2009年12月31日木曜日

大晦日から元旦へ  






大晦日から元旦へ。
去り行く一年を振り返り、迎える新年が幸多かれと希望を抱く。



読者の皆様の健康・安全、経済的安定、心の平安が満たされるように
祈念して本年最後の投稿といたします。
来年も本ページをお楽しみに。
良いお年を!

2009年12月30日水曜日

ラグビー大学選手権二回戦  2009.12.30






ラグビー大学選手権二回戦が27日(日)秩父宮と瑞穂競技場(名古屋)で
行われた。
私は秩父宮で慶応vs法政早稲田vs帝京の二試合を観戦した。
二試合とも期待通りの熱戦であった。



慶応vs法政は慶応が圧勝するかと思いきや、法政が予想以上に健闘した。
一時は26対24と接近するまでの好ゲーム。
法政のSH(スクラムハーフ)の球さばきはとても綺麗で観ていて楽しかった。



早稲田vs帝京は昨シーズンから拮抗した戦いを続けている新・ライバル校同士の
戦いである。
去年は対抗戦で帝京が勝ったのもつかの間、選手権決勝では早稲田が雪辱して
優勝をさらっていった。
今年も対抗戦でタフな戦いを展開し、6対3というロースコアで早稲田が
かろうじて勝っている。

この日の試合は前半こそ13対12の僅差(早稲田)で折り返した。
ハーフタイム後の後半40分は帝京が終始ペースを握った。
帝京は早稲田ゴール付近でのラインアウト、そしてモールによるトライ狙いという
勝ちパターンに持ち込み、ことごとく成功した。
圧勝である。



残念なことがあったことを指摘しておきたい。
後半、帝京がダメ押しと思われるトライをあげて31対20になってからかなりの
数の観客がそそくさとスタンドをあとにし始めた。
試合が終わっていないにもかかわらず、である。
その多くはおそらく早稲田を応援していた観客だと思う。

早稲田が勝つことを喜びたくて足を運んだのはわかる。
思い通りのゲームにならず無念な気持も理解できる。
しかし、学生はまだ試合を懸命に戦っているのである。
負け試合の選手たちには用はないといわんばかりの彼らの行動が私には不愉快
だった。
応援するファンも勝ち負けにだけこだわるのではなく、不本意にも苦しい戦いを
強いられている選手たちを暖かく励ます度量が欲しい。
これはファンとして当たり前のコモンセンス(常識)だと思うのである。


2009年12月29日火曜日

仕事納め 2009.12.29


                 蒲田駅西口 撮影:12月28日





今日が仕事納めである。
例年なら28日が仕事収めで29日から休みになる。
29日まで出勤日というのは遡っても記憶がない。




私は来年早々に迎える取引先のイベントに備えた会議を主催した。
来年のイベントは従来にない新たな試みを行うので関係者の意思統一が
必要となる。
年末の”おまけの一日”は意思統一の絶好のタイミングとなった。
掃除だけで出勤するのではもったいない。




会社をひけて電車に揺られて最寄駅へ着く。
バスに乗り継いで家路に着きながら、一年の勤めが終わったのだなという
感慨に包まれる。
さまざまなことがあった会社生活の一年を振り返る時だ。
まずは健康で勤め上げることができてよかったと思う。




仕事納めとはいいものである。
数日もすればまた新たな一年の勤務が始まるのだが、ここでいったんリセット。
ゆっくり休んでリフレッシュし、また歩みを続けるのだ。

2009年12月27日日曜日

ボディスキャン  2009.12.27


                        竹林 




会社でボディスキャンを受けた。
ボディスキャンとはメタボ対策用の測定ツールである。
今回受診するまで私はその存在を知らなかった。




体重計みたいなものに裸足で乗り、コードの先に付いた小さな装置を
両手で持つ。時間にして一分もかからないで終了する。
ただそれだけで体脂肪率、内臓脂肪量、腕や足の筋肉量が測定できるのだ。
測定データはきれいに整理されたカラー印刷物で受診者に渡される。



私の場合は肥満に分類された。
これは織り込み済みだったから驚かない。
意外だったのは足の筋肉量が少ない点だった。
けっこう歩いているのに何故?という気がした。
腕の筋肉は普通だった。




測定後、データをもとにインストラクターがレクチャーしてくれる。
このレクチャーが大いに参考になるものだった。
「階段を使っていますか?」と語りかけたあと、以下のように
教えてくれた。


・階段を登るためには足だけでなく背中、腹、腰、尻など全身筋肉を
 使わないといけないため負荷が大きい。
・だから人間は階段を登るのを本能的に嫌う。
・これらインナーマッスルを鍛えるのに、階段を登ることほど効果的な
 ものはない。
・階段で4階上がる運動はエアロビクス25分分の運動量に等しい。
・おおいに食べて、おおいに運動してください。



それ以来、私は上り階段を積極的に歩いてあがるようになった。
インストラクターのレクチャーに説得力を感じたからである。
来年のボディスキャンでは劇的に改善した数値をたたき出そうという
ことがモチベーションになっている。

2009年12月26日土曜日

リセットの時(年末年始)  2009.12.26


               交通会館(有楽町) 撮影:12月24日




幼少時代、年末年始は黄金の日々に思えた。
大人になった今でも年末年始に対する良いイメージが残っている。




学校が冬休みに入る。
クリスマスプレゼントがもらえる。
休みだから夜更かしも許される。
とくに大晦日は紅白歌合戦、ゆく年くる年の放送時間まで起きて
いることが許される。




そして待ちに待った元旦を迎える。
ハイライトはお年玉だ。
親戚からももらえるので急に所持金が増えることになる。
駄菓子屋で普段よりはお金を使えるのがうれしかった。
郵便局が開くと預けに行き、残高が増えた貯金通帳を毎日毎日
飽きもせず眺めた。




近所のケンちゃんやノブオちゃんとよく遊んだ。
メンコ、コマ、竹馬、凧揚げ。
意外と楽しかったのは羽根突きだ。
女の子の遊びだったが、やってみるとスピード感があって楽しいことを
発見した。




12月で1年が終わり新たな年を迎えるという仕組みは誰が考えたのだろう。
時間は変わらず流れているから大晦日も元旦も同じ一日に変わりはない。
陽が落ちてまた夜が明けるだけなのだが、気持が違う。
過ぐる1年が良い年だった人は幸せが続くことを願い、苦しい年だった人は
良くなるように期待をかける。
まさにリセットそのものだ。



気持のリセットをさせてくれるのが年末年始なのだと思う。
とても素晴らしい先人の知恵だ。

2009年12月23日水曜日

デジカメ  2009.12.23


             今夜は三日月  撮影:12月23日




現在、私が使っているデジカメはCaplio R7(リコー)である。
二年前に購入して以来、ずっと重宝している。



ウィークデイもビジネス鞄のなかに入れているので、撮りたいなと
思ったときにすぐシャッターを押すことができる。
休日も外出するときは必ず携行する。
コンパクトなのでかさばらず手軽である。
これからも愛用するつもりだ。



その一方でこのカメラを使えば使うほど、よりグレードの高いものが
欲しくなってくる。
コンパクトカメラ R7の限界もわかってくるのだ。
最たるものは望遠撮影だろう。
R7も望遠機能を備えてはいるが、やはり”それなり”なのである。



今、欲しいのがGXR(リコー)だ。
ユニット交換式という画期的な方式を採用している点に特色がある。
レンズ交換式なら珍しくはないが、GXRはレンズ交換ではなくユニット
交換である。
ユニットとはレンズと、それに対応したベストな撮像素子(CCD、CMOS)、
そして画像処理エンジンがセットになったものだ。
現在は2種類のユニットが存在しているが、今後も拡張していく計画で
先が楽しみなカメラである。



そんなGXRであるが買うのはしばらくの間、無理であろう。
良い品物は安くないのだ。
欲しいものは我慢に我慢を重ねてこそ、手に入れた時の喜びは大きくなるし
大切にもする。
しばらくは R7の機能を十二分に引き出して撮影を続けていきたいと思う。

ラグビー大学選手権一回戦  2009.12.23


               数寄屋橋交差点  撮影:12月21日




20日に行われた大学選手権一回戦
私は秩父宮競技場で行われた二試合を観戦に出かけた。




第一試合は帝京 vs 関東学院
帝京はここ数年、安定した実力でベスト4の常連校である。
去年は優勝候補筆頭だったが、早稲田の前に苦杯を飲まされた。
外国人2人を擁する点は賛成しかねるが強い。

関東学院は言わずと知れたラグビー名門校。
学生の大麻事件をきっかけに部の勢いがそがれた感は否めないが
今年も桜井監督の指導でリーグ戦2位になった。


試合は帝京がリードし関東が追いかける展開。
そして関東が逆転し、残り時間僅かのところで帝京がトライで追いつく。
コーナーぎりぎりのトライだったため観衆は沸いた。
一部の関東学院ファンは判定に不服で盛んに審判をヤジる。
傍(はた)から見ていて美しくない姿だ。


結局、17対17の引き分けだが、トライ数で上回る帝京が二回戦に進んだ。



第二試合は東海 vs 筑波
東海は三年連続でリーグ戦を制し、初優勝を狙っている強豪校。
強いことは認めるが帝京と同様に外国人がいる点は好きになれない。
筑波は対抗戦3位。帝京、明治を破っている点が光る。
フォワードが東海にどれだけ通用するか興味深かった。



こちらも東海がリードし筑波が後半激しく追い上げて大いに盛り上がった。
22対22まで追いついた時には、その勢いは筑波にあった。
しかし最後は東海が地力を発揮して29対22と突き放して勝ち上がった。
筑波のフォワードに期待したがスクラムは負けていたと思う。
しかしモールでのトライがあり、帝京、明治を破った理由がわかった。



この二試合はいずれも接戦で、観ていて飽きなかった。
個人感情としては判官びいきで関東学院、筑波を応援していた。
願いはかなわなかったが素晴らしい試合を満喫することができた。
他会場で行われた試合も100点ゲームがなく、実力伯仲の様相だ。
27日(二回戦)、そして正月2日の準決勝、10日の決勝が楽しみだ。



これだから学生ラグビー観戦はやめられない。

2009年12月20日日曜日

年賀状   2009.12.20


              大学選手権一回戦(秩父宮競技場)



年賀状を作る季節を迎えた。



ソフトウェア「筆まめ」でデザインを選び、年号を平成22年に
修正してインクジェットプリンタで印刷する。
最近のプリンタは性能が素晴らしい。
文句ない品質レベルに仕上がる。
これでは街の印刷屋さんの出番はなくなるはずだ。
表(おもて)の住所面も住所録があるから楽に印刷できる。



親戚、会社関係用には無難なデザインを選ぶ。
友人関係にはまた別のバージョンを用意する。
今年一年の写真から心に響くコンテンツを選択するのだ。



昨日は住所を印刷し、今朝はデザイン面を印刷した。
これでひとまず90%はできたことになる。
あとは直筆でワンコメントを書き込んで完成だ。
23日か24日にはすべて投函できるだろう。
出来映えには満足している。



投函すると年末の仕事がひとつ片付いてすっきりとした気分になれる。
こうして今年も暮れていく。








ステレオ購入  2009.12.20


              蘇ったアップルレコード  撮影:12月19日




通信販売でステレオを購入した。
先日、新聞広告で見てオーダーしたのだ。
昨日、ダンボールから出して結線し音を流してみた。
これで、眠っていた我が家のレコード、カセットテープ群が再生できる。
私にとって何よりのご褒美になった。



ステレオを手放してから久しい。
2台あった長男のラジカセも次々に故障し、今や iPod だけの環境に
甘んじてきた。
レコードプレーヤー、カセットテープレコーダーもやがて博物館にしか
なくなる工業製品だから、PCで聴ける音楽ファイルにコンバートして
おく必要がある。




針降ろしは、ホワイトアルバム(Beatles)。
昔、蒲田の家で数え切れないくらい聴いた。
くるくる回るターンテーブルを眺めながら若い頃を思い出していた。







2009年12月18日金曜日

金曜日  2009.12.18


              冬の夕暮れ  撮影:12月18日 17:18



金曜日の夜を迎えた。
心が解放される時だ。



今週はけっこう忙しい一週間だった。
良いこともあれば、思うようにならないこともあった。
忘年会兼送別会もあった。
再び歯が痛み出して憂鬱な気分にもなった。
初めてボディスキャンなるものも受けた。



今日でひとまず来年のイベントに向けた社内関係区とのネゴ、調整、
特別販促策の告知など、大枠レベルを片付けることができた。
「成果あり。」
こたつに入りながら、小さな満足感に浸る時。


金曜日っていい。
明日はゆっくり休みたい。

2009年12月16日水曜日

冬本番  2009.12.16


               蒲田駅東口  撮影:12月13日(日)



俄然、寒さが本格化してきた。
この寒さは私にとって心地よい。
冬は大好きだ。



早朝、あざみ野駅のホームで寒さにさらされた後、乗り込む電車内の
暖かさがうれしい。
働いたあと、帰宅して入る風呂がうれしい。
食事を済ませ、入るコタツがうれしい。


歩いても歩いても汗をかかないからうれしい。
晴れると空がきれいだからうれしい。
学生ラグビーが佳境を迎えるからうれしい。



寒さは1月下旬まで続き、2月に入ると緩んでくることを私は体感している。
阪神大震災のあとJRが寸断され、神戸・三宮に通勤するには西宮で降りて
バスに乗り継がなければならなかった。
西宮駅からバス乗り場まで早朝歩いて、寒さのピークが1月であることを
知った。
あの日々も遠くなった。

2009年12月13日日曜日

中国の底力  2009.12.13

今年、建国60年を祝った中国。
2009年度も経済成長率8%を維持する見通しだ。




北京オリンピック特需が終わっても、米国発金融危機後の景気後退を
受けてもなお力強く成長を続けている隣国・中国。
日本はいまなお回復途上で一進一退しているが、中国の好況のおかげで
恩恵を受けていることを忘れてはならない。
新日本製鉄、JFEなど鉄鋼メーカーは中国向け輸出が絶好調なのだ。



金融危機後に中国政府はいち早く50兆円超を投じて緊急経済対策を打った。
道路、港湾の国内インフラを整備させながら、自動車購入に対する優遇措置を
行って景気落ち込みを阻止した。
ここまで発展してしまった日本においては、民主党政権が言うように不況対策と
しての建設投資は効果が薄いだろう。
しかし発展途上にある現在の中国にはかなり有効だった。




10年前くらいからめざましい経済成長を続けているところへ、2008年秋に
米国発経済危機が起きた。
米国の借金(= 米国債)をもっとも肩代わり( = 購入)しているのは中国
だから、米国は中国にかつてのような強気な態度はとることができない。
オバマ大統領が日本に1泊したあと、中国に3泊したのも当然である。
2008年が米国の衰退の始まりだとするならば、それは同時に中国が世界一の
大国へと歩む始まりのように思う。



まもなく迎える2010年。
ますます中国のプレゼンス(存在感)が大きくなるに違いない。

2009年12月12日土曜日

歯の治療  2009.12.12


             東京ビッグサイト  撮影:12月10日




今週から再び歯医者通いが始まった。
再び、いつ終わるとも知れない治療が続くかと思うとちょっと憂鬱だ。



インプラントを含む徹底的な治療をしてから4年が経過した。
その間、大きな不具合もなく定期的なメンテナンスだけで済んできた。
今回はインプラント部分ではなく、上の歯である。
疼(うず)くのである。
鈍痛が走る。
4年前に歯科医から「だいぶ骨が薄くなっていますが、今回は抜かずに
維持できるだけ持たせましょう」と言われた箇所だ。



春先に一度、歯茎が腫れたことがあり歯科医から抜歯を勧められた。
抜歯のあとの保険外治療をセールスされたが、高額であることや牛の骨で
土台の骨を形成するという治療自体に良いイメージが持てなかった。

抗生物質と痛み止めで腫れと痛みは治まったが、過去の経験からそれは
一時しのぎに過ぎないこともわかっていた。
やがては再び腫れてやがて歯がグラグラ揺らいでくる。
最後は歯自体が脱臼して抜け落ちる。
45歳以降、私の歯はそんなことの繰り返しだった。



今回ばかりは年貢の納め時とあきらめている。
抜歯のあと、歯科医は例の高額な治療を勧めてくるだろう。
さもなければ入歯という選択肢しかないようだ。
その選択すら憂鬱だ。

2009年12月9日水曜日

時代は動く(バス共通カードの終焉) 2009.12.09





来年3月末でバス共通カードの販売が終わることになった。



バス共通カードとはプリペイド(前払い)の磁気カードである。
1,000円、3,000円、5,000円の3種類がある。
5,000円のカードで5,850円分を使用できる。
金利の低いこのご時世にあって、結構な特典だった。



販売終了後はICカードの PASMO に一本化されることになる。
上記の特典は PASMO に引き継がれる。
パスネットしかり、一時代を築いた磁気カードは消えていく運命にある。
将来、なつかしむことになるだろう。
昔はこんなカードでバスに乗っていたのだ、と。



時代は動く。

2009年12月7日月曜日

ラグビー早明戦  2009.12.7


              国立競技場の夕映え  撮影:12月6日




今年もラグビー早明戦の日がやってきた。
私のなかではこの日が冬の始まりである。



元早大ラグビー部監督・清宮氏がかつて語った。
「早明戦は学生ラグビーとしての最高の試合をみせるミッションがある」

残念ながらここ数年、ヘタをすると10年近くそうしたミッションを満たす
ことのできない状況が続いてきた。
明治の長期低迷と、対照的に強化に成功した早稲田との差が大きくなった
からである。
それでも両校のファンは国立に足を運ぶ。
伝統の一戦が醸し出す独特の雰囲気に期待感があるからである。




明治はかつての強さを復活させようと、今年から新たに吉田監督を迎えた。
「走れない選手は使わない」と公言し、かなり走らせているらしい。
今年はまだ道半ばだが、これからが楽しみである。




今月20日から大学選手権試合が始まる。
今年は実力伯仲で優勝の行方は見えない。
早稲田、慶応、帝京、東海、関東、法政のどこかが学生王者になるはずだ。
ひたむきな好試合を観せてくれると思う。







                    早明戦終了後の混雑

2009年12月4日金曜日

プレミアムダウンジャケット  2009.12.6





目覚めたら7時48分だった。
朝の早い私にとってこれだけでも充分に遅い目覚めだが
そのままうたた寝を決め込んで、次に時計を見たら9時28分。
久しぶりに睡眠の足りた朝を迎えた気がする。



先日、UNIQLO でダウンジャケットを購入した。
売り出し中の「プレミアムダウンジャケット」である。
私は今までダウンジャケットを購入したことがない。
今回が初めてである。



着てみて、その品質にまったく不満はない。
何よりもその軽さと暖かさに驚かされる。
体温がそのままジャケット内に温存される感覚がある。
真冬のラグビー観戦にもってこいである。
しかし、同時に”落ち着かない感覚”にも襲われることになった。
それは今まで感じたことのない感覚だった。



なぜ落ち着かないのか。

これだけ宣伝しているのだから多くの人が購入したことだろう。
街や電車で同じ製品を着ている人がいないかと気になるのである。
できれば同じジャケット、同じ色を着た人に出くわしたくないのである。
女性ならこの気持は理解できるのではなかろうか。



H&Mが製品モデルを売切り制にした理由がわかった気がする。
売切った製品はそれ以上作らず、続けて同じ製品は出さない。
私が味わうことになった落ち着かない感覚に襲われる確率を
売切り制によって下げているのである。

賞与支給日に思う  2009.12.4


          思い出の場所(旧大和生命ビル:現NBF日比谷ビル)




雨があがったので今朝は虎ノ門から歩いた。
時間に余裕があったので、かつての勤務地を訪れてみた。
その地に立つと、当時のさまざまな思い出がよみがえるものだ。
20数年前の、まだ30歳くらいの頃のことを。



今日、ボーナスが支給された。
私の勤務する会社では毎年12月第一金曜日が冬の賞与支給日だ。
業績の厳しさを反映した金額だったが、支給されるありがたみを
感じている。
世の中にはそれどころではない人も多いのだ。



あと何回ボーナスをもらえるのだろうか。
そんなことも考えるくらい、会社勤めのゴールもぼんやりと意識する。
かつてのような情熱で仕事に向かい合うことはできなくなった。
それでも自分のなかには、それなりに役にたって取引先や関係区に感謝
されたい気持は強く宿っている。
残り少ないから手を抜くとか適当にやるということが嫌いなのである。
こればかりは性分としか言いようがない。



2009年12月2日水曜日

不況下の師走を迎えて  2009.12.2


              霞ヶ関の官庁街  撮影:12月2日 7:46




今年も12月を迎えた。
一言で表現すれば「早かった」ということになるのだろうが、きちんと
記録を振り返ればいろいろなことが身のまわりに起こり、けっして短くも
ない一年だったと思う。



私の生活の中心となる仕事においては、不況のなかでカジ取りは困難を
極めた。
安定期ではないので、3ヶ月程度の短いスパンで景気や売れ行きを分析し
次の3ヶ月の策を打ち出してきた。
ルーチンで流すことができず、知恵と時間を食うことがしばしばだった。
現状分析と将来予測を立てるのだが自分自身で確信が持てない時も多かった。
決断することの怖さが常に付きまとっている。



リーマンショックから一年を経たが国内景気が回復途上にあるとは到底
言えない状況にある。
まだまだ厳しい対応を強いられることが続くだろう。
年齢のせいか、最近ますます疲れやすさを自覚する毎日だ。
睡眠、栄養、休養で体力、気力を維持しながら頑張らなくては、と思う。
隠居するにはまだ早い。
ガンバラナイけどいいでしょう、では済まされない。