだろう。
買ってもらいたいのならば、我々が買いたくなるような魅力あるクルマを開発するよう3大メーカーが努力することである。
今までの経緯を見た限りでは難しいと思う。
誰が見ても。










2017年1月24日火曜日

日本人がしびれる稀勢の里物語  2017.1.24

JR原宿駅




原宿駅舎が遠からず壊されると聞いた。
味のあるデザインなので、できれば保存を望んでいる。
なくならないうちに写真に収めようと、先日足を運んでみた。
これはやはり残してほしい。


第72代横綱になる稀勢の里は日本人のメンタリティに訴えるものがある。

長い我慢、辛抱の時期をじっと耐えて、花が咲く日を待つ。
なかなかその時は訪れようとしないし、ダメかもしれないと思い悩む日々も数多くある。
ようやくつかめるかな、というチャンスが巡るがあと一歩でつかみ損ねる。
我慢に我慢を重ねた後に、とうとう努力が報われる時が来る・・・。


ドラマ「おしん」もしかり。
「風雪に耐える」、「石の上に三年」という言葉もある。
我々日本人には辛抱強く努力を重ねることを美徳とする文化が息づいている。
「不器用」すら、時に称賛の言葉として使われることがあるほどだ。


稀勢の里の歩みには、こうした日本人好みの要素が満載だ。
久しく日本出身横綱が出なかったことに加えて、日本人の琴線に触れる物語がある。
国民が湧くのも当然である。


横綱は大変だ。
勝って当たり前、負けたら座布団が飛ぶ。
重圧をバネに頑張ってくれると思う。
来場所以降の活躍がとても楽しみである。



2017年1月23日月曜日

ケフィアの効能  2017.1.23


青山通り





知人から昨日聞いた話。
「自分は腸にポリープができやすい体質だった。ところがケフィアを毎日食べるようになって、ポリープができなくなった。」


彼は話を盛るような男ではないので信用できる話だと思った。
ただし、だからと言ってケフィアと腸ポリープに因果関係がある、とまではいえない
たまたま彼がケフィアを食べるようになった時期と、彼のポリープが消えた時期が偶然に重なったかもしれないのだ。
つまり、別の要因で彼の腸にポリープができなくなった可能性も残る。


ケフィアの効能として腸内環境を整える、ということが言われている。
私も毎朝食べているが、便通に効果があるのではないかと感じている。
ただし、ほぼ同時に伊藤園の充実野菜というジュースを飲んでいるので、ケフィアだけが便通に効果的だとも言い切れない。
この2つが便通に効果的なようだとは思うが、科学的に証明できてはいない。
経験値的なことである。


食べ物には言い伝えや体験談が山ほどある。
だが、科学的に証明されたことなのかを疑ってみる必要はある。
正しい話ももちろん多くあるだろうが、無責任あるいは意図的に作られたウソも多い。
生野菜は健康と美容に良い、と盲目的に信じている人は「本当にそうなの?」と疑ったほうがよいと思う。





2017年1月22日日曜日

稀勢の里の優勝に思う  2017.1.22

池上本門寺 五重塔




首都圏の冬は青空がきれいだ。
空を背景にした写真撮影にはもってこいである。
写真は先日、池上本門寺で撮影したもの。
遠くに小さな雲がある以外はすべて青空である。
五重塔が美しく映える。


さて、大相撲では稀勢の里が14日目にして初優勝を決めた。
今日、白鵬に勝てば文句なしで横綱昇進が決まるだろうし、負けたとしても審議会の議題にあがり待望の日本出身横綱が誕生するものと思う。
昨年、「稀勢の里は大関止まり」と決めつけた私は見通しを誤ったことを認めたい。


考えてみれば、優勝はないとはいえ年間最多勝なのだから、誰よりも安定して勝っている大関である。
そもそも「直近二場所での連続優勝またはそれに準ずる成績」という評価基準だけが強い横綱を保証するものではないように思える。
ここ一番の取り組みでの勝負強さに加えて、アベレージ勝率も考慮することは必要だ。


そう考えると稀勢の里は横綱にふさわしい。
今後もよく稽古をして、常に優勝戦線に加わる強い横綱になってほしいと思う。
彼なら”かち上げ”のような、プロレスまがいの技を繰り出すようなことはないだろう。
品のある土俵を務めてもらえると思う。




2017年1月21日土曜日

トランプ大統領就任式と安倍総理の施政方針演説  2017.1.21

新横浜





今朝未明にトランプ大統領の就任式が行われた。


私は起きていられないのでライブを観ていない。
ウラシマ氏(仮名:藤沢市在住)からは「夜通し、ライブを観た」との連絡をもらっている。
素晴らしい。さすがだ。
私も後ほど、ネットで全中継を収録したサイトを探すつもりだ。
マスコミが断片的に切り取った、恣意的な取材は見たくない。


米国大統領の就任式はとても重要なセレモニーだが、日本国民にとっては昨日行われた安倍首相の施政方針演説のほうが、より重要であると思う。
政治の方向性が余すところなく表現されているからだ。
これは新聞に全文掲載されているので、皆さんも目を通すことをお勧めしたい。
昨秋、トランプ氏の当選にびっくり仰天した人は、マスコミの恣意的な”切り取り報道”にやられた人である。


総理の演説には民進党を皮肉った攻撃演説が混じっている。政敵には手厳しい。

日米同盟の重要性を説きながら、基地を普天間から辺野古沖へ移転させると話した後

かつて、「最低でも」と言ったことすら実現せず、失望だけが残りました。威勢のよい言葉だけを並べても、現実は1ミリも変わりません。必要なことは実行です。結果を出すことであります。


働き方改革のところで

抽象的なスローガンを叫ぶだけでは、世の中は変わりません。(中略)言葉だけのパフォーマンスではなく、しっかりと結果を生み出す働き方改革を、皆さん、共に、進めていこうではありませんか。


「おわりに」で

ただ批判に明け暮れたり、言論の府である国会の中でプラカードを掲げても、何も生まれません。



民進党のプラカードには辟易している。
その意味でもこの演説は私にとって痛快であった。








2017年1月20日金曜日

駐韓大使の帰任延期に思う  2017.1.20

 
かにしゅうまい




今日の首都圏は”凍える寒さ”、雪混じりの雨が降る予報だ。


最高気温は6℃までしか上がらないそうだから、これは相当に寒そうだ。
午後に外出するので、いつもより1枚多く着ていこうと思う。
おなかがすいたら、セブンイレブンの温かい肉まんでも食べれば元気が出るかもしれない。


先日、料理教室でかにしゅうまいを作った。
豚ひき肉にかに(缶詰)、しいたけ、しょうが、玉ねぎ、長ねぎを混ぜてこねる。
蒸し器で蒸す。
料理教室のレシピ通りに調理していくと、とてもおいしいかにしゅうまいができた。
長ねぎを加えるのがポイントだそうで、甘みが出るとのこと。
今日みたいに寒い冬の日には、かにしゅうまいが合うはず。


(話は大きく変わり)駐韓大使の帰任延期について。

安倍総理と岸田外相の協議で、一時帰国中の長嶺駐韓大使の帰任延期を決めた。
「韓国側に変化がなく、日本から先に動く必要はない」という理由だ。
当然の判断であり賛成である。


一昨年12月に日韓両政府は慰安婦問題に関して、最終的かつ不可逆的な解決を確認した。
国家間の約束は重い。
にもかかわらず、民間団体が釜山に新たな慰安婦像を設置し、韓国政府はそれに何ら対処できていない。
さらには竹島にも慰安婦像を立てるための募金活動が行われたり、「10億円は返す」などと合意を翻そうと考える次期大統領候補もいる始末だ。


解決を急ぐ理由は日本にはない。
ここは国の尊厳を大切にしてほしい。



2017年1月19日木曜日

上手な短歌  2017.1.19


大桟橋(横浜)





明日は首都圏でも降雪予報が出ている。
幸い昼過ぎくらいから、とのことなので積もることはなさそうだ。
積雪に首都圏はめっぽう弱く、交通機関がひどく混乱する。


新聞の短歌欄(読者投稿)は毎週必ず目を通す。
上手な歌が必ず見つかる。
続けて読んでいると常連さんも多いことに気付く。
常連さんの作風も少しづつわかってきて面白い。


一昨日の歌から。


<仙台市 沼沢 修さん>

日本海の入日に染まる羽越線貨物列車のながき音ゆく

<飯田市 草田 礼子さん>

けんちんと天ぷら漬物家の味たいらげて去る単身赴任の子


わが家では朝日新聞を購読しているが、その報道姿勢に疑問を感じることがたびたびあることは事実だ。
昨日も、今朝も読者投稿欄には首をかしげた。
しかし、すべて NG という訳ではなく長所も数多くある。
この歌壇欄は私が楽しみにしているコンテンツの一つだ。
だから購読を続けている。





2017年1月18日水曜日

欧州の分断  2017.1.18

 富士山を望む(大田区池上)





冬のよく晴れた日は首都圏から富士山を望むことができる。


私の住む横浜市青葉区でも、高台からなら美しい姿を拝むことができる。
先日、池上本門寺に出かけた際も境内の展望台からはっきりと見えた。(写真)
いつもいつも見られるものではないので、とても得した気分になる。
遠く福島県からも条件が整うと見通せるとは知らなかった。


英国・メイ首相がEU離脱方針を発表した。
「一部加盟とか準加盟国とか中途半端な状態になることはしない」ときっぱり宣言した。
移民流入を制限すること、EU単一市場から離脱すること、EUから司法独立することが着地目標だ。
「英国のいいとこ取りは許さない」と態度を硬化させていたEU各国も、これなら文句のつけようがないだろう。
さすがは”誇り高き国”と言われるだけのことはある。
ガツン、ときた。


このニュースだけ聞けばEUは崩壊に向かって動いているのではないかと思ってしまうが、おそらくそんなに簡単な話ではないだろう。
オランダ、ドイツ、フランスでは今年、選挙が行われる。
これらEU先進国の正確な世論が知りたいところである。
つまり、これらの国の国民がEU残留を望んでいるのか、離脱を選ぶのか。


今から10年後、欧州はどんな姿になっているのだろうか。
EU マイナス英国だけで済まず、ギリシャやスペイン、イタリアあたりも離れている可能性はある。
ドイツはリーダーだから、よもや抜けることはないだろうが、メルケル氏が国民の信任を失うようなことがあればどうなるかわからない。


私は今より少ない数で結束する”リトルEU”と、そうではない独立独歩国に分かれるのではないか、と予測する。
つまり欧州の分断である。
皆で仲良くしたくともそうはできないのが、人間の常・世の現実であるからだ。







2017年1月17日火曜日

阪神大震災から22年   2017.1.17






阪神大震災から22年が経過した。
22年も時が経過すると、あれほどの災害であっても”かなり昔の出来事”になる。


震災当時、わが4人家族は大阪府豊中市で生活していた。
子どもたちはまだ小学生だった。
地震の起きる前夜、「がんこ 豊中店」という近所の和食処へ出かけて、家族でかにを食べたことを覚えている。
その翌朝、経験したことのない強い縦揺れに襲われた。


地震のあと1ヶ月後くらいに、東京の父が新幹線に乗って大阪にやってきた。
母を亡くして数か月の父に気晴らしをしてもらおうと企画したのだ。
コンクリート壁の割れ目など地震の残した爪痕を見て、父は地震の大きさを実感していた様子だった。


今朝、当時住んでいた豊中を地図で確認してみた。
近所にスターバックスコーヒーもできて、随分と変わっている。
「がんこ 豊中店」は変わらず同じ場所に店を構えていることがわかった。
遠からず思い出を辿る旅に出ようと思う。
箕面の山道ももう一度歩いてみたい。




2017年1月16日月曜日

投稿方針  2017.1.16

青山学院





昨日にさらに輪をかけた、厳しい寒さに見舞われている。
今朝の室温は昨日より2℃も低い。
今週、来週が寒さの底と思われる。
寒ければ寒いほど、それが緩んだ時の歓びは大きい。
冬を耐え春を待つ心境だ。


当ページの管理者画面で日々のアクセス数を把握している。
年が明けてから、アクセス数が若干増えている。
年賀状で告知を拡げた影響かな、と思う。
新たな方々のために、本ページの投稿方針を記しておきたい。



◆私が想定する読者層◆

・大田区立道塚小学校を昭和43年卒業の同級生の皆さん
・大田区立御園中学校を昭和46年卒業の同級生の皆さん
・都立九段高校を昭和49年卒業の同級生の皆さん
・その他の親しい友人
・その他の友人の友人


”広く浅く”、ではなく”狭く深く”


◆投稿内容◆

・政治・経済・社会一般のイベント(行事・式典、事件)、事象に対する私個人の意見
・趣味、嗜好に関する雑感


◆投稿ポリシー◆

・更新は毎朝10時までに行うよう努力する。
・ページに広告は載せない。
・ニュースではなく意見・考えを書く。
・公序良俗を乱す内容や社会的タブーに抵触することは書かない。
・写真は人々の肖像権に可能な限り配慮する。




よろしくご愛読をお願いします。



2017年1月15日日曜日

厳寒の朝  2017.1.15

空(みなとみらい)





今朝の書斎はいつも以上に冷え込んだ。


朝イチの室温は14℃台。
この数値は今シーズン初めて見た。
北向きの書斎は冷える。
エアコンを効かせ、足温器で足元を温めながら机に向かっている。
パキスタン、北朝鮮と違い、日本は停電がないからありがたい。
世界には電力事情が悪い国はまだまだたくさんあるのだ。


昨夜のウォーキングもしばれた。
気温がなにしろ低い。
おそらく 0℃。
顔が冷たさで痛い。
帰宅する頃には手袋のなかの指先も凍えた。
冷え切った身体を温めてくれる風呂が運動の褒美だ。


全国でセンター試験が行われている。
受験生は降雪がもたらす混乱とも戦わなくてはならないから気苦労が多いと思う。
受験は人生における大きな節目。
私が入試を経験してから40年以上もたつ。
無我夢中で通り過ぎた、わが人生最初の登竜門だった。


ためらいもなく時は過ぎていく。
これから料理教室へ出掛ける。
温かくして行こう。





2017年1月14日土曜日

いつも音楽と共に生きてきた(風と落葉と旅びと:チューインガム)  2017.1.14

神宮球場





昨夜は丸い月のおかげで空がとても明るかった。
浮かぶ雲までもはっきりくっきりと見えた。
まるで昼間のよう。
不思議な感覚を覚えながら1時間のウォーキングを終えた。
月にはうさぎがいると昔の人が言った。
確かに昨夜、月のなかの2本の太線の影がうさぎの耳に見えた。


「風と落葉と旅びと」というフォークソングをご存じだろうか。
チューインガムという女性デュオによる1972年の作品である。
1972年というと私が高校2年生の時だ。
この曲をどこで知ったのか、おそらくラジオで聴いたのだろうが詳細は思い出せない。
いかにも当時の正統派フォークソングの曲調だ。


このチューインガムに関する消息情報がネットにもほとんどない。
彼女たちが大阪府豊中市出身ということは今朝はじめて知った。
私もかつて6年間、豊中で生活したから親近感がわいた。


作詞:松田りか・高崎邦祐
作曲:松田りか

かろうじて作者はわかった。
他の有力な情報はない。
YouTUBEには音源がアップされている。
Apple Music にはない。



私はこの曲が好きだ。


風と落葉と旅びと(←クリック!)




2017年1月13日金曜日

権力闘争(トランプ氏記者会見)  2017.1.13

秩父宮ラグビー場





13日の金曜日である。


子どもの頃はこの日の存在を面白がっていた。
「縁起が悪いんだぜ」と言いながら、本当はそうは思ってなんかおらず、ただ話題として面白がっていたにすぎない。
還暦を越えた今でもこの日を迎えると、ちらっと「13日、金曜日か・・・」と意識する。
実際、日本人でこの日を真に嫌がる人はおそらく少ないと思う。
キリスト教圏ではどうなのだろうか。


トランプ次期大統領の記者会見での振る舞いが米国マスコミの格好のネタになっている。
多くは批判調である。
わが国でもTBSテレビ、テレビ朝日、朝日新聞はトランプ氏に批判的である。


何かの調査で国民のマスコミ報道に対する意識を調べたところ、大手マスコミ報道を信じる人は多いことがわかった。
報道自体を自らの意見としてそのまま採用する可能性は高いと想像できる。
つまり、「鵜呑み」である。


いかなる意見を持とうが民主主義社会だから自由だ。
民主主義社会は素晴らしい。
とはいうものの、可能な限り「鵜呑み」ではなく、ものごとのバックグラウンドを知ったうえで自らの意見を固めていきたいと思っている。
そのためには情報源を偏らさせず広く持つ必要がある。


トランプ次期大統領の記者会見に関して。
選挙戦で米国の大手マスメディアがクリントン氏寄りの報道に終始した背景を見逃すことはできない。
CNN しかり、New York Times しかり。
とくに CNN はケント・ギルバート氏が「CNNのCはクリントンのC」とまで揶揄するくらい偏っていた。
クリントン氏有利を報道し続けた挙句、予測をはずした。
報道する側の意識と選挙民の意識が隔絶していたことが明らかになってしまった。


トランプ氏にはそんな大手マスコミに対する嫌悪感がある。
マスコミ側も今度はトランプ氏のロシア関連疑惑を報道して、再び挑んでいる。
そんな権力闘争が背景にあることは押さえておく必要がある。





2017年1月12日木曜日

宇良(芸術的なお相撲さん)   2017.1.12

東京ガーデンテラス紀尾井町





首都圏に住む人は今日、明日の夜に空を見あげることをお勧めする。
寒天に輝く、丸い大きな月を拝むことができる。
ここ数日は晴れ予報なのできっと見えると思う。
そういえば、村上春樹の「1Q84」では主人公がある日突然、夜空に月が2つ見えるようになる設定だったことを思い出した。


大相撲1月場所が始まった。

私は毎日16時くらいからテレビ中継を観る。
今場所は大関の綱取り騒ぎがなく、比較的落ち着いている。
最高にうまくいけば稀勢の里に可能性があるといえるが、序盤5日を終えてみないとわからない。
今日勝てば5連勝になるので、そうなればNHKアナウンサーが黙っていないだろう。
昨年は盛り上げるだけ盛り上げて、そして盛り下がる繰り返しだった。
まぁ、それもまた相撲のうちではある。


これからさらに強くなりそうな力士は貴ノ岩(10枚目:4連勝)、千代翔馬(6枚目:3勝1敗)、玉鷲(関脇:3勝1敗)らモンゴル勢と御嶽海(筆頭:3勝1敗)だ。
モンゴル勢は身体の均整がとれている。
彼らが上がれば上から落ちてくる力士が出る。
大関4人とて安泰ではない。
安泰どころか尻に火が付いている。


十両の宇良(4連勝)は素晴らしい。
彼はまさに業師である。
気が付けば身体も大きくなってきた。
一生懸命稽古をし、がんがん食べているとみえる。
昨日の粘り腰は驚異的だった。
こんな残し方をする力士は見たことがない。





※NHKの映像なので遠からず削除されるかもしれません







2017年1月11日水曜日

トランプ氏の記者会見  2017.1.11

神宮外苑




1が並ぶゾロ目の日である。
1月11日、2月22日、11月11日を迎えるといつも「縁起良し」と少し意識する。


今日はトランプ氏記者会見に注目している。
氏は次期大統領の当選を決めてから今まで、勝利宣言を除いて記者会見は行っていない。
その代わり、 twitter でのメッセージ発信で大きな影響力を発揮している。
中国しかり、GM・FORD・トヨタしかりである。


20日の就任式はセレモニーなので厳粛さが求められる。
氏の発言も脱線はせず、米国の理念を再確認し国民の融和・団結を訴えるスタイルになると思う。
新政権の目標ははっきりしていて、Make America Great Again だ。
このフレーズに沿ったスピーチが話されると思う。


今日の記者会見では就任式よりも現実的な政策が見えてくるはずだ。
減税とインフラ投資を軸に経済を浮揚させる。
製造業を米国に呼び戻し、失われた雇用を回復させる。
不法移民を国外退去させる。(移民排除ではなく不法移民の排除) 
などなど。


FORD、トヨタに向けられた twitter メッセージから明らかになったことがある。
製造を低賃金のカナダ、メキシコで行い、NAFTA(北米自由貿易協定)を利用して関税なしで米国へ輸入し販売する、というビジネスモデルを認めないということだ。
米国の雇用を失わせる企業行動が制限される。


自由貿易は原則論としては良いことだが、人々の雇用を奪う使われ方は困る。
このトランプ氏の考え方には理がある。
政治と経済の目的は人々を幸せにすることであり、経済合理性の追求ではない。


2017年1月10日火曜日

進むキャッシュレス  2017.1.10

横浜港





正月明けに神社の賽銭を白装束の銀行員が数えるテレビ映像が毎年必ず映される。
この光景もそう遠くない将来、見られなくなるのではないか。
先週のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト:テレ東)を観てそう思った。


わが国のキャッシュレス決済比率は現在19%である。(2015年:経産省)
ところが世界の状況ははるかに進んでいる。
韓国 54%、中国 55%、米国 41%であり、さらにスウェーデンになると98%が電子決済で貨幣はほとんど使わない。 
貨幣が使えない店が少なくないのだ。
これは知らなかったし、驚きだった。
私は遅れている。


スウェーデンでは銀行6社が共同で運営する swish というスマホアプリでの決済が普及している。
スマホから相手の電話番号などをキーに、銀行口座を介して支払いが行われる仕組みだ。
クレジットカードと swish が露天商あたりでも使えるので、現金が必要ない。
教会の寄付もクレジットカードの差込口を持つ機械で行っている。


現金支払いは払う方も受け取る方も数える手間がかかる。
今より電子マネーが普及すれば、コンビニ強盗もなくなるだろう。
国としても商取引の詳細が透明化され、税の捕捉率を向上できる。


最近、わが家でも買い物のキャッシュレス化が著しい。
スーパーの買い物はほぼすべてクレジットカードで行うようになった。
少額の購入でも”チリ積(つも)”でポイントがたまるし、おつりの小銭がジャラジャラしないのがありがたい。


日本でもキャッシュレスが今後、急速に進むことは間違いない。
とはいえ、今の高齢者はおそらく現金を使い続けることだろう。
お年寄りは新たな仕組みへの対応が難しい。
私も「必要ないから」と粋がってガラケーを愛用しているが、スマホでなければ支払いができなくなる時も近いと確信した。
世の中の動きに対応していかなければ生きるのが不自由になる。





2017年1月9日月曜日

駐韓大使の一時帰国   2017.1.9

みなとみらい






昨日は天気が悪く、終日、家の中でおとなしくしていた。
夕方、ゴミ出しで外に出た時、風まじりの冷たい雨にあたった。
ほんの少しの時間だったが、寒さが身体に沁みた。
暖かい家のなかで暮らせるのは幸せなことだと実感した。


今日は午後、大学ラグビー決勝がある。
帝京大と東海大の迫力ある肉弾戦が観られることだろう。
この2校の選手たちは身体が大きく太い。
タックルを受けながらパスする、華麗なオフロード・パスが両校とも上手だ。


今回は東海大にも勝ち目があると思っている。
もし勝てば初めての大学日本一になる。
スクラムで帝京を崩せるか、とても興味深い。
ここ数年、帝京の強さは際立っているが、いくらなんでも8連覇はやりすぎだ。
変化がほしい。
帝京一強の構図に飽きているのだ。


韓国に対する日本政府の抗議について。
長嶺大使の一時帰国、通貨スワップ協定再会協議の中断は当然の措置として全面的に支持する。
像を設置した民間団体をコントロールできない韓国政府はなさけない。
あとは韓国の内政問題なのだから、わが国政府は向こうの出方を待っていればよい。



2017年1月8日日曜日

人間の負の本性   2017.1.8

みなとみらい





日本は世界第三位のGDPを持つ経済大国である。


科学技術レベルは高く、クルマなど工業製品の品質は世界での評価が高い。
さらに平和で安全、清潔な国である。
治安の良さ、衛生管理面ではおそらく世界一だと思う。
国民の多くは勤勉で礼儀正しく、規律をきちんと守る。
こんな素晴らしい国を次世代に受け継いでいきたいと願う。


日本で生まれ、日本で育ち、日本で働いているとこうした美点を意識することは少ない。
外国旅行へ出かけると日本の素晴らしさがわかる。
経験のある人は多いと思う。
日本の素晴らしさをもたらしているものは何だろうか。


<産業競争力の源泉>

国民の教育レベルが高いこと。

<治安の良さの源泉>

古来からの道徳が親から子へ躾けられていること。
(盗むべからず、お天道様が見ている)

国民はほぼ等しく平等で、他国で見られる人種差別、階級差別がほとんどないこと。



最近、国際ニュースでおぞましい映像を観た。
ミャンマー西部で行われている少数民族(ロヒンギャ)迫害、メキシコでのスーパーマーケット略奪である。
いずれもわが国ではけっして起きないことだ。
人間の負の本性が見て取れる。