2016年12月31日土曜日

大晦日 2016.12.31

溝の口駅(川崎市高津区)





大晦日である。
今年を振り返り来年に繋げる日だ。


年初に「これをやろう!」と計画したことでやれたこと、やれなかったことをチェックする。
途中で新たな計画を加えた場合もあるだろう。
大切なお金を適切に使ってきたか。
時間とお金の使い方こそ人生そのものである。
点検なくして来年が素晴らしい年になることはない。


楽しいことはどんなことだったか。
辛いできごとは。
うまくやれたことは?
失敗したことは?
dedication できているか。


私は年初に3つ誓いを立てた。
本サイトに毎日投稿することもそのうちの1つだった。
今年はうるう年だから今日で366稿目になる。
来年も継続するつもりだ。


変わらずご愛読をお願いします。
皆様の顔を思い浮かべながら毎朝、書いています。








2016年12月30日金曜日

大瀧詠一三回忌  2016.12.30

ラザニア





穏やかな年末の朝だ。
青空に浮かぶ雲が朝陽を反射して輝いている。
ラザニアのチーズも輝いている。
先日、初めて料理して食べて感銘を受けた。



今日は大瀧詠一の三回忌である。
彼の突然の死に驚いてから三年が経過した。
返す返すも彼の早世は残念だった。
しかし、亡くなっても数多くの音楽作品が残り、私たちの生活と精神を和ませてくれている。
亡くなるまでの十年余りは新たな楽曲を発表しなかったが、2003年あたりで作曲を極めてしまっていたのがその理由と主張する人もいる。


先日の「クリスマスの約束2016」でも「君は天然色」が歌われた。
本人が歌うのとは雰囲気が異なっても、原曲の完成度が高いことが改めてよくわかった。
聴いても聴いても飽きることがない。
65歳の生涯は短いが残した業績はとても大きい。
幸せな一生だったに違いない。


君は天然色(←クリック!)



追伸

松嶋菜々子の名前が違っています。




2016年12月29日木曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Junk :ポールマッカートニー)  2016.12.29

新国立競技場(建設現場)





音楽コンサートでたまたま聴いた曲がとても好きになる。
今まで気にもかけていなかったのに・・・。
そんな経験が何度かある。


昨夜、録画してあった「クリスマスの約束2016」を観た。
宇多田ヒカルは相変わらず歌が上手だ。
低い音域も高い音域も楽に歌える。
小田がハモリを付けると極上の音楽になる。
これぞプロフェッショナル!素晴らしい。


ある共演者が小田と共にポールマッカトニーの曲を歌った。
Junk、My Love、Silly Love Song を順に歌いあげていく。
このことがきっかけで Junk を改めて好きになった。


静かでちょっと物悲しい旋律だ。
しばらく Junk にハマると思う。



Junk (←クリック!)






2016年12月28日水曜日

SMAP  2016.12.28

夜空ノムコウ




SMAP は紅白歌合戦のオファーも断って、26日の「スマスマ」が見納めとなった。
どうせやめるなら紅白を最期に解散してほしかったが、香取君の冷えた心を解かすことはできなかったようだ。


ここ数日は、解散を悲しみ涙を流す女性ファンの姿がテレビに映ったりした。
明るく仲の良いグループという印象だったが、メンバー間の仲たがいという、とても人間臭い終わり方で幕を閉じた。


思えば、今年の年初に解散騒動が起こり多くの人を驚かせた。
前触れのない、降ってわいたようなニュースだったからだ。
ジャニーズ事務所でSMAP を担当していた飯島マネージャーがトップとぶつかり退社したことがきっかけと報道された。
事務所をやめて彼女のもとでグループを続けたい4人と、事務所に残る決断をしたキムタクの対立。
いやいや、結局元のさやに納まりますという不自然な記者会見もあった。


陰では多くの人がグループ存続のために努力しただろうと思う。
しかし、不自然な記者会見の後は彼らが以前のように活躍する姿をテレビで観ることはなかった。
一度こじれるとどこまでもうまくいかない人間関係トラブルの典型だった。


この先、5人が一緒にファンの前に姿を現すことはないだろう。
ファンにしてみたらとても残念なことだとは思う。
しかし、これが人の社会の現実なのだ。
私はSMAPの解散からそんなことを感じた。
マネージャーへの恩義を貫く香取君の姿勢にも、少なからず共感している。
結果は残念だったが間違ってはいない。



2016年12月27日火曜日

処理能力を超えた受注  2016.12.27


谷本川




7時くらいまでは朝焼けが見え、穏やかな朝だった。
突如、風が吹き始め雨が降り出した。
天気予報で言っていた”荒れた天気”とはこのことだった。
予報の精度は実に高い。


大手配送会社で配送遅れが発生しているという。
ネット通販各社が12月に入ってから相次いでセールを打ち出したことに起因しているようだ。
急激な荷物量の増加に現場は対応できない。
最前線の営業所責任者、従業員はさぞかし苦しい年末を過ごしていることだろう。


有名ピザ宅配会社でもクリスマスの注文が殺到し、大騒ぎになったと聞く。
1枚の注文でもう1枚サービスする企画を打ち出したところ、さばききれないほどのオーダーが入ってしまった。
ある店では50~60人の客が待ち行列を作り、近所の住民から苦情が出たという。
腹をすかせた客のいらだちは考えただけでも恐ろしい。
そんななかで働いていた従業員、パートさんたちの心情を思うとこちらまで苦しくなる。


大手配送会社はネット販売・12月セールという、社会の変化に見舞われてのこと。
今年の失敗を分析し、来年は体制を整えて臨むことだろう。
募集するパート従業員の時給も確実に上がる。
ピザ宅配会社は販促策が結果的に裏目に出たケース。
うまくいけばクリスマスにピザを食べる習慣が根付いたかもしれず、気の毒だった。
来年は企画自体をやめるかもしれない。


処理能力を超えた受注は受けないという選択肢もある。
来年の対処方法を見極めてみたい。






2016年12月26日月曜日

お別れの挨拶(安倍総理のハワイ訪問)  2016.12.26

神宮外苑




首都圏の降水確率は低く、今日は雨は降らない。
明日は崩れて雨降りの時間帯がある。
肝心の31日~2日は晴れた空を拝めそうだ。
いよいよ押し詰まってきた。


安倍総理が今夜、ハワイに旅立つ。
オバマ大統領とパールハーバーで会い、共に太平洋戦争の犠牲者慰霊を行うのだ。
日米和解の証を内外に示し、両国の国益へ寄与するイベントである。


イベントはイベントとして重要だが、安倍総理のもう一つの目的はオバマ氏へ慰労とお別れを言いに行くことだと思う。
つまり、”けじめ”である。
二人は日米のトップとしてさまざまな交渉、決断を下してきた。
表にはけっして出ないやり取りも当然あっただろう。
お互い一生懸命働いた、という同士的感情を共有していることは想像に難くない。


仕事のパートナーとして深い信頼関係が築けた場合、仕事を離れた以降も打算のない友情を育める。
私も今なお交流のある元顧客がいる。
仕事がなければ出会わなかった人だ。
そうした友情はいつまでも大切にしたいと思っている。







2016年12月25日日曜日

ラグビー大学選手権準決勝を予想する  2016.12.25

三島スカイウォークから




ひんやりとした冬の気候に戻った。
箱根駅伝に出場する選手たちは今頃どんな生活をしているのだろうか。
選手一人ひとりにそれぞれのドラマがあるに違いない。


大学ラグビー選手権・準決勝(1月2日)について。


J SPORTSオンデマンドで準決勝に勝ち上がった4チームの直近試合を観戦してみた。
同志社以外は外国人選手を機能させている。
パワープレーとランニングスキル、パススキルが高い。
大学ラグビーも外国人選手抜きには選手権を勝ち抜けないことを知った。
早慶明も決断する時期だ。


第一試合  東海大 vs 同志社大
第二試合  帝京大 vs 天理大


第一試合は東海大がかなり有利と予想する。
始めからスクラムで圧倒するはずだ。
スクラムに自信を持つ京産大もマイボールスクラムを崩されていた。
帝京大の8連覇を阻む可能性があるのは、攻守のバランスが良い東海大だと思う。


第二試合は帝京有利、天理の番狂わせ期待、だ。
春の練習試合では66-24 で帝京が勝っている。
帝京は相手陣内でのラインアウト → モールで確実に得点できる。
得点パターンを持っている。
天理も外国人選手が機能しているので見せ場はあると思う。


第一試合は箱根駅伝の山登りの時間とかぶるので、チャンネルを頻繁に替えながらの観戦となる。
正月恒例のことである。
ご馳走が重なった気分を味わうことができる。




2016年12月24日土曜日

Google 恐るべし  2016.12.24

毛利庭園




昨夜から普通に冷え込む、いつもの冬型天気に戻ったようだ。
今日、明日はきれいな青空を拝むことができるだろう。
札幌は1966年以来の大雪に見舞われたという。
冬の嵐のしわざである。


ホンダが Google と提携したニュースについて。

狙いは自動運転である。
ホンダの販売規模だと自社開発ではペイしないのだという。
大真面目に自動運転技術を追及する Google と組むことで、技術に遅れをとるリスクを下げることができる。
契約内容は不明だが、他の小規模なメーカーが続くような気がする。


自動運転については完全なる自動化はかなり先の話だろう。
すでに実現し始めた高速道路の運転、駐車時のアシストはかなり便利だと思う。
街を走るクルマをよく見ると、小さくぶつけたり擦ったと思われるキズを持つものは多い。
駐車時にうっかりぶつけた経験があるオーナーは多いはずだ。
それが減らせるだけでもメリットは大きい。


日産がセレナで実用化した高速道路での(自動)運転アシストで顧客を増やしている。
こうした動きは今後、ますます加速する。
そんななかでエクセレント頭脳集団 Google がこの分野に投じているお金と時間は相当なものがある。
その成果に期待したい。


Google はさらに興味深い分野の研究を始めている。
テーマは不老不死だ。
30年生きるネズミ(デバネズミ)と3年しか生きないネズミ(ハツカネズミ)の違いを研究しているそうだ。
すごい会社だ。
広告でがっちり稼ぎながら、次の金脈探しを怠ってはいない。
Google 恐るべし。






2016年12月23日金曜日

今夜は音楽番組のご馳走(拓郎、小田和正)  2016.12.23

KKR沼津はまゆう





冬の台風が去り、静かな朝を迎えている。
それにつけても強い風だった。
糸魚川市の大火は痛ましい。


今夜は音楽のご馳走が2つもある。
過去ものを入れれば3つだ。


NHK SONGS では吉田拓郎を取り上げる。
今年のライブを独占収録した番組だ。
ライブには行けなかったのでこの番組をとても楽しみにしている。
こんな番組を提供してくれるNHKには感謝したい。
[総合] 午後10:50~午後11:50(60分) の放映である。







この放送に先立ち、夏に放送された SONGS も再放映される。
[総合] 午後5:00~午後5:25(25分) 。
桑子アナのインタビューを中心に、ライブに向けたリハーサル風景をまとめたもの。
もう一度、観てみようと思う。
リハーサルを観た後、本番を観られるのは楽しい。



夜中の0:35 からは小田和正の「クリスマスの約束 2016」。
毎年の恒例だ。
今年は宇多田ヒカルが初登場する。
この番組も録画して、後日ゆっくり観たい。
という訳で、今夜は音楽でお腹いっぱいになれる。





2016年12月22日木曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Have Yourself A Merry Little Christmas )  2016.12.22

六本木




今夜から首都圏は雨の予報だ。
夕方までに歩いておこうと思う。
明日午前中には雨があがり、週末にかけて良いお天気になる。


まもなくクリスマスを迎える。
クリスマスソングは歌って良し、聴いて良し。
ウキウキする明るい曲もあれば、White Christmas のようにしっとりとした曲もある。


Have Yourself A Merry Little Christmas に今年出会った。
実に多くの人がこの曲を歌っていることを知った。
カーペンターズも歌っているし、あのヤマタツ(山下達郎)までも。
この前入ったルノアールのBGMにも使われていた。
私が今まで知らなかっただけで、定番曲だったのだ。








2016年12月21日水曜日

デジカメ受難の年  2016.12.21

渋谷駅




今年はデジカメ受難の年だったことを最近知った。


ここ数年、スマホに押されて売上が落ちていることは周知の事実。
ニコンもカメラ部門のリストラ計画が報道された。
キヤノンもイメージング部門の売上減が止まらない。
2013年あたりまでは国内も輸出も絶好調だった。
数十万円もする高性能の高級デジカメが売れに売れていたが、さすがに一巡した感がある。


今年の特殊事情として熊本地震がある。
デジカメの画像センサーはソニーのシェアが高い。
ソニーは熊本に工場を持っており、地震の被害を受けて生産が滞った。
作れないのは辛い。


デジカメはかさばるので持ち歩くのに億劫だ。
スマホで済ませられるのなら、敢えてデジカメを持ち出す理由はなくなる。
ポケットにすっと入るスマホには勝てない。
だからコンパクトなデジカメはすたれた。


私はスマホを持っていないので、外出時には必ずデジカメを携行する。
4台のデジカメを外出シーンに合わせて選択するのだ。
コンパクトが2台、中型(ミラーレス)が1台、一眼レフが1台である。


4台のうち3台は同じ時期に購入しているから、使えなくなる時期もほぼ同時にやってくることだろう。
その時に買替をどうするか。
ときどき頭をよぎるが、いつも先送りしている。
そのときになったら考えよう、と。





2016年12月20日火曜日

年賀状  2016.12.20

 
渋谷




暖かい冬の一日だった。
このままずっと暖かいはずもなく、週の後半から再び寒さが厳しくなる。
年末年始はきゅっと引き締まるような寒さのほうが、季節感があって私は好きだ。


アナログからデジタルへ時代は大きく動いた。
今も動いている。
新聞、雑誌の購読者が激減した。
電車の中で雑誌を読んでいる人などほぼ皆無だ。


写真は渋谷駅前に掲示された日本郵便のCM。
年賀状も衰退していくことが確実なもののひとつだろう。
すでに若い人たちは見向きもしなくなっている。
LINE で年賀メッセージ、なのだろうか。


かろうじて私たち以上の世代が、最期の年賀状世代だ。
元旦に郵便ポストへ束で届く賀状は、それなりに味わいがある。
私たちがこの世から消えるのに歩調を合わせて年賀状の習慣は絶える。
老い先短いこの習慣を今年もしっかり守ろうではないか。









2016年12月19日月曜日

大学ラグビー選手権  2016.12.19

渋谷




本日の降水確率(首都圏)は朝昼晩すべてで 0%。
高気圧が張り出して典型的な冬気候だ。
雨の降る気配は全くない。
渋谷の青空も美しい。


ラグビー大学選手権が行われている。
一昨日、2回戦が行われ準決勝に進む4チームが確定した。
勝ち上がったチームは以下の通り。

東海大   71-12 京産大
帝京大   55-19 大東大
同志社大   47-31 早大
天理大     29-24 慶大


関東対抗戦、関東リーグ戦から各1チーム、関西から2チーム。
関西の力が上がり、東西バランスの良い準決勝になった。
東海大に負けた京産大も名門・明治を破っている。
ひと頃、準決勝はすべて関東のチームという大会も珍しくなかった。
勢力図は変わった。


今年初めて、J SPORTS オンデマンドの「ラグビーパック」を12月だけ契約した。
1,800円で社会人、高校のゲームも観戦できる。
こうしたオンデマンド放送はとてもありがたい。
今までは地上波テレビで放映しないゲームは、結果だけをチェックしてきた。
来年も単月契約するつもりだ。
楽しみが増えた。


母校・早大が同志社に敗退したゲームを観ての感想は以下の通り。

<選手層>

・ずば抜けた能力を持つ選手がいない。
・ディフェンスが”ざる”

<戦術>

・勝ちパターンを作れていない。


大阪転勤直後の花園で同志社に負けたゲームを思い出した。
1988年か89年のことである。
あの負けは僅差だったが、今回は前半で大勢は決していた。
復活への道のりは険しいと思った。
山下監督ら指導陣の取り組みに期待したい。
せめて正月2日(準決勝)には駒を進めてください。







2016年12月18日日曜日

米国の格差  2016.12.18

沼津




写真は先日訪れた沼津海岸(静岡県)である。
その日の海は凪でほとんど波がなかった。
空は晴れ遠くに小さな雲が浮かぶ美しい景色を堪能することができた。


さて、トランプ氏が次期大統領に当選した理由はさまざまな分析がなされている。
製造業の国外流出で中間層の仕事が奪われていることも大きな要因だと言われている。
彼なら仕事を取り戻してもらえるかもしれないという期待感だ。
また、1%の超富裕層に所得・資産がケタ桁外れに集中していることに対する嫌悪感がクリントン氏嫌悪と結びついたとの説も聞いた。


米国大企業トップの年収は一般従業員のそれとくらべて300倍というデータがある。
50年前は20倍だった。
20倍なら納得性はあるが300倍となると説明がつかない。
中間層・貧困層の所得もアップしていれば不満は小さいだろうが、現実はダウンしているから米国の格差が問題になる。


日本は現在、米国ほどの格差はない。
カルロス・ゴーン氏がその壁を壊しつつある。
この先、米国の轍を踏むことのないように願いたい。
格差がまったくなくフラットな社会は活力が失われて困るが、格差が大き過ぎると社会が分断されてしまう。






2016年12月17日土曜日

日ロ首脳会談  2016.12.17

三島スカイウォークからの眺望





カレンダーを見ると、今年も残すところ2週間である。


市民大学(経済)の分担発表も昨日終わり、ほっと一息ついている。
たかが市民大学とはいうものの、40名近くの受講生の前で発表する以上、あまりダサイ内容では恥ずかしい。
いくつになっても体裁や見栄を気にする自分がいる。
でもそれは悪いことではないと思っている。
軽い緊張感は若さを保つ効果はあるはずだ。


さて、日ロ首脳会談も終わった。
事前情報通り、領土問題に関しては進展はなかった。
というより、領土問題は存在しないことを確認させられた会談だった。
私たちが生きている間の北方領土引き渡しはないのではないか。
未来永劫ないかもしれない。


一国のトップが国益を毀損する決断をすれば政治生命を失う。
いかにプーチン大統領が支持率が高かろうと、そのことは変わらない。
大統領が会見で「平和条約締結が大切」と思わせぶりな発言をするたびに、この人(国)は戦争で獲得した領土を日本へ返す決断はしないと確信した。
恋愛で優位に立つ男(女)が、片思いを寄せる相手に思わせぶりなことを話して引き付けておく様を見る気がした。


今後について考えた。
わが国のメリットも考えた経済協力を粛々と進めていくこと。
その先に領土返還がある、という考え方もよろしくない。
経済的メリットを共に追求していく相手として捉えるほうが現実的である。
もちろん私は北方領土がわが国固有の領土であると思っている。


2016年12月16日金曜日

再び、オスプレイの報道について  2016.12.16

熱海駅にて





昨日に引き続き今日も寒い一日になる。
北海道は終日マイナス、とくに旭川の最低温度は-13℃と”しばれる”寒さだ。
北方領土もさぞや冷え込んでいることだろう。


さて、沖縄でオスプレイが落ちた。
朝日新聞、TBSテレビ(毎日新聞)など左翼系メディアの反応は、例によって紋切り型である。
米軍施設 = 沖縄抑圧、オスプレイ = 危険、オスプレイが事故 = オスプレイを撤去せよ、米軍の事故後コメント = 占領軍思想の表れ などなど。
「けしからん」のオンパレードである。


日米両政府は米軍が日本やアジアを中国の拡張主義から守っている、という立場。
片や沖縄の翁長知事、左翼勢力は反米、反自公政権、反米軍基地の立場だ。
この立場の違いはどこまで行っても交わることがない。
意見が異なることは何ら問題ではない。


そのような状況において、全国紙である朝日新聞、TBSテレビ(毎日新聞)は沖縄左翼に寄り添う偏重報道をしている。
住民インタビューもその線に沿ったものだけを流して、さも沖縄県民全員が怒っていると伝えたがっているように私には感じられる。
日本を防衛するために米軍がいて、防衛手段として最適だからオスプレイを採用しているという報道が皆無なのだ。


わかりやすいと言えばわかりやすい。
ブレない、は誉め言葉だからそれは使う気にはなれない。
懲りない、が適切だと思っている。





2016年12月15日木曜日

米国政策金利引き上げについて  2016.12.15

京急・横須賀中央駅前





昨夜の月をご覧になった人はいるだろうか。


夜空にくっきりと、丸く大きな月が輝いていた。
なんとも神秘的で美しい月だった。
科学的な解説などない大昔の人々は、月を見て思うことが現代人とはかけ離れていたはずだ。
月に向かって祈る気持ちがよくわかる夜だった。


先日、横須賀で用事があった。
写真は夕方、駅前の横断橋から撮影したものである。
ひじを欄干に固定して撮ったので、手ブレのない写真が撮れた。
身体を柱などに固定するだけで手ブレがかなり防げる。
立位姿勢では身体は常にバランスを保とうと微妙に揺れている。
皆さんも機会があれば試してみてほしい。


米国FOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を0.25%上げる決定を行った。
エコノミストの予想通りである。
米国の金利が上がる → 世界から米国に資金が集まる → ドル高 → 円安 → 日本企業に追い風 → 日本株上昇 という因果関係である。
さらなる株高につながるか注目したい。


政策金利を引き上げているということは、米国経済が好調である証だ。
2008年の金融危機(リーマンショック)後、世界の先進国は政策金利を下げて景気回復に努めた。
お金を借りやすい環境を作った。
今や米国は金利を上げられるほど、金融危機から立ち直ったと考えてよい。

トランプ次期大統領の経済政策(減税、インフラ投資)がツボにはまれば、米国の景気はさらに良くなるだろう。
トランプ氏は IT 大手のトップと次々に面談を行っている。
雇用を促すよう要請している模様だ。
米国の好景気は我が国にも波及する。
悪くない知らせだと思う。


さて、今日はプーチン大統領が来日する。
いかなる成果がもたらされるか、あるいは懸念されているようにスカなのか。
私は静かに期待している。





2016年12月13日火曜日

毎日新聞の抗議と虎ノ門ニュースの反論   2016.12.14

沼津



※12月14日投稿分を12月13日にアップしました。とても興味深い題材だったからです。





平日の午前中は本稿をアップした後、虎ノ門ニュースをネットで観ることがルーチンになっている。
火曜日は作家・百田尚樹氏、拓殖大学客員教授・石平氏がコメンテイターとして登場した。


11月15日の放送に関して、毎日新聞社から抗議と説明、謝罪を求める配達証明郵便が虎ノ門ニュース側へ届いたとのこと。
番組の中でこのことが取り上げられ、とても興味深い内容だったので皆さんにも紹介したい。


下記のリンクから実際の映像をご覧頂きたいと思う。
始めから観ると2時間かかるので、時間がもったいないと思う人は 1:08:00 から1:44:26 までをご覧ください。(およそ36分)


私の感想は今回はあえて書かないことにした。
皆さんなりにお考えいただければ幸いである。









未来の予兆  2016.12.13

六本木交差点





今年を表わす漢字は「金」に決まった。


リオ・オリンピックで日本選手が金メダルをたくさん取ったこと、およびトランプ氏の金髪にちなんでいる。
本日のモー・サテで森田アナウンサー(テレ東)は「逆」を挙げていた。
Brexit、米国大統領選の結果を指してのことで、感覚的には私も森田氏に近い。


昨日のニュースに日本の未来を感じさせるネタが2つあった。
2つとは「レジロボ」と「プレミアム・フライデー」である。

「レジロボ」はレジの省人化をめざした試み。
ローソンとパナソニックが共同開発中だ。
買い物かごへ商品を入れてレジへ進み、かごを読み取りマシンにセットすると金額を表示する。
支払いが済むと、かごの底が開いてレジ袋に商品が入る仕組みだ。

月末の金曜日は午後3時で勤務を終えましょう、という運動が「プレミアム・フライデー」。
買物や旅行の促進、つまり消費拡大を狙っている。
経済産業省、経団連が企画した。
大手企業に実施を働きかけていくという。
第一回は来年2月24日の計画である。


「レジロボ」で改善したほうが良いと思った点が1つある。
商品をかごに入れる前に、かご横のバーコードリーダーでスキャンする手間があること。
商品をかごに入れるだけでレジで精算できないとイマイチだ。
「プレミアム・フライデー」は企業PRを兼ねて、新しモノ好き企業が賛同すると思う。


「レジロボ」に関しては、レジ打ち労働者の削減が見えるだけに複雑な気持ちだ。
自動化、省力化を推し進めると、人々の働き場がなくなっていく。
働く場所が奪われれば、そこで働く人々の幸福が失われていく。
ここはよく考えなくてはいけない。



2016年12月12日月曜日

値付けの大切さ  2016.12.12

六本木





首都圏は明日から天気が崩れる予報だ。
明日、明後日は再び「12月の雨」が降ることになる。


最寄駅に近い有料駐車場を歯科医へ行く際に利用する。
駐車場料金は歯科医が負担してくれる。
料金は時間300円で、この地区の相場どおりだ。
従来はいつ行っても必ず空きがあり、駐車に苦労はなかった。


ところが、この秋から状況が一変した。
広くてかなりの台数を停めることができる駐車場なのに、日中はほとんど空きがなくなるようになったのだ。
その理由は料金を上限料金1,000円、駐車時間フリーに設定したことにある。
4時間停めた場合、従来は300円×4 で1,200円だったが、新たな料金体系なら1,000円という意味である。
もちろん1~2時間の短時間駐車なら、時間300円が適用される。


長時間停めても1,000円になったので、利用客が飛躍的に増えた。
従来はかなりガラガラだった駐車スペースが、料金システムを変えたことで一挙に金を稼げるスペースへと一変した。
値付けひとつでこんなにも需要を刺激するとは!


値付けは実に重要だ、と久しぶりに感じ入った次第である。





2016年12月10日土曜日

武田邦彦教授の音声ブログ  2016.12.11

南青山




※明日(12月11日)は不在のため、12月10日に先んじてアップしました。




8月に武田邦彦教授(中部大学)の存在を知った。
以来、氏の哲学に心酔している。


虎ノ門ニュース(←クリック!)では毎週金曜に武田先生が出演している。
先生の真面目な表情も学者らしくて好きだし、笑い顔がとてもいい。
迷いなく誠実に生きておられる人の表情である。


先生はほぼ毎日、音声ブログをアップしている。
その発信力には驚嘆している。
しかも1日ひとつではなく2つの場合も多い。
1稿あたり10分程度だから、皆さんも聞いてみてほしい。




武田邦彦ブログ(←クリック!)




【訃報】Greg Lake(ELP) & 【いつも音楽と共に生きてきた】 展覧会の絵(ELP)  2016.12.10

東京ミッドタウン





懐かしい演奏家たちの訃報が続いている。
ELP(Emerson, Lake & Palmer)の Greg Lake が亡くなった。 


ELP は九段高校時代、クラスメイトの田島氏からその存在を教えてもらった。
演奏しながら楽器を壊すグループがいる、と。
ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」は ELP を聴いて知った。
クラシック音楽をロックで演奏する手法は当時としては斬新だった。
楽器を破壊することは賛成できなかった。


1972年に来日し後楽園球場でライブを行っている。
私が後楽園球場でバイトをしていた時期と重なり、コーラを売りながら観たのではないかと思う。記憶違いかもしれないが。
そのバイトもクラスメイトの柴田氏が紹介してくれたものである。


田島氏も柴田氏も千代田区の麹町中学出身である。
ここの出身者は総じて大人びていた印象がある。
東京の中心、都会の中学だからだと今でも思っている。
そんな思い出がELPにはある。


展覧会の絵(←クリック!)




2016年12月9日金曜日

世界が変わった年 2016年    2016.12.9

六本木




朝起きて部屋のカーテンを開ける。
その時点では外はまだ薄暗い。
食事を食べながら新聞を読んでいるうちに夜が明けてくる。
今朝も空が明るく、太陽の光が見える。
晴れた日は天からのご褒美である。


2001年の米国同時多発テロをきっかけに世界情勢は変わった。
2008年の米国発金融危機(リーマンショック)もその後の世界を変えた。
日本では2011年の東日本大震災が人々の考え方を変えた。
まもなく終わる2016年も、世界の変化が目に見える形で現れた年として世界史に記録されることは間違いないだろう。


6月の Brexit はドイツ主導のユーロ拡大思想が行き詰ったことを端的に現した。
「元の方が良いのではないか」と考える人の数が、ユーロ内の先進国で増えてきている現れだ。
来年はオランダ、イタリア、フランスで総選挙や大統領選挙が行われる。
その結果は欧州の未来にとってきわめて重い。


11月の米国大統領選挙結果を受けて、米国は経済政策と対外政策を変えていく。
国内の雇用を最重視し、大企業がメキシコへ簡単には移転できないように次期大統領はさっそく着手している。
これは経済合理性に基づく企業行動を政治が制限するということである。
国民を幸せにしない企業行動は、いかに経済合理性があろうとも制限するという考え方には理があると思う。


日本にとって重要な変化も数件あった。
日銀の部分的マイナス金利導入、舛添都知事の辞任と小池新知事の誕生、憲法改正発議可能な与党の誕生など。
来週のプーチン大統領来日が大きな変化をもたらすか。
日ロ両国の平和と両国民の幸せに寄与する歴史的変化を静かに期待している。
情勢は甘くないことは知っている。








2016年12月8日木曜日

【訃報】黒沢健一氏(L⇔R) & 【いつも音楽と共に生きてきた】KNOCKIN' ON YOUR DOOR(L⇔R)    2016.12.8

Let me Roll It ! (L⇔R)




かつて短い間ではあったが L⇔R を聴いた時期があった。
購入したCDに記された日付は1996年3月17日である。
20年の月日が経過している。


このバンドに注目したきっかけが何だったのかは思い出せない。
なんせ一過性の興味・関心だったから。
おそらく新聞の文化欄あたりの記事を読み、興味を持ったのかもしれない。


昨日、リードボーカルの黒沢健一氏の訃報をネットで知った。
48歳の若さと脳腫瘍との報に心が痛む
ご冥福を祈ります。
素晴らしいリードボーカルを聴いて送りましょう。



KNOCKIN' ON YOUR DOOR (←クリック!)





2016年12月7日水曜日

トランプ氏と蔡総統の電話会談  2016.12.7

毛利庭園




昨夜は寒風吹きすさぶなかのウォーキングとなった。
今冬初めて毛糸の帽子をかぶり、防寒を固めて歩いた。
南の空には半月に近くなった三日月が、澄んだ空にくっきりと光を放っていた。
きれいな冬の夜であった。


先日、トランプ次期米国大統領と台湾・蔡英文総統が電話会談をしたことが「異例のこと」として報道された。
私はこれも”良い知らせ”と受け止めた。
トップが代ると変化が起きる。
今後、トランプ大統領率いる米国がいかなる対中姿勢を取るか興味深く見守りたい。


台湾は民主主義、自由主義経済で運営される”国ではない国”である。
中国は「世界に中国は1つだけで、台湾は中国の不可分の領土であり、中華人民共和国が中国を代表するただ1つの合法的な政府」との立場である。
台湾の独立の動きを強く牽制している。


この夏、札幌・定山渓温泉の露天風呂で香港から観光に来た若者3人と一緒になった。
香港の様子を尋ねると、若者からは「どんどん自由がなくなっていくので将来が不安です」という答えが返ってきた。
返還後50年間は一国二制度で運営するはずが、現実は急ピッチで本国に飲み込まれようとしている。
もし台湾が中国に統一されたら、香港と同じ運命であることは明らかだ。


中国はトランプ氏と台湾代表が電話会談することを嫌だと感じるのであれば、他国が嫌がることをすぐさまやめたらよい。
南シナ海の件、わが国の領海・領空を侵犯する件など、近隣はとても迷惑しているのだ。
自国がされたら嫌なことがあるように、他国も同じだということに気が付いてもらいたい。






2016年12月6日火曜日

良い知らせ(安倍総理のパールハーバー訪問)  2016.12.6

毛利庭園





今日の首都圏の降水確率はゼロ。
冬型高気圧に覆われ、しばらく安定した好天が続きそうである。
いっぽう、北国の北海道は寒い。
旭川の最高気温は0℃以下、つまり一日中マイナスだ。
それでもまだ冬としては序の口だろう。
ここから2月上旬、札幌雪祭りまで冷えに冷える。
来年はできれば雪祭り見物をしてみたい。
実現すれば40年ぶりになる。


さて昨夜、安倍総理がパールハーバーを訪問することを発表した。
オバマ大統領の広島訪問に続き、とても良い知らせである。
戦争は過去の事実として消せるものではないが、現在と未来をこうして創っていくことが大事なのだ。
今の内閣は安定した支持基盤を背景に、とても素晴らしい政治を行っていると思う。


日ロ首脳会談には大いに関心がある。
願わくば平和条約を締結し、1956年に約束された2島返還が実現できればと思う。
情勢は厳しいようだ。
情報では、今回は未来予想図、つまり平和条約締結までのロードマップ作りがやっととの見通しもある。


日ロ関係に関しては本当の意味で粘り強く、友好を深めていくしかないと思う。
仮に今回、願いがかなわなくともあきらめないことだ。
ロシア側が日本を信頼し頼りある存在であると確信できれば、結果は付いてくるだろう。
ロシアに対して性善説も性悪説も持つべきではない。
人として国家としてお互いの繁栄に寄与する協力を継続し、誠実に接していく。
それが一流国・日本のあるべき姿だと考えている。