2016年2月29日月曜日

女子マラソンの代表選考   2016.2.29

渋谷区





4年に1度の2月29日。
この日付に生まれた人は毎年の誕生日をいつ祝うのだろうか。
普通に考えると3月1日が妥当だと思うがどうなのだろう。



さて、最近のニュースで心にひっかることといえば女子マラソンの代表選考だ。
大阪マラソンで優勝した福士選手が現時点では代表に内定していない。
落選の可能性が皆無ではないので3月の名古屋にも出場すると意思表示している。



問題が発生したら、分析・検討して対策を立てる。
どんな組織でもおこなっていることだ。
女子マラソンは代表選考プロセスでほぼ毎回すったもんだする。
過去から学ばない陸連(日本陸上競技連盟)は本当に不思議な組織だ。


世の中には、わかってはいてもできないことがあることは認めたい。
ただし女子マラソン選考基準はそうではないだろう。
論理的に納得性のある選考基準をさっさと決めて、次回からはスパッと適用しなければ陸連は恥ずかしい。



昔、江本投手(阪神)が「ベンチがアホやから野球ができへん」と言って問題になったことを思い出す。
女子マラソン選手たちが気の毒である。




2016年2月28日日曜日

春の訪れ   2016.2.28

横浜市青葉区





好天に誘われて鶴見川支流(矢作川)の遊歩道へ足を延ばしてみた。



片道30分かかるので、たまに元気があるときだけ歩く。
最近はトイレが近いので(頻尿)、そのことも考慮しなくてはならない。
歳をとっていくと煩わしいことが増えるものだ。



土手沿いの畑で赤い梅と白い梅が咲き誇っていた。
大好きな冬が去りつつある。
そして、少し苦手な春が訪れているのだ。
梅の花を見るとそれを受け入れざるを得ないことを悟る。



これからは春も好きになる努力をしなければ。
そんなことを思いながら、空気はまだ冷たいけど日差しは暖かい土手をゆっくりと歩いた。







2016年2月27日土曜日

音楽の医学的効能(サウンドサプリ)   2016.2.27

歌舞伎座





音楽がヒトの心理に働きかけることに疑いは持たない。
音楽は私たちの喜怒哀楽と共にある。
音楽は本当に素晴らしい。



「サウンドサプリメント」というサイトがある。
営利を目的としない無料サイトだ。
最近、ひょんなことから見つけて愛用している。
皆さんも試してみてほしい。



サウンドサプリメント(← クリック!)



サウンドサプリメントとは・・・(サイトから引用)

クラシック音楽が持つ心理的効果に着目。
美肌や便秘、睡眠、頭痛といった体調やリラックスしたい時、
恋をした時・泣きたい時などその時の体調や気分に合わせて
クラシック音楽の名曲を処方しました。





2016年2月26日金曜日

続 MAKE AMERICA GREAT AGAIN    2016.2.26

日本武道館






今日が寒さの底だそうだ。
明日から紐が少しづつほどけていくように徐々に暖かくなっていくのだろう。



昨日の投稿でアメリカ大統領選を書いた。
夜になって「クローズアップ現代」(NHK)でも同じテーマが取り上げられていたので興味深く見た。
クロ現によると、今回の選挙は”異変”だという。
米国政治の既成勢力ではないサンダース氏、トランプ氏の台頭には、広がる格差に対する国民の怒りが背景にあると分析している。
MAKE AMERICA GREAT AGAIN はアメリカ人共通の心情だと思うが、クロ現を見て今回の選挙のキーワードは「格差」だということがよくわかった。




多くの若者がサンダース氏を熱烈に支持するのは、かなり高い大学授業料支払いに学生が困っているからだ。
米国の大学授業料は年間4-5百万円もするので、多くの学生が奨学金や学生ローンに頼っているそうだ。
日本とはかなり違う。
スーパーリッチ層への課税を強化して大学授業料無償化の財源にするという主張が若者に受けている。
つまるところは「経済問題」なのである。



トランプ氏は自身の誇りとして、実業家として今まで多くの雇用を生み出してきたことをアピールしている。
どの大統領よりもJOB(仕事)を作り出す、が公約である。
不法移民による格安な労働力が、ローテク仕事に従事する国民の職を奪っているのは現実のようだ。
こちらも「経済問題」である。



経済的困窮の解消に希望を託してサンダース氏、トランプ氏に高い支持が集まっていることがよくわかった。
支持理由が切実だからこの勢いは続くと私は確信した。
政治とは結局のところ経済問題の解消なのだ、と今さらながら改めて強く感じ入った次第である。







2016年2月25日木曜日

MAKE AMERICA GREAT AGAIN    2016.2.25

皇居内






昨日から気温が低い。



今朝は布団の中で寒さを感じた。
こんなことは珍しい。
風邪をひいたのかと思ったが、今のところはどうやら大丈夫なようだ。
用心するに越したことはない。



さて、アメリカ大統領の候補者指名争いが興味深い。
民主党・サンダース氏、共和党・トランプ氏への支持がかなり集まる結果となった。
二人とも昨年までは本命候補ではなかった。
3月に数多くの州で予備選が行われるスーパー チューズデイの結果次第では、名実ともに本命候補へ躍り出る可能性がある。



私は大統領選の仕組みの詳細をよく理解していない。
にわか勉強でわかったことは以下のとおりである。

①夏に民主党、共和党の候補者がそれぞれ一人に絞られる。
②11月に各州の選挙人による投票で新大統領が決定する。

すなわち今は夏の候補者選定に向けたプロセスなのだ。
まだまだ先は長い。



なぜ、これほどまでトランプ氏に人気が集まるのだろうか。
私は彼の選挙スローガンにその秘訣があるのではないかと推測している。

MAKE AMERICA GREAT AGAIN

このスローガンは多くの米国人の心にスッと入るであろう。
米国人は皆、米国が世界一 great であり続けるべきだと思っている。
最近そうとも言えなくなってきている現実から盛り返したいと思っている。
そこにトランプ氏の国粋的な主張が訴求できているのではないか。







2016年2月24日水曜日

民主・維新の合流、共産党の選挙戦略    2016.2.24

 JR飯田橋駅





一週間前に先送りが報道された民主・維新の合流が息を吹き返し、来週にも実施されることになった。
意思決定できない民主党にしては珍しいことで、「やればできるじゃないか」と思った。



息を吹き返した理由は2つ。
ひとつは民主の解党を要求していた維新が妥協したこと。
もうひとつは維新の比例当選議員がこのまま参院選を迎えると全滅する予想があり、合流するなら今しかないと判断したためだ。

民主も今の党名ではダメ政権のイメージを払しょくできないため党名を変えるチャンスと捉えたようだ。
名称変更というのは実に大切で、人々の持つイメージを変える効果がある。
商品名ひとつで商品が売れたり売れなかったりすることはよくあることだ。
これを機会に民主・維新連合が建設的な野党に生まれ変わってもらいたい。



自民党にとって脅威なのは、共産党が一人区で候補者擁立を妥協することを決定したことだろう。
従来はすべての選挙区に候補者を立てていたが、野党同士で調整しましょうということだ。
もし実現すれば参院選の結果が大きく変わる可能性がある。
自民党の圧勝がなくなるかもしれない。







2016年2月23日火曜日

英国の国民投票のゆくえ   2016.2.23

飯田橋へ続く通学路




昨夜は雨だった。
今朝は雨はあがったがどんよりとした曇りで、ぐずついた天気が続く。
高気圧が安定支配する冬が終わりかけている証拠だ。



今、私が気になる世界のニュースのひとつが英国のEU離脱を問う国民投票のゆくえだ。
6月23日に実施されると発表されたので、現状維持か離脱かが4ヶ月後に決まる。
仮に英国がEUを離脱すると日本にも影響がある。



英国離脱でEUの先行きが懸念され、ユーロが売られる。
為替はユーロ安、円高になる。
円高になると日本の企業業績にマイナス圧力がかかる。
そして、景気後退というシナリオだ。



また、スコットランドの独立問題が再燃するとの予測がある。
一昨年、僅差で踏みとどまった例の問題だ。
なぜならばスコットランドはEU加盟賛成が大勢を占めるからだ。

英国はEUとは違う、税金を英国のためにだけ使いたい、という感情論でEU離脱を選択するとかなり事態が深刻になる。
自由貿易圏を守りたい英国経済界は、当然ながらEU残留を望むだろう。
英国の輸出は4割がEU向けだからウェイトは極めて高い。




ここはひとつ英国民がバランス感覚を発揮してもらいたいと切に願っている。





2016年2月22日月曜日

プロレスの思い出   2016.2.22

千代田区立九段中等教育学校(旧都立九段高校)





日曜日の夕方は「バンキシャ!」(日本テレビ)を観ることが多い。
通常のニュース番組にはない独自取材が面白い。
昨日はミャンマーの人たちに日本のプロレスを普及させたいという試みが放送された。



番組を見ていて思った。
我々の世代(男子)は小学生時代にプロレスが好きだった世代なのではないか。
たしか日曜日の夜8時台だったと思うが、白黒テレビでプロレス中継を夢中で観た記憶がある。
力道山、豊登、吉村らの日本人レスラーが外人レスラーに反則技で攻め込まれ、最後に逆転するというのが標準的なシナリオだった。
まさに勧善懲悪だ。



外人レスラーで覚えているのはブラッシーやデストロイヤー。
ブラッシーは嚙みつきを得意とし、「吸血鬼」と呼ばれた。
デストロイヤーの必殺技は四の字固め。
これが入ると足が折れると恐れられ、とても強かった。
ハラハラしながら観たものである。
デストロイヤーは後にタレントとしてテレビに登場するようになった。



母に布で覆面を作ってもらい、兄がそれをかぶってプロレスごっこもした。
はしゃぎすぎてガラスを割り、仕事から帰宅した父に怒鳴られるのがパターンだった。
無邪気な頃の懐かしい思い出である。











2016年2月21日日曜日

日高屋のラーメン   2016.2.21







春と呼ぶにはまだ早いが春の嵐もどきが去った。
2月も早や下旬である。



写真は撮影に出かけた日の昼食で食べた日高屋ラーメン。
味と値段のバランス(コスパ)は二重丸である。
なにしろ390円なのだから。
味は昔よく食べたピーエンロ(道塚)のラーメンに似ている。
ワンロン(西六郷)もこのタイプだ。
これに餃子をプラスして5百数十円。
日銀総裁が言うほどデフレも悪くないな、と思う。



ラーメンはピンからキリで、高いものだと千円くらいするようだ。
こってりとか、あっさりとか、博多だ、喜多方だ、札幌だ、とバリエーションが実に豊富だ。
私は醤油でスープが透けているタイプが好きだ。
日高屋は私の好むラーメンを提供してくれる。



かつて「カンブリア宮殿」(テレビ東京)に日高屋の神田正社長が出ていた。
持論は「味は普通で良い。点数で言えば75点くらい。あまりうまいと毎日食べられない。たまにはいいけど、ちょっと抜けたような味がちょうどよい」というものだった。



これからも普通の味のラーメンを提供してもらいたい。







2016年2月20日土曜日

朝日新聞社の勘違い  2016.2.20

千代田区





天声人語は朝日新聞の看板ともいうべきコラムである。



入学試験の国語問題にもよく使われることで有名だ。
朝日新聞社に記者として入社する人は、ここに執筆できることを目標とする人も多いのではないかと思う。
記者の「あがり」でありエリートコースなのだろう。
文字量もほどほどで気軽に読めるから、私もほぼ毎日目を通す。
今朝もいつものように読み始めたのだが、残念ながらハズレと言わざるを得ないものだった。


<引用>
今年の春は楽しみが一つ増えた。そう思っていただく方もあろうか。4月1日から夏目漱石の「吾輩は猫である」の連載が本紙で始まる。

<引用終わり>



明治の文豪・夏目漱石が朝日新聞社の社員だったことは、同社社員の大いなる誇りなのだろう。
数年前から「門」や「それから」など、夏目漱石の小説が朝刊に連載されていることでそれは想像がつく。
いよいよ満を持して代表作「吾輩は・・・」を連載するのだ!、と執筆者は思っているに違いない。
そうだとしたらそれは悲しい勘違いである。
朝日新聞社は読者調査をしてニーズを把握したほうがいい。



せっかくの企画にケチをつけるのもなんだが、いまどき漱石を読みたい人は少ないと思う。
しかも、過去作品を小出しに連載する意味がわからない。
新作ならいざ知らず。



私は小説を選ぶ場合、遠い時代のものは読む気になれない。
この20年で身の回りは大きく変化した。
パソコン、ケータイ、スマホが生活様式を一変させたし、タバコを吸う人も少なくなった。
女性の社会進出、LGBTへの配慮、マイナス金利...
価値観、生活スタイルが激変したので、それ以前の時代の小説を読んでもしっくり心に響いてこない。
だから夏目漱石はパスである。






2016年2月19日金曜日

小保方さんに関する小さな情報   2016.2.19

乃木坂





天気予報によると今日の首都圏は4月上旬の暖かさになるという。
かつて三寒四温は3月の現象だったが、今や2月でも発生している感がある。



さて、今日と明日はEU首脳会議が開かれる。
EUは日本から遠いのでどうしても関心が薄くなるが、少しは注目をしておきたいと常に思っている。
現在、EUの抱える主な問題はテロ対策、中東難民だと思う。
イギリス・キャメロン首相が難民への福祉対策レベルを下げるよう、EU各国と議論するそうだ。
同国がEUに残留するか否か、この会議の結論が左右すると報道されており気になる。



いっぽうかなりローカルで、かつニッチなニュースだが小保方さんに関する昨日の小さな報道も気になっている。
理化学研究所の若山研究室からES細胞が盗まれたと告発があり、小保方さんが参考人として兵庫県警の任意事情聴取に応じたという。
メディアの報道はこれ以上のものは今のところない。



「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」という長い名称の会が存在する。
そのサイトには、小保方さんの代理人を通じた情報が昨日付けで投稿されている。
興味のある人はアクセスしてみてください。








2016年2月18日木曜日

民主・維新の合流先送りに思う  2016.2.18

ANAインターコンチネンタル





日々、日暮れの時刻が遅くなっていることを実感する。
まだ外の気温は低いが、徐々に春に向かっている。
花粉が飛んでいるそうだが、幸いなことに花粉症には縁がなく被害はない。
花粉に反応する人は気の毒である。



さて、民主党と維新の党の合流が参院選後に先送りになったとの報道があった。
予想通りのつまらない結論だな、というのが私の感想である。
民主党は自民党を割って出た「自民出身派」と、連合や日教組を後ろ盾とする「左派」と、松下政経塾出身や公募から議員になった「理想派」が同居する寄り合い所帯である。
何かを決断する時にいつも意見が割れるのはそのせいだ。
もともとひとつにまとまるのは困難なのである。



いっぽう、維新の党の党首・松野氏は民主党が政権から滑り落ちた後に離党した人である。
苦しいときに党を離れた松野氏へ冷ややかな感情を持つ民主党議員は多いことは想像に難くない。
そんな維新の党と合流しようというのだから理解に苦しむ。
合流話そのものが無理筋だった。



自民党が強すぎるから野党が束にならなくては、というのが合流の動機である。
つまり選挙戦術であり、「国政のために」という大義がない動きだ。
政治的に異質な集団同士がなんとかひとつの党に収まっている民主党の行く末は、他党との合流よりも解体分離なのだと予測する。
先送りという優柔不断な結論は、そうするしか術がないからである。
将来、維新の党と同流するとしたら民主党が割れた後だろう。









2016年2月17日水曜日

原油安に歯止めがかかる   2016.2.17

 皇居





原油安が世界経済を揺るがして久しい。
原油輸出に経済依存する産油国は、大幅な収入減でそれ以上に苦しい。
最近の記事で石油輸出国ベネズエラが苦境に陥っていると報道されていた。



昨日、原油生産国側に大きな動きがあった。
サウジアラビア、ロシア、ベネズエラ、カタールの4国が増産凍結に合意したのだ。
世界に与える影響をみるため石油生産国のデータを参照してみた。



1位  アメリカ      1,397万バレル/年
2位  サウジアラビア 1,162
3位  ロシア       1,085
4位  中国                   452
5位  カナダ        438

                                                            ※2014年度



ベネズエラ、カタールのデータはなかったが、サウジとロシアが生産量において大きなウェイトを占めていることがわかる。
増産凍結が実現すれば世界的な原油安に一定の効果が見込めると思う。
ちなみにアメリカがトップに躍り出ているのは、シェール革命によるものだ。
4~5年前までは3位につけていた。
シェール革命の持つ意義がよくわかる。



サウジ、ロシアが主導することで世界的な原油安に歯止めがかかるだろう。
4国合意は世界経済の流れを変えるイベントになる。
実施にあたってはイラン(7位)、イラク(8位)の合意が条件で、現時点では実施は正式決定していない。














2016年2月16日火曜日

丸川大臣   2016.2.16

千代田区





青空が戻った。
冬9割、春1割の日差しである。
青空は心も明るくする。



さて昨日、国会予算審議会のテレビ中継を観た。
民主党議員が甘利元大臣秘書の口利き疑惑を追及していた。
「まだ、しつこくやっているのか?」と私は感じた。
口利き自体が本当に行われていたとしたら悪しきことだが、裁きは国会の場ではなく警察や司法の場に移したほうがよい。
政権を攻撃して我田引水を狙うのはやめてもらいたい。



丸川環境大臣の長野での失言問題について。

「年間1mmシーベルト以下」は何の根拠もなく、当時の環境大臣が決めたと発言したことを認め謝罪した。
大事なテーマなのでこの失言は痛い。
しっかりと事前に事実関係の裏取りをしてもらいたかった。
「言っていない」ととぼけようとしたことも見苦しい。



丸川大臣に関しては局アナ時代の印象が強く、私のなかではどうしても軽い存在に映ってしまう。
「芸人が面白いことをしゃべるなか、全く笑わない彼女」というシーンがかつてテレビ番組のなかであった。
私はそのシーンが忘れられない。
東大卒の女子アナ、というインパクトもあった。



彼女のマスコミに対する意見は私と合致する。
「自分の身を安全なところにおいて批判していれば商売が成り立つ」
「文句は言うけれど何も責任は取らない」
同感である。






2016年2月15日月曜日

素人の推測   2016.2.15

港区





新聞休刊日である。
毎朝、新聞に目を通しながら食事することがルーチンなので休刊は痛い。
新聞、しかも紙で読む人はコンサバティブ(保守的)に属すると思うが、長い間の生活習慣は変えられない。



さて、1月29日の日銀金融政策会合で導入を決めたマイナス金利だが、銀行の株価が大きく下がったり生保が利回り確保に困ったりで予想以上の混乱を招いているように報道されている。
国民も大事な預金の行方(ゆくえ)に一抹の不安を覚えた人も多いと思う。
日経平均株価と為替はいったん円安株高へ動いたが、その後すぐに円高株安へ戻り加速すらしている。



ここからは私の仮定に基づく予測である。
そのつもりでお読みください。

マイナス金利導入発表後の銀行株急落については政府や日銀の想定を越えていると仮定する。
銀行株下落は全体の株安にも影響を与えている。
日銀のミッションは物価安定もあるが、金融システム安定のほうがもっと重要である。



先週の金曜日(2/12)、安倍総理と黒田日銀総裁が緊急ミーティングを行った。
そこでの結論は「マイナス金利導入見送り」だったのではないかと私は推測している。
マイナス金利は開始予定が2月16日だが、今日、黒田総裁が日銀政策委員8名を招集して結論を変えれば時間的には間に合う。



今の円高株安を止めるにはこれしかないと思っている。
消費税増税を再延期すれば、さらに効果は大きいはずである。






2016年2月14日日曜日

坂崎幸之助が歌う「ブルーバレンタインデー」  2016.2.14

毎日新聞社(千代田区)






予報通り、朝から風まじりの雨が降っている。
気温も高く、室内でも20℃だ。
今朝はエアコンをつけずに食事をした。



さて、今日はバレンタインデー。
バレンタインデーに関する話題としてほぼ毎年必ず書いているのが、大瀧詠一の「ブルーバレンタインデー」。
定番の話題である。
長くこのサイトを愛読してくれている読者には耳タコかもしれないが今年も書いちゃう。



私が札幌で社会人生活を開始したのは1978年の秋である。
札幌には高校の同級生・カンダチ氏が北大生として暮らしていた。
彼の下宿に遊びに行った折、教えてもらったのが大瀧詠一のアルバム「ナイアガラ カレンダー」だった。
大瀧詠一の存在を知らなかった私は、さまざまな音楽的引出しを持つ氏の創作力にいっぺんに魅かれた。
そのなかでも「ブルーバレンタインデー」の醸し出す哀愁に、心を強く動かされたのである。



YouTube で検索していたら、坂崎幸之助が歌うDJ音源が見つかった。
少し歌詞を間違えて歌っているものの、坂崎が大瀧をリスペクトしているのがよくわかる。
元祖の音源と共に味わってみてください。




大瀧詠一 「ブルーバレンタインデー」(← クリック!)

坂崎幸之助 ブルーバレンタインデー」(← クリック!)






2016年2月13日土曜日

風雲急を告げる世界経済   2016.2.13

国会議事堂(千代田区)





今日、明日は気温が上がる予報が出ている。
とくに明日は東京の最高気温が23℃になるという。
この時期にこの暖かさでは、人間も草木も調子が狂ってしまいそうだ。



調子が狂っているといえば経済だろう。
昨日、日経平均株価が15,000円を割った。
年初からズルズル落ちて、下落金額は4千円を超えた。
営業日数は28日である。



あのリーマンショック後にも日本株は大きく値を下げた。
9月中旬から10月下旬までの28営業日で下落金額は5千円だから、今年の下落規模はリーマンショックの8掛けということになる。
だから尋常ではない事態だと認識したほうがよい。



昨日、安倍総理と黒田日銀総裁が首相官邸で1時間を超える緊急ミーティングを行っている。
何が話し合われたかはマスコミに明らかにされることはない。
総理と日銀総裁の発言は極めて重く、為替や株価に大きな直接的影響を与えるからだ。
「まったくなす術(すべ)がないですな。」という結論で終わったはずはなく、今後の打ち手には注目が集まる。



月末にはG20サミットも開かれる。
世界的な経済不安に対する有効な手立てが発信されることを期待している。






2016年2月12日金曜日

拓郎がライブをやる   2016.2.12

青山学院大学(渋谷区)





急激な円高が止まらない。



昨日は115円台からスタートして、一時110円台を付ける局面もあった。
最終的には112円台まで戻したが、心落ち着かない日本人は多いと思う。
トヨタをはじめ日本企業の多くは115円が想定為替レートなので、これを下回る現在の水準は利益下押し要因になる。
企業活動自体は変わらないのに利益が上下するというのもおかしな仕組みだと思うが、変動相場制だから仕方がない。




さて、昨夜の報道ステーションで吉田拓郎が「今年はライブをやります」と発言した。
眠っていた拓郎が活動してくれることはファンとして歓迎だが、またぞろチケットの争奪戦が起きるのは必至で、それが憂鬱だ。
ネットで公平な抽選が行われることを期待したい。



CDを買うとチケット申し込み権が付く、などというあざとい商法は絶対やめてもらいたい。
かつてCDを買ってチケットを申し込んだが外れた、嫌な思い出がある。
ヤフオクに超高値で出品する不届き者が出ないよう対策を施してもらいたい。










2016年2月11日木曜日

今夜の報ステ(テレ朝)で吉田拓郎と古舘氏が対談   2016.2.11






今夜の「報道ステーション」(テレビ朝日)で、吉田拓郎と古舘氏の対談が放送されます。



最近、コンサートもしないしテレビにも登場しない吉田拓郎の姿を久しぶりに見ることができます。
古舘氏が拓郎をさえぎってしゃべりすぎないか、少々心配ではありますが内容に期待しております。
ファンの方はお見逃しなく。






2016年2月10日水曜日

朝食   2016.2.10







昨日は日経平均株価が1日にして918円も下がり、円高も進行。
春節で休みの中国を除いた世界の証券市場ではどこも株安に動いたが、他市場が▼1%程度なのに東京だけが▼5%台と突出した下げを記録した。
金融を生業(なりわい)にしている人々は常に心落ち着かず、本当に大変だと思う。
私の30数年にわたるサラリーマン生活では、こうした苦労はなかった。
別の苦労はもちろんあったが。



さて、写真は今朝の朝食である。
左上から野菜ジュース、バナナ、ケフィア、カフェオレ、トースト、ベーコンエッグ。
このところ、ほぼ毎朝同じメニューだ。
これらメニューを自分で用意し、皿洗いまで行うのが我が家のルールである。



朝食を揃えるのもけっこう工数がかかる。
お皿を用意する、冷蔵庫から牛乳、卵、パンを出す、やかんでお湯を沸かす、卵を割り白身と黄身を溶く、フライパンに油を入れる・・・
毎朝、どうしたら最も効率的かを考えながら作業している。
ちょうどよい頭の体操だ。



これらをすべて平らげ、最後はサプリメントで締めて終わる。
朝刊に目を通しながら。
うるさいからテレビは付けない。






2016年2月9日火曜日

1円の本(amazon)   2016.2.9

千代田区






ドル円が再び円高に振れている。



日銀が「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」に踏み切り、121円/$まで円安になったと思ったら、今朝は115円台をつけている。
日本の主要企業でも想定為替レートを115円に変更する企業が相次いでいる。
米国の1月度雇用統計が低調だったため、追加利上げの可能性が低くなりドルが売られてドル安へ。
安全資産である円が買われて円高、というストーリーだそうだ。



さて、amazon で本を買ったことがある人なら、中古本が破格で買えることをすでにご存じだと思う。
中古本といっても他人が読み捨てた古本ではなく、流通過程で売れ残った新刊だと思われる。つまり状態は悪くないのだ。
私が昨秋から買っている本はほとんどすべてが中古本である。



以下は私が昨秋から購入した本のリストだ。


■日本を救ったリフレ派経済学  原田泰 著

  220円 + 257円(配送料および取扱手数料)

  ※新刊は918円 

■アベノミクスの終焉  服部 茂幸 著

  128円 + 257円配送料および取扱手数料)

  ※新刊は799円 

■アベノミクスのゆくえ 現在・過去・未来の視点から考える片岡 剛士 著


   55円 + 257円配送料および取扱手数料)

 ※新刊は950円

■政治家の殺し方 中田宏 著


  1円 + 257円配送料および取扱手数料)

  ※新刊は1,028円

■ハイブリッド  木野龍逸 著


  1円 + 257円配送料および取扱手数料)

  ※新刊は810円 



とくに直近の2冊は価格が1円である。

タダでもよいのだろうが0円表示はできないのだろう。
1円であっても amazon に登録している書店が扱うのは理由がある。
登録していると amazon から出展料が入るそうだ。
つまり amazon としては品揃えを豊富にしたいと思っている。
そこで多くの書店に名前を連ねてもらうために出展料を支払う。
amazon 恐るべし、である。



新刊を定価で買ったのは小保方さんの「あの日」だけである。(1,512円)

さすがに「あの日」には中古本はない。





2016年2月8日月曜日

いつも音楽と共に生きてきた(空に星があるように:荒木一郎)    2016.2.8

近所





昨秋のノーベル賞受賞のような明るいニュースはないのだろうか。



先週のテレビは清原容疑者逮捕に関連した報道が多かった。
イベントで受け答えがトンチンカンだった、巨人軍キャンプに真っ白なスーツにサングラス姿で現れていたとか奇怪な行動が明らかになっている。

台湾南部での大地震ではマンションが倒れ、多くの死傷者を出した。
朝刊では北朝鮮ミサイル発射が大きく取り上げられている。
北朝鮮に関しては国連で非難決議を行い、経済制裁を決めて騒ぎは終了になるのだろう。
毎回同じ映画を見せられているようでうんざりする。



私だけの明るい話は小野リサが歌う「空に星があるように」。
昨日、たまたま Apple Music で見つけた。
彼女の力まずさらっとした歌い方がとても聴きやすい。
癒される、とはこのことだ。
昨日、繰り返して何度も聴いていた。



荒木一郎が作ったこの曲はレコード大賞新人賞を受賞している。(1966年)
このことも今日知った。
荒木一郎も小野リサもどちらも素晴らしい。
小野リサの音源はYouTubeにはないので、ここでは元祖・荒木一郎をお聴きください。
Apple Music を契約している人は小野リサを検索してみてください。



荒木一郎 「空に星があるように」(← クリック!)






2016年2月7日日曜日

「あの日」(小保方晴子 著)読後感    2016.2.7

東京メトロ 表参道駅ホーム





小保方氏の著書「あの日」が amazon から到着したのは先月の30日。
その日のうちに一気に読了した。
内容は期待を超える濃さがあり、引き込まれるものだった。
しかし、ここでどう皆さんに読後感をお伝えしたらよいか、しばらく迷っていた。
実は今も迷っている。



この本にはSTAP細胞騒動の謝罪、恩師・協力者への感謝とお詫び、理研と若山教授(山梨大)への不信が綴られている。
また、騒動発生後のマスコミの強引な取材に悩まされたことを開示している。
毎日新聞の須田桃子記者の取材に対して「殺意すら感じさせるものがあった」と実名をあげて記述している。



STAP細胞の存在については、小保方氏は「存在する」立場を堅持している。
興味深いのはSTAP現象の再現定義が彼女と理研とで異なっていることだ。



- 引用 P.238 -

2014年12月19日に開かれた検証実験の記者会見での、相澤先生の「STAP現象を再現することはできませんでした」という第一声で、検証実験のすべてが失敗に終わり、そのために検証実験が打ち切られるという解釈で報道がなされた。
しかし、実際には私が行った検証実験においても、丹羽先生のところで独立して行われていた検証実験でも、「体細胞が多能性マーカーを発現する細胞に変化する現象」は間違いなく確認されていた。私が発見した未知の現象は間違いがないものであったし、若山研で私が担当していた実験部分の「STAP現象」の再現性は確認されていた。
しかし、検証実験のSTAP細胞の作製成功の基準と定められてしまった「多能性の確認」の実験はすべて若山先生の担当部分だった。若山先生の実験によって証明されたキメラマウスの作製が、検証実験では成功しなかったために、検証実験のすべては失敗に終わり、STAP細胞の存在は確認されなかったと結論付けられてしまった。





私が読後感のコメントに窮しているのは、細胞生物学の専門性がないことと、この本で主張されている内容が小保方氏からだけのものであるからだ。
この先、真実が明らかになるとすれば、小保方氏が名誉棄損を訴える裁判へ持ち込むしかないだろうと思う。



この本の中で”悪者”になっている理研関係者、若山教授からのリアクションは今のところ聞こえてこない。
このまま「小保方さんが本を出して終わり」なのか、さらなる展開があるのか、には少なからず関心を持っている。