2020年5月31日日曜日

枡形山展望台(生田緑地)    2020.5.31


生田緑地 枡形山展望台からの眺望     撮影:5月30日




生田緑地を訪れると必ず立ち寄る場所がある。
「枡形山(ますがたやま)展望台」だ。
ここの見晴らしはいつ来ても素晴らしい。
空気が澄んでいれば大山山系、富士山まで望むことができる。
写真は東京北西部方向の眺望である。


川崎市教育委員会のホームページに枡形山に関する記述がある。
編集引用する。


以下


枡形山は天然の要害をなした山城として、鎌倉時代から戦国時代の武将たちの目にとまるところとなり、たびたび利用されてきたものと考えられます。

古くは、源頼朝が鎌倉に幕府を開いた頃、稲毛三郎重成がここ枡形山を城としたと、江戸時代に書かれた『新編武蔵風土記稿』は伝えています。
稲毛三郎重成は北条政子の妹を妻に迎え、源頼朝の重臣として活躍した人物です。

その後、室町時代の永正元年(1504)には、山内上杉氏の討伐を狙っていた北条早雲が軍勢を進めて枡形城に入りました。
そして、扇谷上杉朝良を助けて、山内上杉顕定の軍と多摩川の河原で戦い、激戦の末、山内上杉軍を破ったと『宗長手記』や『松蔭私語』では記しています。

また、先の『新編武蔵風土記稿』では、戦国時代の永禄12年(1569)、甲斐(かい)の武将・武田信玄が小田原へ出兵してきた時、この土地の豪族であった横山式部少輔弘成は、枡形山に土塁を築いて後北条氏のために守りを固めたと伝えています。



昔から、見晴らしの良い場所は戦いの要塞として権力者たちに利用されてきた。
高い場所から下界を見下ろすこと自体が権力の象徴だったのだと思う。
今でも山の手・下町というように、高台は富める者が占有する場所である。
枡形山展望台に上ると、昔、権力者の胸に去来した思いを感じることができる。
皆さんも機会あれば、ぜひ訪れてみてください。


2020年5月30日土曜日

生田緑地 再開     2020.5.30


生田緑地(川崎市多摩区)     撮影:5月30日





菖蒲(しょうぶ)の花が咲いている。
菖蒲と紫陽花(あじさい)が咲けば梅雨も近い。
新型コロナウィルスに翻弄された春も終わり、季節は動く。


4月7日の緊急事態宣言後も生田緑地はほぼ平常通りであった。
まず、4月下旬に緑地内のさまざまな施設(岡本太郎美術館、プラネタリウム)が閉じた。
それでも、公園内の駐車場は平常通り営業を続けていた。
行ける場所が少ないなか、生田緑地は貴重な気晴らしスポットとして何度も活用させてもらった。


事態が変ったのは5月の連休後である。
藤沢市、鎌倉市が「他県から湘南に来ないで」という排他的メッセージを発した頃だ。
そんな自粛を強要する世間の雰囲気に押されたか、とうとう生田緑地の駐車場も閉鎖されてしまった。
しかたなく、付近の民間駐車場にクルマを停めて訪れたこともあった。
やがて、川崎市の公園近くに横浜ナンバーのクルマを駐車すること自体が無用のトラブルを招きかねないと思い、行くこと自体を自粛してしまった。


一昨日、緊急事態宣言の解除を待って公園内の駐車場が開いた。
再び、自然のなかでウォーキングを楽しむことができる。
緊急事態宣言が解除されたのだから堂々とクルマも駐車できる。
私の日常が戻ってきたのだ。


2020年5月29日金曜日

ぶらり多摩川ウォーキング-⑤(池上)    2020.5.29


工事進行中の東急池上駅(池上線:大田区池上)    撮影:5月24日




急激に、かつ広い範囲で失われた日常が少しづつではあるが戻ってきた。
緊急事態宣言が解除され、通勤バスの乗客数がかつての3割~4割まで戻った。
2割まで落ちていた時期に比べたら増えている。
このままで留まるのか、来週からさらに急増するのかはわからない。


さて、ぶらり多摩川ウォーキング 最終回。
下丸子・暁庵で飲み食いした二人が向かった最終目的地は池上である。
二人とも疲労でこれ以上歩く気力・体力がなく、下丸子から東急電車で池上に向かった。


池上はかつて筆者が6年間、生活の拠点を置いた場所だ。
札幌勤務を終え東京に戻されて、両親の住む新蒲田に近い賃貸住宅を探して池上に決めた。
長男は日赤病院で生を受けてここで育ち、幼稚園生活のほとんどもこの地だ。
長女も赤ん坊時代をここで送った。
今となっては遠い昔の思い出だ。


シオイ氏は大田区立徳持小学校、蓮沼中学校を経て都立田園調布高校(14群)へ進学した。
池上は彼にとって、かつて実家のあった地、生まれ育った地である。
大学進学で浪人して、卒業後、R社へ入社したから年齢は私より1年上になる。
R社での私と氏の接点は唯一、山中湖での新入社員研修だけである。
数年して彼は実家の家業を継ぐためR社を退社した。
その後、年賀状だけはお互い欠かさず交換していた。


一度だけ、私が池上に住んでいる時、商店街でシオイ氏にばったり出くわしたことがある。
すでに彼は横浜市港北区を生活の場にしていたが、たまたま気分転換に池上を訪れた時のことだ。
駅前の「パーラー榎本」でお茶をしたことを覚えている。
単なる偶然なのだが、今となってみると細い縁に手繰り寄せられた邂逅だったように思える。


昨年、年賀状だけの付き合いを脱して武蔵小杉、自由が丘でウエハラ氏交えて飲み食いし、ついには東伊豆へ合宿旅行へ出かけた。
ひとつ、ブレークした感がある。
これからの人生、折に触れ、彼と仲間と楽しい時間を共有できればありがたいと思っている。 


ウォーキング、お疲れさまでした。



東急蒲田駅





2020年5月28日木曜日

ぶらり多摩川ウォーキング-④(暁庵)    2020.5.28

 まずは生ビールで乾杯(暁庵にて:大田区下丸子)  撮影:5月24日





都立田園調布高校を後にした我々二人。
どこかで食事をしたいなと考えながら、これといって良さそうな店を見つけることはできなかった。


下丸子駅前には店がたくさんあるから、そこを目指そう。
再び多摩川土手の遊歩道を下流へ向かって歩き始めた。
ガス橋が見えてくる。
下丸子駅は近い。
遊歩道を外れて住宅街を駅に向かって歩く。


シオイ氏は蕎麦屋で粋に飲み食いをしたいと言う。
駅前商店街を歩いているとドンピシャの店があった。
暁庵だ。
のれんをくぐると、それほど広くない店内に先客が数人いた。
我々はカウンターに並んで腰かける。


まずはビールだ。
生ビールをぐいっと飲む。
はじめのひと口が喉を通過すると、「あーっ!!」と声をあげる。
それだけでとても幸せな気分になれる。
冷奴、ホタルイカをつまみ、ビールをおかわりする。
〆(しめ)はかき揚げせいろだ。


外で飲み食いするのは楽しい。
そのことを改めて実感した。
随分歩いたのでそれなりに疲労感はあったが、ここで生き返った気がする。
次の目標は池上だ。
池上は二人にとって思い出の場所である。








2020年5月27日水曜日

ぶらり多摩川ウォーキング-③(都立田園調布高校)   2020.5.27


都立田園調布高校 正門(大田区田園調布南)  撮影:5月24日




緊急事態宣言明け2日目の朝。


最寄り駅に向かうバスに乗り込んでくる客は若干増えた。
都内へ向かう田園都市線の急行は、通路に立つ乗客が数日前と較べて明らかに多くなった。
増えかたは徐々にという程度で、急増というほどではない。
今後、いかなる変化が見られるかを注視していきたい。


さて、ぶらり多摩川ウォーキング。


等々力渓谷で魂を浄化した後、我々二人は再び多摩川土手遊歩道を下流方向へ歩いた。
丸子橋が見えてくる。
その手前で多摩川台公園に立ち寄る。
亀甲山古墳がある台地だ。
シオイ氏によると田高(でんこう:田園調布高校)生の定番デートコースとのこと。
九段高校における千鳥ヶ淵みたいな所だ。


多摩川駅の近くで食事をするつもりだったが良さそうな店がない。
そのまま田高へ直行することにした。
多摩川駅からほど近い高台、新幹線の線路沿いに校舎がある。
私が訪ねるのは初めてだ。
校門のデザインがとても洗練されている。
シオイ氏はここで高校時代を送ったのだ。
緩くて楽しい学校生活だった」と氏は述懐する。
制服もなく自由な青春を謳歌できたのだなと私は理解した。


シオイ氏の朗らかでバランス感覚に優れた人格のベースは田高で育まれたのだろう。
これからも末長く交際を続けさせてもらいたいと思っている。


東急多摩川線(旧 東急目蒲線)

2020年5月26日火曜日

ぶらり多摩川ウォーキング-②(等々力渓谷公園)    2020.5.26

 等々力渓谷公園(世田谷区等々力)     撮影:5月24日




緊急事態宣言が歴史的なら、その解除も歴史的である。


今朝からわが国は新たなステージへ歩み出した。
世界に誇る経済の輝きを取り戻すべく、それこそ「一億総活躍」で難局に立ち向かいたい。
読者の皆さんも10万円が入ることだし、財布のひもを勇気をもって緩めてほしい。


さて、一昨日の多摩川ウォーキングへ戻る。
二子玉川をスタートした私とシオイ氏は、二子玉川公園の次に等々力渓谷へ向かった。
これもシオイ氏の提案である。
等々力に閑静なスポットがあるというのだ。


訪れてみてビックリ。
都内にこんな心安らぐ場所があるとは!
渓谷には滝まである。
私は iPhone で写真を撮りまくった。
シオイ氏のスマホは相変わらず不調で気の毒だった。


等々力渓谷で充分に英気を養った二人は、再び多摩川土手の遊歩道へと歩みを進めた。
次のターゲットはシオイ氏の母校・都立田園調布高校である。(つづく)



不動滝

2020年5月25日月曜日

ぶらり多摩川ウォーキング     2020.5.25    

二子玉川公園(世田谷区玉川)     撮影:5月24日




5月最終週である。
今夜、首都圏・北海道の緊急事態宣言解除の発表が行われる。
ようやく世紀の大騒ぎに区切りを付け、次の段階へと進むことになる。


昨日、ROB神奈川東部支部のシオイ氏と示し合わせて、二子玉川を起点に下流の方へ「ぶらり多摩川ウォーキング」を行った。
神奈川から東京へ越境することに若干の躊躇はあったが、元東京都民に免じて許してもらえるだろうと敢行した。
終わってみると二人とも歩数は2万歩を越えていた。
よく歩き、話し、豪快に飲み食いした。
巷間言われる”自粛疲れ”も吹っ飛んだ気がする。


初めに訪れたのは二子玉川公園。
シオイ氏の提案である。
駅から楽天ビルを越えたところにある、新しい公園だ。
天気も良く家族連れ、カップルでそこそこ賑わいを見せていた。


私は iPhone でガンガン写真を撮っていたが、シオイ氏のスマホは調子がよろしくなく苦戦していた。
画面が真っ暗で操作ができないのだ。
手も足も出ないとはこのことかもしれないな、と思いながら私はさらにガンガン写真を撮り続けた。


管理された自然と都会的な高層ビルのコントラストは、なかなかのものだった。
また、機会あれば足を運んでみたい。








2020年5月24日日曜日

困った東京都知事     2020.5.24

田植えの準備(横浜市青葉区)     撮影:5月23日




谷本川沿いの水田に水が浸された。


私が訪れた時、今まさに水を引き込んでいた最中だった。
まもなく田植えが始まる。
感染症騒ぎとは関係なく、行うべき時期に行うべきことが行われている。
そう思うと、心が落ち着く。


今週、首都圏の緊急事態宣言も解除される運びだ。
ただし、東京都は3ステップで段階的に解除していくという。
ステップアップは2週間づつ、というから第1ステップから第3ステップまで進むのに約1ヶ月をさらに費やすことになる。
これで東京都民は納得するのだろうか。


東京都知事は人々を規制するのが得意、というか大好きだ。
古くは環境大臣時代のクールビズ。
最近では築地市場の豊洲移転で”安全性”とやらに執拗にこだわり、水産業者たちを長期間困らせた。
そして、今回の行動自粛・休業要請。
完全解除まで必要以上に時間をかけるつもりだ。


おそらく、確実に、彼女は政治力を行使して人々の行動を規制することに無上の喜びを感じている。
オリンピック・パラリンピック延期が決まった後、メディアに出る彼女ははしゃいでいたように私には映る。
口では「都民の安心・安全」と言いながら、規制自体が目的化して商業・サービス業の行く末など二の次・三の次なのだろう。


リーダーシップが必要な時と、過ぎたリーダーシップは無用な時がある。
今、東京都民は都知事のいらないリーダーシップの犠牲を払わされているように思う。

2020年5月23日土曜日

Web カメラ到着    2020.5.23

谷本川(横浜市青葉区)    撮影:5月17日




オンライン時代に対応しようと4月上旬に Web カメラを発注した。
デスクトップPCに設置して利用するためである。


テレワーク関連特需であらゆる商品が品薄と聞いていたが、案の定、Web カメラの納期は8月とのことだった。
気長に待とうと覚悟を決め、そのままオーダーを入れておいた。
到着するまでは iPhone でオン飲みに対応しようと決めていた。


3~4日前、突如、ヨドバシオンラインから「出庫しました」とのメールが届いた。
納期8月だったのが随分早くなったな、と思った。
4月上旬にオーダーを入れた頃は、あまりの品薄できっと大雑把に「納期8月」と回答してきたに違いない。
その後、メーカー(サンワサプライ)も増産を行ったのだろう。


さっそく23インチモニターの上部に据え付けてみた。
ZOOM、Google でテストしてみたら良好だ。
これからオン飲みはデスクトップPCで行える。
With コロナ、After コロナへの備えは整った。
世の中の変化には機敏に対応していきたいものだ。


2020年5月22日金曜日

3-5月を振り返る(コロナ騒ぎ)      2020.5.22

谷本川(横浜市青葉区)      撮影:5月17日




東京オリンピック・パラリンピック(7月-8月)の中止は3月下旬に決まった。
中止が決まった途端、東京都知事のメディア露出が目立つようになった。
接触8割減、3つの密(を回避)、Stay Home など、時代を象徴するメッセージが発せられた。


その後、あれよあれよという間に緊急事態宣言(外出自粛、休業要請)へと突き進んでいった。
緊急事態宣言の直前に「アベノマスク」配布の発表が行われ、巷の話題になった。
ちなみに私の手元には未だ布マスクは届いていない。


休業に伴う補償では、初め政府はどっちつかずだった。
一時は経済産業大臣が「補償はできない」との見解を出したこともあり、全国の事業経営者を奈落の底に落としたこともあった。
その後、休業協力金、雇用調整助成金の支給が立て続けに決まり、直近では家賃支援まで到達するに至って世の中は落ち着きを取り戻した観がある。


ゴールデンウィークは自粛一色だった。
新幹線の乗車率は10%以下。
列車によっては0%もあった。
GW中の5月4日に緊急事態宣言の延長が決まった。
予想はしていたものの、いつまで続くやらという諦めの気分が世の中に蔓延した。


その後、14日に39県が先に解除され、今週には京阪神も解除になった。
高校野球甲子園大会(8月)の中止も決定した。
イベントの中止には慣れっこになってしまったが、夏の甲子園が行われないということは先の大戦以来の大ごとである。


そして5月下旬を迎えた。
残る首都圏・北海道も、来週(26日)解かれるかもしれないところまでこぎつけた。
個人的には新型コロナウィルス感染症という疫病に対する恐れはかなり小さくなった。
注意すべきことを医学的見地から認識できたことが大きい。


首都圏の解除で世の中がどのような変化を見せるのか。
沸き立つのか、淡々としたものなのか。
興味深く見守りたい。
何よりも商業・サービスが再び立ち上がることを強く願っている。





2020年5月21日木曜日

オンライン飲み会のしきたり    2020.5.21

Social Distance(横浜市緑区:サンドラッグ)   撮影:5月21日




二日連続で寒い。
秋まで見納めかと思っていた春ブルゾンを、急遽、羽織る羽目になった。
書斎でもまだ足温器で足を温めながらこれを書いている。


さて、今回の感染症騒ぎでテレワーク、オンライン〇〇が突如、普及した。
しかも、世界同時だ。
ノートパソコンは売れるは、Webカメラは品薄になるは、の大騒ぎ。
私が4月上旬にヨドバシオンラインで発注した Webカメラは、納期がなんと8月だ。
テレビ会議ソフト ZOOM は、ちょっと前まで1000万ユーザーだったのが、一気に3億越えとのこと。


テレワークは準備もなくいきなり始まったから、従業員も大変だっただろう。
私の住むマンションでは緊急事態宣言前後から、急にネットが繋がりづらくなった。
マンション内の現役サラリーマンがテレワークを始めた影響だと思っている。


オンライン飲み会(オン飲み)も数回行った。
けっこう楽しめるし、画面を見ながら飲んでいると結構酔いが回ることもわかった。
喋りがかぶることも頻発した。
ここは一工夫したいところ。
話しが終わったら、そのことを明示するサインが必要だ。


サインは伝われば何でも構わない。
両手で大きく”まる”を作ってもよいし、ピースサインでもいいだろう。
次のオン飲みでは何らかのサインを決めて行ってみたい。


新しい海に対しては、新しい水夫が船に乗り込む
古い水夫は新しい海の怖さを知っているから乗らない。
同様に、新しいライフスタイルには新しい作法が必要なのだ。

2020年5月20日水曜日

三方よし    2020.5.20

いちご農園(横販市青葉区)     撮影:5月17日




このところ暖かい日や暑い日が続いていたが、一転、肌寒い一日になった。
レインコートか、春コートか。
若い女性はどちらか見分けがつかないが、コートを着ている人をちらほら見かけた。


家の近所のマクドナルドで Uber Eats のアルバイト2名を見かけた。
若い男女1名づつだ。
情報交換なのか、何やら雑談をしていた。
Uber Eats のバイトがいるということは、マックの配達件数が多いことを物語る。


この関係は「店よし、お客さんよし、Uber Eats よし」の”三方よし”だ。
”三方よし”が成立する仕事は強い。
社会で必要とされているということである。
”三方よし”とは、江戸時代から明治にかけて近江商人が大切にしていた商売哲学だ。
売り手、買い手、世間、の三方ともに満足できる商いを意味する。


かつて、ブックオフが隆盛だった頃。
作家たちが「中古本がいくら売れても、自分たちに印税が入らない!」とクレームをつけた。
売り手よし、買い手よし、著作権者よくない、の関係だった。


売り手、買い手、世間を満足させるビジネスをしたいものである。
余談だが、Uber Eats のバイトさんたちは交通事故に充分気を付けて活躍してもらいたい。

2020年5月19日火曜日

30年前の5月      2020.5.19

谷本川(横浜市青葉区)      撮影:5月17日




日曜日(5/17)の昼下がりのこと。
川崎駅の近くに住む長男を訪ねてクルマを走らせた。
わが家からほぼ1時間かかる。


クルマから見える外の景観、正確には陽射しの建物への当たり方に既視感(déjà-vu)を覚えた。
しばらく考えて、ようやく思い当たった。
そうだ、約30年前にホノルルで見た陽射しだ。


1990年から1991年にかけて、尼崎、明石、神戸で時間と労力を仕事に捧げた時期がある。
新規事業分野の製品を顧客に売り込むスタッフだった。
バブル経済がはじけたのは1991年の秋だったが、はじける前の期間だ。
世の中は好景気に沸いていた。
ついていた。


中小企業の社長さんたちは競ってセルシオに乗っていた。
その好景気に乗って私の営業成績も絶好調。
3ヶ月単位、6か月単位、年単位で支給される報奨金もたくさんもらった。
そして、年間優秀社員として1991年5月にハワイ研修旅行へ選抜された。
”研修”とは建前で、実際はバカンスであった。


ホノルルでの4日間は、今でも忘れられない。
ゴルフ、クルージング、ショッピング、焼肉店での食事、散歩。
楽しいことばかりだった。
陽射しはきらきらと明るく、空気はカラッとしていた。


一昨日の既視感はこれだったのだ。
共通点は5月だということ。
ホノルルにはいつかまた、必ず訪れるつもりだ。
札幌会、ROB神奈川東部支部で提案してみたい。

2020年5月18日月曜日

前を向く     2020.5.18

谷本川べり(横浜市青葉区)    撮影:5月17日




谷本川(鶴見川上流)の遊歩道を歩いていたら、カラフルな花が咲く一帯に巡り合った。
行く人の目を楽しませるという表現があるが、それは真実だった。
青、ピンク、赤い花が色鮮やかで、iPhone カメラで撮るべしと一瞬で思った。


3月下旬から感染症騒ぎで心理的に緊張を強いられてきた。
志村けん、岡江久美子が亡くなったことを知り恐怖感を味わった。
安倍総理の布マスク2枚配布発表に「このタイミングでマスクはないだろう!」と憤ったりもした。
世の中のあまりに劇的な変化を目の当たりにして、悪い夢でも見ているような気持ちにもなった。


悪いことばかりではない。
生田緑地、谷本川へいつも以上に足を運び、自然に触れてリフレッシュした。
合唱が完全休止したため時間ができ、読書もたくさんできた。
オンライン飲み会も数回行って、近しい友たちと新たな交流の術(すべ)を獲得した。
家族の紐帯も強くなった。
栄養面、衛生面にさらに気を配るようになった。


今の感染症が終息して第二波、第三波が来ても、異なるウィルス感染症が流行しても、ここで得た教訓を活かす自信がついた。
ひとつ賢くなった気がする。
怖がらず、希望を抱いて、前を向いて進んでいこうと思う





2020年5月17日日曜日

再起動の狼煙(のろし)     2020.5.17

 谷本川べり(横浜市青葉区)     撮影:5月17日





昨日の石黒先生(医師)に触発されて、谷本川(鶴見川上流)べりの遊歩道を日光を存分に浴びながら歩いた。



遊歩道では今日も多くの人々が思い思いに歩いたりランニングしたり、サイクリングを楽しんだりしていた。
気温は高いが湿度は低く、ときどき吹く風が心地よい。
素晴らしい天気だ。


横浜市内では明日以降、さまざまな店が営業を開始していく予感がする。
あちらこちらで人々の活き活きした姿、歓声を耳にすることだろう。
外出自粛に対する人々の我慢も限界点を超えた感がある。
公的な休業要請は解除されなくとも、正常な経済活動に戻す時がきたのだ。


進もう、前へ。






2020年5月16日土曜日

◆必見◆ 石黒成治氏(医師)に聞く(免疫力、および新型コロナウィルスへの備え)   2020.5.16-②

谷本川の遊歩道(横浜市青葉区)    撮影:4月24日





新型コロナウィルス感染症に不安を感じている方は、ぜひご覧ください。
33分40秒から石黒成治氏(医師)がお話しになります。
これは実に参考になります。

視聴可能期間は1週間くらいです。


   石黒成治 医師 出演 ←  クリック!



石黒成治医師プロフィール

 名古屋大学 医学部付属病院 病院准教 を経て
 現職 医療法人 普照会 もりえい病院(三重県桑名市内堀28-1)医師
      ※外科・肛門外科・消化器外科 

カーナビ    2020.5.16

生田緑地(川崎市多摩区)




朝一番で神奈川区菅田町へクルマを走らせてきた。
土地勘のない場所だが、カーナビのおかげで苦もなく到着することができた。
本当に便利な世の中である。


カーナビなき時代はクルマを運転する人なら誰しも、地図を頼りに迷いながら四苦八苦した経験があるだろう。
地図は目的地まで複数ページにわたるので、使い勝手が実に悪かった。
どこを走っているのか、わからなくなるのだ。
とても心細かったし、初めての場所へ行くのが億劫だった。


カーナビは GPS 技術のおかげである。
GPS とは Global Positioning System の略である。
アメリカ合衆国がもともと軍事用に開発した技術だ。
上空高いところの GPS衛星から位置を知らせる信号を受け取る。
レーガン大統領の時代に民生的用途にも転用した。
1990年台のことである。


インターネットも米国で軍事用に開発された。
Google の検索エンジンも米国生まれだ。
そう考えるとやはり米国の技術はスケールが大きく卓越している。
翻(ひるがえ)って日本は?


捨てたものではない。
ウォシュレット(TOTO)、ゲームソフト(任天堂)、ハイブリッドカー(TOYOTA)、内視鏡(OLYMPUS)、イメージセンサー(SONY)、ヒートテック(UNIQLO)...
私が思いつくものでもこれだけある。
技術が人々の生活を便利・快適にするのだ。

2020年5月15日金曜日

潮目が変わる     2020.5.15

営業再開(しぶそば 横浜市青葉区)      撮影:5月15日




今日から首都圏、京阪神、北海道を残して緊急事態宣言が解除された。
全国すべてで解除されるのも時間の問題だ。


東急の駅構内にある蕎麦屋「しぶそば」も長く休業していたが、今日の夕方みたら営業を再開していた。
緑区のネットカフェも今日から開いた。
緊急事態宣言の解除を待つまでもなく、徐々に動きが出てきている。


大阪も今夜24時に一部業種に限って休業要請を解除する。
異常な状態が少しづつ元に戻っていくのだ。
折しも季節は夏に向かっている。
もしも、新型コロナウィルスが暑さと高湿度で活動が非活発になれば、さらに世の中の戻りは早まるだろう。
そうあってほしい。

2020年5月14日木曜日

3密以上に気を付けたいこと    2020.5.14

空いている通勤バス(横浜市青葉区)     撮影:5月13日




自宅近くから乗る、朝7時のバス車内である。
ガラガラだ。
騒動前は駅に着く直前で50~60人は乗っていた。
今回の騒動は通勤時間帯のバスをここまで変貌させたのだ。


3密回避が言われて久しい。
バス車内がここまでゆったりしていると、心理的な安心感は確かにある。
電車も横掛け7人のイスに、せいぜい2人までしか座っていない。
それ以上、人が座ると「密」感がある。


感染症予防には3密でないに越したことはない。
ただし、3密以上に気を付けたいのが不特定多数の利用するトイレだ。
病院の院内感染の多くはトイレの疑いが強い。


排泄物を流すときに便器のフタを閉めて流すべきだ。
開けっ放しで流すと、9メートル四方に微細な飛沫が飛ぶという。
もし、自分が入る直前に陽性の人が排せつしていた場合、新型コロナウィルスがトイレ全体に蔓延している。
そして感染する。


不特定多数の入るトイレを避けること。
どうしても入らざるを得ない場合は、流す時にフタ閉めを徹底すること。
手洗いを入念に行い、手を口や鼻の近くに持っていかないこと。
新型コロナウィルス感染症に限らず、我が身を守る方法である。
ご参考まで。

2020年5月13日水曜日

緊急事態宣言延長後(9日目)    2020.5.13

渋谷方面の準急電車(田園都市線あざみ野駅 朝7時過ぎ)  撮影:5月13日





緊急事態宣言の延長(5月4日)から9日が経過する。


横浜市青葉区から都心へ向かう朝7時過ぎの通勤電車は、ご覧の通り空いている。
ほぼ全員が座っている。
立っている人はほとんど見かけない。
3か月前とは対照的な光景だ。


これからはこんな光景が日常となるのだろうか。
それともやがて元に戻るのだろうか。


元に戻るといえば、街のドラッグストアにマスク、アルコール消毒液が出てきたという。
マスクは安いもので40円/枚、平均で50円/枚。
品薄は解消されている模様だ。


マスク通販最安値.com  ←クリック! なるサイトがあり
本日の最安値は18円/枚。
ただし、品質は ? というから、そのつもりで。
中国で他業種から参入したところが供給しているようだ。
私は怖くて手が出せない。

2020年5月12日火曜日

オンライン飲み会     2020.5.12

生田緑地(川崎市多摩区)    撮影:5月1日




昨日、今日と気温が急上昇。早くも暑い。


書斎部屋に敷いていたホットカーペットを片付けた。
もう使うことは秋までない。
今週中には冬物もクリーニングに出してしまおう。
もう秋まで着ることはない。


さて、話題はオンライン飲み会。(以下、オン飲み)
5月3日にシバタ氏がホストを務めるオン飲みに参加した。
これが私にとって初めてのオン飲みだった。
遠く福井、福岡、近くは千葉、町田、大田区の友人たちと映像付きで話をしながら飲む。
思っていた以上の充実感を味わった。


5月6日には今月から加入したオンラインビジネススクールのオン飲みにも参加。
もちろん知らない人達ばかりなのだが、チャットで意見・感想を投げかけたりして楽しい時間を過ごした。


「これは使える」

そう思った私は、ROB神奈川東部支部(R社の同期入社仲間)、札幌会のオン飲みを立て続けに企画した。


ところが、5月9日のROBは大失敗をこいてしまった。
どんな失敗かは、あまりにも辛くてここには書けない。
翌10日。
札幌会では前日の失敗から学び、ほぼ完璧にホストを務めあげた。
これに気を良くして、14日にROBのリベンジ・オン飲みを行う段取りだ。


新型コロナウィルス感染症騒ぎで、世の中はオンラインばやり。
仕事もオンラインなら、プライベートもオンライン。
この新たな流れから落伍したくはない。
新技術にはそつなくキャッチアップしておきたい。
そう思っている。

2020年5月11日月曜日

ラーメン木村屋で食べる     2020.5.11

ラーメン木村屋(横浜市青葉区)カウンター席     撮影:5月10日




ここしばらく感染症騒ぎで外食から遠ざかっていた。


外食よりテイクアウトを選ぶのは、なんだかんだ言って新型コロナウィルス感染症への恐れからだ。
つまりは不安心理。


一昨日、たまたまラーメン木村屋の前をクルマで通った。
突然、おいしいラーメンを無性に食べたくなった。
日曜日の昼食は醤油ラーメンと餃子にしよう。
心に決めた。


そして、日曜のお昼。
店内ではカウンターに一人ひとり、仕切り板が設置されていた。
以前にはなかった。
騒ぎの影響がここにもあった。


私が想像していた以上に来店客が多い。
次々と2人連れ、3人連れの客が訪れる。
ただし、以前のように空いている席にすぐには案内しない。
”密”を避け、ある程度の客が入ったらそれ以上は店に入れない。
外で待機してもらっている。
これが世の中の変化だ。


にんにくを少し入れた醤油ラーメンは絶品であった。
麺も汁(つゆ)も実に旨い。
どんぶりごと汁(つゆ)を飲み干し、全部平らげた。
やはりプロの味は一味も二味も違う。


自粛の必要性は理解しているが、美味しいものは食べたい。
これからは近場であれば、恐れず外食することに決めた。
幸い、店も以前より衛生面に注力するようになっている。
人生は楽しむためにある。

2020年5月10日日曜日

We Are The World 再び      2020.5.10

東急田園都市線 車内    撮影:5月6日




緊急事態宣言が5月末まで延長され、日常の風景は新常態(New Normal)を続けている。


写真は昼間の田園都市線(渋谷方面)。
1車両にわずか2~3人しか乗っていない。
生きているうちにこんな日が来るとは夢にも思っていなかった。
こんな状況にも慣れつつあるが、ふと「えっ!? いったい世の中どうしちゃったんだろう」と思うことがときどきある。
耳、目から入ってくる情報に頭が混乱するのだ。


さて、先日の投稿で We Are The World を書いた。
カンダチ氏から紹介された 2020版 に触発されて、元祖(1985年) We Are The World ←クリック!を聴きまくってきた。
何度観ても胸が熱くなる。


そんななかで傑作なサイトを見つけた。
元祖を観たあとに見比べてほしい。
発想が素晴らしい。
もともと歌が上手だからこそできる芸だ。




2020年5月9日土曜日

マスク作戦     2020.5.9

サンドラッグ鴨居店(横浜市緑区)




買うのが困難だった使い捨てマスク。


ようやくさまざまな場所で販売されるようになったと報道されている。
買い占められていた製品の放出が始まったのか、供給が潤沢になってきたのか。
おそらく両方だと想像している。


私は日常的にマスクを必要としている。
今のところファクテリアの布マスク にガーゼをはさみ、これをメインに使用している。
洗って使いまわしができる製品で、使ったら水洗いとキッチンハイターを薄めた水に小一時間浸した後、ベランダで干す。
4枚あるからローテーションには余裕がある。


5月1日は暑い一日だった。
午後になると、さすがに布マスクでは暑さを感じた。
これから季節は夏に向かう。
友人のシバタ氏に相談して、使い捨て不織布マスクを譲ってもらった。
これで、布と不織布を気温に応じて使い分けする体制が整った。


6月になると「取り替え フィルター シート パッド」も到着する。
これで私のマスク作戦はコンプリートだ。
おっと。
アベノマスクを忘れていた!
使うかどうかは到着してから考えよう。
小さいし。