2009年2月25日水曜日

オバマ大統領の施政方針演説(Those days are over.)  2009.2.25

オバマ大統領が施政方針演説を行った。


今夜9時からのNHKテレビニュースで、断片的に内容を
知った。
この人は本当に国民を鼓舞する能力があると改めて
感心したし、感動すら覚えた。
厳しい経済状況の中で素晴らしい大統領を米国は選択
したのではないだろうか。



実績はこれからだ、とか期待通りの働きができるかは
未知数と言う向きもある。
そんなことを言う評論家は、もしもそうなったらきっと得意げに
「私がかつて申し上げた・・・」と自らの読みが正しかったんだと
声高にアピールするに違いない。



未来はわからないし、実績は白紙なのも事実だろう。
しかし、私は断言できる。
結果は神のみぞ知ることだが、今このときにオバマ氏ほど
米国の将来を託すにふさわしい者はいない。
それは彼の演説の、以下のフレーズを聴いて私は確信した。



This time - this time, CEOs won't be able to use taxpayer money
to pad their paychecks, or buy fancy drapes, or disappear on a private jet.
Those days are over.

<筆者訳>
経営者たちは援助を受けた公的資金で巨額の報酬を与えられることは
できないし、プライベートジェットで姿を現すことはできない。
そんな日々は過ぎ去ったのだ。

2009年2月22日日曜日

iチャネル  2009.2.22

携帯電話が必需品になって久しい。
15年前はごく少数の人が大きな端末を持つ時代だった。
一般に普及したのはここ10年くらいのことである。
今ではケータイなしの生活は考えられなくなっている。



初めてケータイを契約したのは千葉勤務時代の1999年である。
DoCoMoのiモードが話題になっていた頃だ。
携帯電話からインターネットに接続できるということに可能性を感じた。
それまで持っていたPHSからDoCoMoケータイに乗り換えた。
たしか501iというバージョンだったと思う。




その後、503i、506iを経て現在は4台目になる。
機種変をするたびに機能が進化している。
3台目の時はカメラが付き、今回はワンセグにも対応した。
これから使うシーンもあるだろう。



契約更新時にドコモショップの店員さんが、オプションの説明を
熱心にしてくれる。マニュアルで決められているのだと思う。
「留守録は必要ですか?」とか「メモリーをネット上に保管するサービスが
あります」などの説明である。
私はメールと通話でしか使わないのでオプションは不要だが
「iチャネル」だけは初耳だった。



「iチャネル」を読者の皆さんはご存知だと思う。
携帯の待ち受け画面にニューステロップが流れるのだ。
必要不可欠かと問われれば不要なのだが、おもしろそうなので契約した。
ヒマな時に眺めて楽しんでいる。
中川大臣の二転三転した辞任騒ぎも「iチャネル」でいちはやく事態の
変化を知ることができた。




新技術やサービスの進歩とはいいものだ。
従来は享受できなかった機能を手にすることができる。
この先どこまでケータイは進化していくのだろうか。
長生きして見届けたいと思う。

2009年2月21日土曜日

散髪  2009.2.21

休日なので散髪を予約した。
11:30に行けばすぐ開始し30分ほどで終わる。



私が行きつけの床屋さんは最寄駅の近くにある。
通うようになってから2年以上がたつ。
その店は40歳近くの理髪師が一人でやっている。
経営者ではなく、雇われているのだという。
愛想が良く気持の良い人なので気に入っている。



かつてはウィークデー夕方に予約なしで行っていた。
空いてればラッキーだが、たいてい先客がいて1時間程度
待たされるのがザラだった。
1年前くらいだろうか、混みあう土日を電話予約制にしてみると
いうのでこれ幸いと利用するようになった。
順番待ちは精神的に苦痛だし、時間の無駄だから予約制は
助かっている。



料金は1,800円。
顔そり、シャンプー込みである。
組合加盟店だと4,000円が相場だろうか。
この店は組合に属していないから金額が安い。
組合はカルテルそのものであり、料金と休日まで横並びで業界利益を
守っていた。
1,800円のサービスと4,000円のサービスに差がなければ組合はもはや
存続の意味を持たない。消えていくのみである。




この床屋に4週間に1回通って散髪する。
散髪してもらいながら、毎回、会話することがある。
「(後頭部の)ハゲは進行してますかね?」と私。
理髪師が答える。答えは毎回同じだ。
「まだまだ大丈夫ですよ」



本当に大丈夫なのか、はなはだ疑問ではあるがそう答えてもらうと
少しは安心する。
何の根拠も保証もない他愛のない会話だが、私たちの挨拶みたいな
ものになっている。
馴染みの店とはそうしたものなのだ、と思っている。

2009年2月18日水曜日

中川大臣の辞任に思う  2009.2.18

あまりに低レベルの事件なので書きたくなかったが
やはり中川大臣の失態には触れておきたい。



最初にテレビ画像を観たときは、ナルコレプシーなのかなと
思った。
プロ雀士の故・阿佐田哲也氏がそうだった。
卓を囲みながらも、突然眠ってしまったのは有名な話だ。



私の千葉勤務時代にもそれと疑う部長がいた。
会議中に眠ってしまうのは序の口で、驚いたのは顧客
接待中に眠ってしまったのだという。
その時は、さすがに接待された顧客が怒ったと聞かされた。
酒の席でのことだから、大臣の話とかぶるものがある。



酒癖が悪いというのは一種の病気である。
症状を出さないためにはアルコールを控えるしかない。
その点で大臣は行動を誤ったといえる。



大臣の失態に対して即刻辞任させる決断ができない麻生
首相は、安倍元首相と同じ轍を踏んでいる。
かばうことにより事態をさらに悪くさせているのだ。
組織のトップは是は是、非は非に徹する必要があることを
今回の事件は教えていると思う。

2009年2月15日日曜日

竹中平蔵大臣日誌  2009.2.15

            「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日記」(日本経済新聞社)



先週、ネットで竹中平蔵元大臣の著書を購入した。
興味深く一気に読了した。
現在、読み返しを行って理解を深めている。
この本により、今ではすっかり記憶から遠ざかってしまった
かつての政治課題を思い出した。




数年前まで、国内は銀行の不良債権問題が大きな課題として
立ちはだかっていた。
全般的に好況を呈していた世界景気において、懸念材料が
日本の銀行不良債権とまで指摘されたこともある。
バブル崩壊後、経済回復できなかった90年代を「失われた10年」と
称するが、原因もそこにあったのは明らかである。
小泉内閣はこの問題に不退転の決意で取り組んだ。
影響力の大きい不振企業としてダイエーをいかに再建するかも
セットだった。(私はこのことをすっかり忘れていた。)



もうひとつの政治課題が郵政民営化であった。
竹中平蔵氏は、銀行不良債権問題と郵政民営化の二大課題を
直接担当した大臣に他ならない。




竹中さんの本を読むと、小泉内閣がいかに真剣に二大課題を
解決へと導いていったのか、裏話も含めて明快に理解する
ことができた。
また、首相のリーダーシップを背景に氏が困難な課題に強い
使命感を持って取り組んだこともわかる。
読みごたえのある、内容の濃い本である。




折りしも政界では、麻生首相の郵政民営化に関する発言に
揺れている。
首相発言に対する小泉元首相のコメントでも衝撃が走った。
「(首相の発言には)怒るというよりも笑っちゃうくらいあきれている」
と発言した。



この先、政界にどんな展開が待っているのかはわからない。
ただし、数年前に小泉内閣が政治生命を賭けて取り組んだのが
郵政民営化である。
麻生首相に誤った理解と認識を持たれては困ると小泉さんが警鐘を
鳴らしたことだけは理解できるのである。

2009年2月14日土曜日

いつも音楽とともに生きてきた(拓郎 最後のコンサートツアー)  2009.2.14

吉田拓郎が生涯最後のコンサートを行うことになった。
既にマスコミ報道済みである。



昨日からピアでチケット先行受付(抽選)も開始した。
私は神奈川、東京、静岡(つま恋)の3カ所にエントリーした。
全部当たるようなことがあれば6万円の出費となる。
もちろんそんなことはないだろう。
むしろどこも当たらず、4月の一般発売に勝負を賭けなければ
ならなくなるかもしれない。



肺ガンを患い、復帰して行った中野サンプラザのコンサート中に
気分が悪くなり演奏を中断したこともあった。
その場に居合わせた我々(筆者、ノムラ氏、オオキ氏)はおおいに
心配したものである。2004年の夏のことだ。

2006年には聖地・つま恋で35年ぶりのコンサートを成功させた。
同窓会のような雰囲気の、素晴らしいコンサートだった。
あそらく、彼はあの成功で自信を深めたのだろう。
一昨年のアルバム「歩道橋の上で」には、傑作曲が披露された。
このアルバムの出来が良いと感じているのは私だけではないと思う。



今回のコンサートの主旨は、長年にわたり支えてくれたファンへ
感謝を言いたいのだという。泣かせる話ではないか。
コンサートは最後でも、アルバム制作など音楽活動は継続する
とのことだ。
4月16日には新しいアルバムの発売も決まっている。
コンサートは最後でも、この知らせはとてもうれしく思う。
年齢を重ねた拓郎の曲には若かりし頃のものとは別の魅力が
ある。


いつまでも活躍して欲しいと願う。
最後のコンサートもぜひ見届けたいと思う。

春一番  2009.2.14

昨日から明け方にかけて春一番が吹く荒れた天候になった。
昨年より10日早いという。



冬型高気圧がもたらす澄んだ冬の青空が好きな私にとって
春一番はまったくうれしくないもののひとつである。
寒いけれども天候が安定した冬を愛する。
そのなかで入る風呂の喜びは格別だし、こたつの暖かさは
気持を落ち着かせる。
お日様のぬくもりもうれしい。だから、冬はいい。



春になるとちょくちょく吹く風にもいらいらさせられる。
昔から結膜炎気味の眼にゴミが入って目が痛むのだ。
そのくせ、春はけっこう寒い。
だから着るものにも神経を使わなければならない。
真冬なら着るものは決まっている。悩む必要がない。



また、春は転勤や異動があり別れの季節でもある。
慣れ親しんだ人々との別れはいつだってつらい。
一年前の異動でも、慣れているとはいえ心が痛んだ。
痛むのが自分でもわかっていたから、痛まないフリをして
強がっていた気がする。
昔、キャンディーズが解散前に歌っていた歌に”春一番”や
”卒業”、”お別れ”というフレーズが入っていた。
そう、春は別れの季節なのだ。



大好きなラグビーシーズンも春の訪れとともに終わる。
咲いてはすぐ散る桜にも寂しさが宿る。
春は嫌いだ。

2009年2月11日水曜日

休む  2009.2.11

2月11日 建国記念日。
週の半ばの休日は本当にありがたい。



私はいつも通り5時半に起床して、いつも通りの食事をひとりで
済ませた。
6時過ぎに歯磨きを含めた一連のルーチンを終えて、こたつに
入った。ここまでは平日とほぼ同じ流れである。
平日であれば6時25分には着替えを開始し、6時40分には自宅を
出発する。



今日は休日だから着替えも必要ない。
こたつに入って、ゆったりとした気分でコーヒーを飲みながら
新聞を読んだりテレビを見たりする。
この”ゆったりとできる時間”は私にとって至福の時である。
心の底から喜びが湧いてくる。
動と静、ONとOFFではないが、ゆっくりすること、休むこと、のんびり
することは貴重なことである。
労働は大切だが、働きづめ、動きづめもいけない。



昨日の昼休みに、元の職場(横浜)から携帯に連絡を受けた。
私がよく知っている58歳の社員が、突然意識を失い病院の
集中治療室(ICU)に入ったとの知らせだ。
聞くと、土曜日に夫婦で映画を観に行った時、気分が悪くなり
そのまま倒れたという。
三日が経過した昨日の時点でも、まだ意識が回復していない。
脳溢血あるいは脳梗塞のどちらかのようだ。
なんとか回復してほしいと祈っている。



ヒトの身体は急変することもあるから恐ろしい。
その話を聞いて私は、昨晩も身体をいたわろうと思い11時前に
さっさと床に入った。
休日前だから少しは夜更かししてもよいのだが、横になって
休もうと思ったのだ。
今日も一日、外出せずにひたすら気分を解放して休もうと思う。

2009年2月8日日曜日

渋谷、池袋   2009.2.8

             渋谷  撮影:2月8日  10時51分



好天のもと、外出した。
晴れているが風が冷たい。
渋谷で山手線に乗り換え、池袋に向かった。



朝11時の渋谷はいつもどおり若者だらけだ。
池袋もにぎやかだった。
この人出だけをみていると本当に不況なのかな、と思えてくる。



平和で豊かな国、日本。
歴史的な不況を克服するのはいつになるのだろうか。
来年の今頃はどんな状況になっているのだろうか。
人ごみのなかを歩きながら、そんなことを考えていた。




             池袋   撮影:11時14分

2009年2月7日土曜日

歴史的な不況  2009.2.7

不況が月を追うごとに深刻化している。
私も仕事のなかで日々実感することが多い。
11月よりも12月、12月よりも1月という具合に底が見えない
怖さがある。



新聞の経済欄に目をやると、減益ならマシなほうで厳しい会社は
赤字を予想する記事が並ぶ。
トヨタ、ソニー、パナソニック、日立、シャープなど日本を代表する
企業が3月の年度決算で赤字計上予測を立てている。
記事を読んでいるだけで心理的に冷え込むというか、お金を使わない
ようにしようという”守りの気分”になる。
こうした消費者心理がますます不況に輪をかけることになるのだ。



2008年度上期はガソリン価格の高騰、原材料価格の高騰で
日本の景気にブレーキがかかった。
食料品を中心に、コストアップを理由とした値上げが広範に
行われたことは記憶に新しい。
そこへ米国発金融危機が起きた。
サブプライム問題を私は輪郭しか理解していないが、本当に
迷惑な話だと思っている。
本来、貸してはいけない人々にローンを勧めまくったあげくの
破綻なのだ。



当初、日本の金融機関や企業は他国と較べてサブプライムローンの
影響が小さいと予測された。
しかし、そのことで円の価値が急上昇してしまった。(円高)
想定を越えた円高は輸出産業の業績を直撃した。
今まで1$あたり105円あった収入が、突然80円になってしまう
のだから恐ろしい。
100,000$の価格で取引している場合、収入は1,050万円から
800万円に下がってしまうのだ。これでは利益の出しようがない。



現在の私たちは歴史的な不況のなかに生きている。
各国政府の緊急対策や企業自身の自助努力でいつかは
この不況を克服するだろう。
しかし、ある日突然に劇的に景気は回復しない。
もがいているうちに気がつくと明かりが見えてくる、そうした
性質のものだと思う。



どのような道筋で経済回復がはかられるのか、それは何年
かかるのか。
今後数年間は地球的規模での正念場であると思ったほうがよい。

2009年2月5日木曜日

竹中平蔵 vs 金子勝   2009.2.5

最近の私は竹中平蔵氏に傾倒しつつある。
考え方、話し方に卓越したものが感じられるのだ。



先々週くらいの日曜日のサンデープロジェクト(テレビ朝日)を
興味深く観た。
竹中さんと金子勝氏(慶應義塾大学経済学部教授)が意見を
戦わしていたのだ。
竹中さんは小泉内閣で大臣を務めた。
金子氏はそれが癪で癪でたまらないように私には感じられて
ならない。



小泉さんの構造改革は大失敗で、金融担当大臣を務めた
竹中さんの政策に誤りがあったと金子氏は主張する。
規制緩和で生まれたのは村上ファンドとホリエモンだけだと
攻撃する。
わかりやすい話なのだが、はたして本当に竹中さんのせいで
あの2人が跋扈(ばっこ)したのか検証はできない。



大臣という重責を伴う実務をこなした竹中さんと、大学教員の
キャリアしかない金子氏では経験の重み、引き出しの数が
比較にならないと思う。
実務家と評論家なら私は文句なく前者を支持する。
実務のなかで、様々な制約を受けながらも問題解決へ向けて
格闘した人の言には傾聴すべきものがある。




評論家は無責任かつ楽な立場だ。
金子氏も竹中氏の批判をやめて、自らも実務に携わる機会を
待つべきである。
「男の嫉妬」は醜いと思う。

2009年2月4日水曜日

ロンドンハーツ   2009.2.4


             近所の川    撮影:1月25日



昨晩は「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)を観て本当に良かったと思う。
録画しておけばよかった、と本気で後悔している。




もともと火曜日のロンブーは大好きな番組である。
「格付け」にはいつも楽しませてもらっている。
笑いのツボが刺激されるのが自分でもわかる。



昨晩の番組はテレビ朝日の開局50周年記念特別企画である。
狩野英孝アルバムCD発売ドッキリ密着60日」という企画で、
お笑い芸人の狩野を歌手デビューさせるドッキリだ。
すっかりその気になった狩野が、笑える勘違いを連発する。
ナルシストを持ち上げるとこうなっちゃう、という見本だ。
最後に本当の落とし穴に落として、ドッキリであることを明かす。




久しぶりにおなかが痛くなるくらい爆笑した。
こんなに笑ったのは本当に久しぶりのことだ。
笑いは心の健康に抜群の効果があるという。
兄のことで憂鬱な気分にとらわれていたが、おかげでかなり
すっきりとすることができた。
「ロンドンハーツ」に感謝したい。

2009年2月1日日曜日

実兄のこと その後②  2009.2.1

             二子玉川駅にて   撮影:2月1日 9:53



一昨日、兄が三鷹市の病院を退院した。
入院したのが11月26日だから、2ヶ月余り病院で
治療に専念していたことになる。
私もその日は仕事を休み、彼の退院に付き添った。



治療のおかげで彼の精神状態はこの2ヶ月で劇的に
改善された。
病院スタッフ、行政の支援には感謝してもしきれない。
入院中、兄の様子を確認するため数回面会に行ったが
そのたびに手ごたえを感じていた。
ささいなことでイライラし周囲とうまくやっていくことが
できなかった彼が、かつてのような穏やかさを取り戻していた。



退院はしても兄はホームレスだから帰る自宅はない。
新たに通院する病院が探してくださった池袋の簡易宿泊所が
彼の新しい住まいである。
そこで寝泊りしながら、精神科のデイナイトケアという
自立訓練プログラムへ朝から夜まで通うのがこれからの
彼の仕事だ。



兄に付き添ってドヤ(簡易宿泊所)に行くのはこれで3軒目だ。
読者の皆さんにはおそらく一生縁のない場所だと思う。
今度のドヤは今までで最低価格。(一泊1,360円)
一部屋に2段ベッドが3つ、つまり定員6名の部屋である。
精神状態が落ち着いたとはいうものの、同室の方々と
うまくやっていけるのか私は心配だった。
また、新たな病院へすんなり適応できるのだろうか・・・
一昨日および昨日は気がかりなあまり、私はブログを書く気に
なれなかった。



デイナイトケアは日曜が休みのため、私は約束どおり昼前に
ドヤを訪ねた。
同室の方々と仲良く暮らし始めたことを確認した。
この点において私の心配は杞憂だったことがわかった。
ただし、私との約束を破り一昨日の晩にアルコールを
飲んだことを告白した。
前の病院スタッフからも、私からもけっしてやらないように
言ってきたことを簡単に破る彼に失望を禁じえなかった。
せっかく2ヶ月間、一滴も口にしなかったにもかかわらず
自由を手にするとこうなってしまうものなのか。
「飲んで気持ち悪くなった。もう飲むことはない」という
彼の言葉を私はまだ全面的には信用していない。




「今後、飲んだことがわかったらもう会いに来ることはない」
ときつく言い渡して彼と別れてきた。
アルコールを飲まないこと。
今後の彼が自立できるかどうかはここが最重点ポイントになる。
一抹の不安を残しながら、兄は第二ステージを開始した。


先は長い。


             二子玉川駅から多摩川上流方向を望む


            二子玉川駅