2014年6月29日日曜日

青春を振り返る旅  ③-5 新千歳空港(6月24日)





とうとう「青春を振り返る旅」の幕引きである。



レンタカーを返却し、空港へ入った我々は土産を買った後
空港内の居酒屋でささやかな反省会・ご苦労さん会を行った。
旅の無事に感謝し、楽しかった濃厚なる時間を酒と共に脳裏に
焼き付けた。



我々はまだ現役だから、こんな旅は毎年はできない。
それでも、健康に注意して数年後に再び一緒に旅ができたら
こんなに喜ばしいことはないだろう。
旅の神と友情に乾杯!







青春を振り返る旅  ③-4 積丹半島(6月24日)  町営温泉、ニッカウヰスキー工場





今回の旅では数百枚の写真を撮った。
私の好みでいえば、上の写真がベストショットである。
山、草原、青空という構成が私の好みなのだ。








町営温泉は岬の突端にあり、素晴らしい景観を
眺めながら温泉を楽しむことができる。
料金は610円と安い。
積丹に行かれる人にはぜひお勧めする。
タオル(大、小)が600円かかるから、もし行くなら
タオル持参がいいだろう。



我々はこの日に新千歳から帰らなければいけなかったので
温泉を早々に引き上げた。
休憩所で食事を食べたり、ごろんと横になったりして
ゆっくり滞在するスケジュールが良いと思う。
夕焼けの岬がお勧めとのことだから。



温泉を後にして、ニッカウヰスキー工場へ短時間立ち寄り
道央自動車道で新千歳へと向かった。
旅も終わりが近づいた。





























青春を振り返る旅  ③-3 積丹半島(6月24日)  美国町でウニ丼






美国町でウニ丼を食べることは既定路線だった。
どこで食べるかまでは決めていなかった。



町に到着して乗船場に行く曲がり角に寿司屋が見えた。
船が先になったが、そこで食べることに決めていた。
うな丼に加えて握り寿司も食べたい気分だったが、あいにく
ご主人が不在で握りはできないとのことだった。
奥さんとお母さんしかいなかったのだ。



鈴木氏、志村氏はウニ丼、神立氏と私は三色丼を頼んだ。
若い頃、礼文島へ行ってウニをたくさん食べたら
頭が痛くなったことがあり、ウニの少ない三色丼にしたのだ。



とても美味しい昼食を一同堪能して、次の行程・積丹町の
町営温泉へと向かったのであった。












青春を振り返る旅  ③-2 積丹半島(6月24日)  美国町 水中展望船

ニュー積丹号




札幌でレンタカーを借りた一行は、南区藤野の鈴木家所有地に
寄った後、浅里川峠を越えて積丹半島へ向かった。



美国町に到着したのが11時半過ぎ。
食事を先にするか、水中展望船が先か微妙な時間だったが
間もなく船が出航すると知り、食事の前に水中展望船へ乗り込んだ。



水中展望船とは船底に海底を眺められる展望室がある船だ。
はじめは展望席には入らず、上で海を眺める。
浅いスポットに到着するとガイドさんが展望室へ誘導してくれた。

船底の窓から海底が見える。
黒いウニがたくさん見えた。
残念ながら魚はほとんどいなかった。
美しい海中風景を期待していたが、少し期待外れではあった。




上からの景観はなかなかのものがあり、天気も上々だったことも
あいまって合格点。
下船して我々はうに丼の食べられる寿司屋へと向かった。























青春を振り返る旅  【別冊】 渋谷さん宅(および付近)で40年近く前に撮ったと思う写真





これら写真が自宅に残っていた。



上の写真は学生時代の神立氏と筆者である。
神立氏の下宿(渋谷さん宅)を訪ねていった時と記憶している。
中島公園のなかかもしれないが定かではない。




下はおそらく神立氏の部屋のなかではないだろうか。
ダウンタウンブギウギバンドのLPを持って、ボケッと写っている。

その下が、現在のところ連絡がとれない横山氏だ。









青春を振り返る旅 ③-1 札幌(6月24日)  早朝散歩 ~渋谷さん宅跡、中島公園~

24日朝      ホテル ベストウェスタンからの眺望




神立氏が北大生時代に住んでいた下宿跡を訪ねることも
今回の旅のポイントである。
大家は渋谷さんというおばちゃんで、私も行ったことがある。
渋谷さん自身は神立氏が学生時代にお亡くなりになったから、今はもういない。
場所だけは確認しておきたいというのが四人の総意であった。





渋谷さん宅跡は我々が泊まるホテルから近い場所にあることは
わかっていたので、朝、散歩がてらに探してみようと決めていた。
すっかり当時の面影は失せていたが、それは織り込み済み。
青春の思い出はしっかりと四人の胸に去来していたと思う。




中島公園のなかをぶらついた後、最終日の朝食をとるため
ホテルへ戻った。
このあとは、レンタカーを借りて積丹方面へ向かうことになる。






 ホテルを出発





旧渋谷さん宅付近









札幌パークホテル








中島公園

青春を振り返る旅  ②-5 札幌(6月23日) ホテル ベストウェスタン






もともと今回の旅はJALパックである。
ホテル ベストウェスタンはパックに組み込まれた宿だ。
韓国の企業が札幌にオープンさせたホテルだそうである。



それゆえ、宿泊客の多くは韓国人だった。
大人数で大きな旅行バッグを持っている客をたくさん見かけた。



新しいホテルだから清潔できれいだ。
特に不満は感じなかった。
ホテルから直接、一階のローソンへ出入りすることができる。
これも便利である。



我々四人はアルコールを飲みながら、尽きることのない会話を
楽しんだ。
これも旅の醍醐味の一つである。






















青春を振り返る旅  ②-4 札幌(6月23日)  ラーメン屋 純連

しょうゆ + コーン(オプション)




ビール園でジンギスカンを堪能した我々は、鈴木氏以外は今夜の宿
ベストウェスタンへチェックインした。
ベストウェスタンは中島公園の至近にある韓国系ホテルだ。
私が札幌で働いていた頃には存在していなかった新しいホテルである。



部屋備え付けの大型バスルームで風呂に入ってさっぱりしたり
ひと寝入りしたり、それぞれ思い思いに過ごした。
ちなみに鈴木氏は妹さんの家へちょっと寄ってくるとのことだったが
本当はすすき野の女性とひと時を過ごしていた可能性も否定できない。




中島公園駅ホームで9時半(21時半)に鈴木氏と待ち合わせて
南方向へ駅三つの澄川へ向かった。

道中、私は鈴木氏にプレッシャーをかけ続けた。
「さんざん旨い、と言ったからには本当に旨くないと。一口食べたら
我々三人の反応をよく見ておくように。無感動だったり、チッと
舌打ちした場合は旨くなかったということだ」と偉そうな弁を述べていた。




ラーメンはとても旨かった。
鈴木氏の推薦に間違いはなかったことが証明された。

味に加えて、私が感動したことがある。
それは私がオプションでコーンを頼んだことを受けて、コーンを
どんぶりから取りやすくする穴あきスプーンを出してくれたことだ。
(下の二枚目 写真参照)
ちなみにコーンなしの三人にはこのスプーンは見当たらなかった。



顧客視点とは、の見本を教えられたラーメン屋”純連”は素晴らしい。
高田馬場にも出店しているそうなので、近くに寄った場合は
覚えておこうと思った。













帰りの地下鉄を待つ   ドヤ顔の鈴木氏






青春を振り返る旅  ②-3 札幌(6月23日) 札幌ビール園






いよいよ我々の旅、”青春を振り返る旅”も佳境の23日夕方。
予定通り札幌ビール園を訪れた。




函館を出る頃から我々四人にはなかなか解にたどり着けない
課題というか、悩みがあった。
大した悩みではないのだが、重要と言えば重要である。
それは札幌での食事のとり方である。
食事は旅の華なのだ。



昼は北大の学生食堂、夕方は札幌ビール園でという計画は
とっくに承認済みの既定路線であった。
そこに突然、鈴木氏から「澄川のとびきり旨いラーメン屋”純連”へ
どうしても行きたいんだな」と動議が起こされたのだ。




鈴木氏は昼に純連、学食はやめるを主張した。
神立氏、志村氏は学食を頑として譲らない。
今回の旅の根幹であるような勢いだ。
そのくせラーメン屋も悪くないという。
強欲な連中である。

さらに、札幌まで来たら大通り公園でとうもろこしをかじらなきゃと
いう意見も根強く、ビール園のジンギスカンを限りなくマズくさせる
恐れもあった。
私は中立を貫き、議論が収斂することをじっと待った。




さんざん議論を重ねた結果、最適解はこうなった。
昼は学食で軽めに済ます。
夕方はビール園でジンギスカン。
宿でゆっくり休んだ後に、澄川のラーメン屋”純連”へ行く。
大通り公園は行くけれども何も食べない。




という訳で、紆余曲折はあったがとてもおいしいジンギスカンを
堪能することができた。
議論は無駄ではなかった。
ビール園の売店で土産も買うことができた。



半袖シャツ姿で行っちゃったことだけは後悔した。
とても寒かったから。
半袖シャツだけで行ったのは私だけだった。
真下の写真では全員半袖だが、彼ら三人は上着持参という
用意周到ぶり。
帰りに寒がる私に如才なさを見せつけた。





























2014年6月28日土曜日

青春を振り返る旅  ②-2 札幌(6月23日) 大倉山シャンテ






大倉山シャンテ行きは神立氏の発案である。



啄木亭での夜、函館発特急の中で我々四人は札幌でどう廻るかを
あれこれ検討を重ねた。

北大は当確。
大通り公園も有力。
ビール園も当確。

微妙なポジションだったのが大倉山シャンテである。
西のはずれで移動ロスが大きい。
それにスキージャンプ中継で観ているから、なんとなく
行ったことがあるような気になっているのも原因だろう。



北大見学を終え地下鉄南北線に乗った直後に、最高意思決定機関の
志村氏、筆者の二人で大倉山シャンテ行きを決定した。
はじめは大通り公園でとうもろこしをかじろうと考えていたのだ。
旅の幹事・神立氏の顔を立てようというのが背中を押した。




行ってみたら、これが大正解。
雄大な北の都が美しい。
ジャンプ場もテレビで見るよりもはるかにスケールが大きい。
今回のヒットと言っても過言ではないだろう。



読者の皆さんも札幌へ行くなら北大、ビール園だけではないと
心に刻んでほしい。