2014年5月30日金曜日

クルム伊達選手    2014.5.30





日々、陽の長さを感じるようになった。
来月下旬には夏至を迎える。
気温も上がっている。
土日は30℃越えの予報だ。



今夜のテレビニュースで全仏オープン(テニス)の様子を
取り上げていた。
久しぶりにクルム伊達を見て私が感じたのは
”あのできごと”を境に彼女に対するマスコミの扱いが
明らかに変わったということだ。



”あのできごと”は記憶に新しい。
試合中に観客が一斉にもらすため息に対して
「もう~、ため息ばっかり!」「シャラップ!」と
クレームを付けた「事件」だ。



彼女の本音だっただろうし、観客のため息も度を越した
ものだったと報道されている。
しかし、表現の仕方が感情的だったから美しくなかった。
はっきり言えば醜い姿だった
別の表現方法は彼女が冷静であれば可能だったと思う。

「シャラップ!」に対しては、私は外国かぶれのイヤな女だなと感じた。
そんなつもりではないだろうが、私がそう感じたのは事実。




”あのできごと”以前の彼女に対するマスコミの扱いは
好意的、賞賛トーンだった。

年齢の壁に負けず好結果を出すアスリート・・・
中年の星・・・



今は賞賛トーンは鳴りを潜めた。
一プレーヤーのスポーツニュースとして淡々と扱っている。
やはり”あのできごと”が影響していると私は思う。



感情丸出しのクレームには周囲は引く。
心したい。


2014年5月29日木曜日

拉致問題動く  2014.5.29 






北朝鮮が拉致再調査、および生存者がいたら帰国させることを
約束した。
安倍内閣久しぶりのヒットである。
ヒットどころか二塁打、三塁打かもしれない。
期待が膨らむ。
家族会の方々もさぞや勇気づけられているだろう。



12年前、小泉さんが訪朝して5人を帰国させた。
その後、蓮池さん地村さんの子供たちも帰国できた。
すったもんだはあったが曽我さんの夫・ジェンキンスさんも
日本へ来ることができた。
その後、横田めぐみさんの長女の件以外はさしたる
進展がなく停滞してしまった。



拉致問題解決は安倍さんの重要な政治テーマである。
ぜひとも国民が快哉を叫ぶ成果をあげてほしい。


2014年5月27日火曜日

山口 那津男氏(公明党代表)について    2014.5.27






このまま梅雨に入りそうな、どんよりした天候が続く。
スカッとした青空は当分おあずけか。




今夜もニュースで政治に関するものが取り上げられている。
テレビで見る政治家は政権与党の人が多い。
当然だろう。
安倍総理、菅官房長官を筆頭に髙村氏、石破氏、甘利氏
あたりの自民党勢がやはり多い。
公明党代表の山口那津男氏もよく出演する。
私は公明党支持者ではないのだが、山口代表の話し方や
堂々とした態度に少なからぬ好感を持っている。




氏の話を聞くと氏のバランス感覚を感じる。
理と熱というのだろうか、しっかりしたロジック(理)と政治家としての
意思(熱)が伝わってくるのだ。
話し方にも変なクセがなく聞きやすい。
公明党も良きリーダーに恵まれたと思う。



私は人の表情から人柄を直感的に判断する。
顔に人の生き方が出ると確信している。
真摯な考え方で生きてきた人は顔に真摯さが現れる。
ズルいことをいつも考えている人は顔にズルさが刻まれる。
意地悪な性格の人は長年の間に意地悪な顔の持ち主になる。
今までの経験から、この考え方に強い確信を持っている。




山口代表の表情を見れば、氏が信頼できる人であることが
私にはわかる。
氏の表情は実にいい。
自民党の誤った行動、足りないところを修正し補う役割を
期待している。


2014年5月26日月曜日

うらやましきはARM社     2014.5.26

渋谷駅前




GR も良く映るが Nikon 1 もとてもきれいに映る。
昨晩、渋谷駅前で撮ってみてそう思った。
さすがは Nikon である。



先週、中国最新情報を知る目的で週刊ダイヤモンドを購入した。
中国情報はそれなりに参考になったが、私の興味をいちばん
かきたてた記事は「スマホを席巻 英ARM半導体」である。



詳細は営業妨害になるので控えるが、半導体の世界で
英国の企業 ARM社が幅をきかせているらしい。
私にとってはノーマーク。
ARM社の存在をまったく知らなかった。



スマホなど電子機器に組み込む半導体の多くが、ARM社から
ライセンスを受けたメーカーが生産しており、そのシェアがかなり高い。
スマホ半導体の世界シェアが90%、というから驚異的である。
半導体の覇者はインテルだがそれはパソコンに限った話で
スマホはARMが圧倒的シェアを持つ。
さらにタブレット・ノートPCでも50%のシェアがあるというから
インテルもまっ青だ。
尻に火がついていることだろう。



大事なことはARM社自体が半導体を生産していないことである。
ARM社の提供する設計図を使用して、半導体メーカーが生産して
いるのである。
ARM社は提供先メーカーからライセンス料を受け取り、さらに
半導体売上個数 × 4.7円(平均)のロイヤリティ収入も受け取る。
メーカー側は開発にかかるコストを削減できるメリットがあるから
喜んでARM社と契約するという。



ビジネスにはおいしいビジネスとそうではないビジネスがある。
これは現実。
ほとんどの場合は後者に属し、より多く生産しより多く販売して稼ぐ
という労働集約型のものだ。
iPhone のようなヒット商品を出せれば別だが、簡単にはいかない。
「ひたすら」、「コツコツ」、「力まかせ」だ。
それはそれで尊いがちょっと息苦しい。



ライセンス商売、著作権商売は当たれば莫大な富をもたらす。
Windows、Officeで当てた Microsoft 、ひと頃の任天堂がその典型だ。
ARM社の素晴らしいところはライセンス収入 + ロイヤリティ収入の
金脈を掘り当てた点である。
出来高に応じて支払われるロイヤリティは、なんと魅力的なことか。



儲かる企業、事業はこうした知的財産で稼いでいる。
ちなみに知的財産を IP(Intellectual Property)と呼ぶ。
この言葉は覚えておいたほうがよいと思う。



2014年5月25日日曜日

サッカーワールドカップ2014 2014.5.25






いつも夜に歩いているからわからないが、朝歩いてみると
小鳥たちが盛んに鳴いている。
鳥たちにとって子孫を残す大切な営巣の時期なのだ。
近所の森へ入るとひときわ美しい声でウグイスが鳴いていた。



つつじの季節が終わり、花の主役はアヤメ、タンポポか。
もうしばらくするとアジサイが咲き誇るようになるだろう。
梅雨も目前だ。



6月になるとはサッカーワールドカップがある。

6月15日 コートジボワール戦
6月20日       ギリシャ戦
6月25日      コロンビア戦



コートジボワール戦は日曜日、朝10時からなのでテレビ観戦には
都合が良い。
ギリシャ戦は平日朝7時だからまず無理。
コロンビア戦は平日朝5時で早起きして出勤前に観戦可能か。




予選リーグは29日まで、その後はベスト16が戦うラウンド16、
準々決勝、準決勝、三位決定戦と続き、決勝は7月14日という日程。
決勝は月曜の早朝4時からだから、きっと早寝早起きして観ると思う。




日本チームの健闘に期待するのはもちろんだが、世界の強豪チーム、
スタープレーヤーのプレーが楽しみだ。
スペイン vs オランダ(6月14日 早朝4時)、イングランド vs イタリア(15日 7時)、
ドイツ vs ポルトガル(17日 1時)あたりは可能ならば観たい。



閉会までにはきっと、いっぱしのサッカー通になっているはず。








2014年5月24日土曜日

タイの政変   2014.5.24





予定通り昨日給与が支給され、休日を迎えた。
いつも通り。
これを安定と呼ぶ。



タイで政変が起きた。
軍が全権を掌握するクーデターだ。
平和な日本ではイメージしづらいことである。



ここ半年くらいか、タイでは政権派と反政権派が座り込みデモを続けてきた。
テレビ放映で赤いTシャツ(政権派)、黄色Tシャツ(反政権派)の
群衆がワーワーやっているのを目にしたことがあるだろう。
軍が仲介して話し合いが持たれたと思ったら、軍は仲介不能と判断して
クーデターを宣言。
いったいあの国は誰が支配しているのだろうか。



国民生活はいつもとあまり変わらないようだ。
夜間外出禁止令は発令されているが。
バンコクで何かの商談会も平常通り開かれている。
政治がもめてくると軍が登場して落ち着かせるシステムが
タイにはあるようだ。



国王が出てきて一件落着、というシーンも過去にあったような。
同じ民主主義陣営ではあっても統治システムは我が国とはずいぶん違う。



CHINA plus 1 の筆頭格がタイである。
中国に過度に依存するとリスクが高いから、工場を分散させようと
する動きが CHINA plus 1。
多くの日本企業がタイに生産拠点を置いている。
尖閣問題後、その動きは加速した。



洪水もあったし、さらに政治が不安定ではその期待に背く。
CHINA plus Thailand plus another も日本企業は検討するだろう。
安心して経済活動できる環境を求めて日本企業はさまよう。






2014年5月21日水曜日

いつも音楽と共に生きてきた(黄昏のビギン)   2014.5.21






夜になって空が抜けた。
雲がきれいな形をなし、いくつかの星がきらきらと輝いていた。




昨夜、NHKの歌番組で八代亜紀が歌う「黄昏のビギン」を聴き
いい歌だな、と感じ入った。
聞いたことのあるメロディだが、曲名は知らなかったし
かつて誰が歌っていたかも知らなかった。
外国の歌かもしれないな、とも思った。




Wikipedia で調べて作詞/作曲が詠六輔/中村八大、歌手が水原弘
であることを知った。
詠六輔/中村八大の作品で有名なのは「上を向いて歩こう」だ。




1959年10月発売だから、私が幼い頃の歌である。
聞き覚えがあるのは、ちあきなおみによる歌だった可能性もある。




iTunes Store で検索すると、筆頭は小野リサ、Sumire、中森明菜、
薬師丸ひろ子、秋元順子が上位に並んだ。
本家 水原弘もある。
聴き比べて秋元順子をダウンロードした。
一番しっくりきたからだ。
彼女の歌を買うのは後にも先にも初めてだ。



昨夜から今日にかけて私は、秋元順子の歌う「黄昏のビギン」を繰り返し聴いて
素晴らしい歌と詩の世界に浸っている。
音楽って本当に素晴らしい。


2014年5月20日火曜日

中国    2014.5.20






朝から湿度が高く、蒸し暑い日になった。
夏の始まりを感じた一日だった。
これからの3~4ヶ月が夏と思ってよいだろう。




今週の週刊ダイヤモンドで中国を特集している。
まだ読んでいないが必ず読んでおこうと思っている。
あの国には昔から少なからぬ関心を持ってきたからだ。



大学では第二外国語に中国語を選択した。
当時、田中角栄内閣が日中国交回復を果たして間もない頃で
これからは中国語が大切になるだろうと思ったのだ。

講師は藤堂明保(とうどう あきやす)先生。
たしか東大の先生で、早稲田にもアルバイトに来ていた。
先生のコメントで今でも覚えていることがある。
「共産主義が良いとは思わないが、中国はあまりにも貧しいから
この体制が向いていると思う」というものだ。

志を持って選んだ中国語だったが、情熱も長くは続かず
ほとんど勉強せずギリギリの成績で単位を取った。
ここでも熱しやすく冷めやすい私の性格が出ている。



中国といえば我が国の尖閣諸島へちょっかいを出して来たり
ベトナムとの衝突が盛んに報道されている。
その飽くなき強欲さはアジアに無用な緊張をもたらし、はた迷惑だ。
軍事的な拡張に対して関心が集まる。


しかし、それ以上に私が懸念しているのはバブル経済の崩壊である。
投資家向けに建設した高級マンションが各地に大量にあり
売れ残っていることがテレビで報道されている。




我が国は25年前、不動産バブル崩壊で学んだ。
米国は5年前のリーマンショックで学習した。
中国は今世紀に入ってから、目覚ましい成長を果たし
今なお成長しようとしているが、成長一本やりで学んでいない。
学んでいないということは限度を知らないということである。



不動産バブル崩壊は、高く転売されていった物件が急激に価値を下げ
売れ残り → 不良債権化 → 債務(借金)返済不可 → 
貸主(銀行)は貸した金が返ってこない というものだった。
リーマンショックはある金融商品に混在するサブプライムローンが
回収不可能となり、金融商品そのものの価値がなくなって起きた。


どちらもある時までは価値のあった債権が急激に価値を失い、
それを借金をしてまで購入した人・企業が支払いできなくなる、
貸し込んだ金融機関が回収不可能に陥るという点は同じだ。




中国で同じことが起きるかは私にはわからない。
共産党政権が国の富を思いのままに動かせるから
病んでいるところへ国富をつぎ込んで救済できるかもしれない。
願わくば中国発の不況が起きないでほしい。
週刊ダイヤモンドを読んで、もう一度考えてみようと思っている。




2014年5月17日土曜日

シャブ &    2014.5.17






いつも音楽と共に生きてきた。
しかし、チャゲ&飛鳥には幸か不幸か縁がなかった。



SAY YES あたりは私好みといえばそうだ。
だけど聴きこむまでには至らずに終わった。
ちょうど神戸勤務時代で、生活の比重が仕事に偏重していた時期が
関係しているのだろう。
つまり、音楽に親しむ余裕がなかったのだ。
時代が違えば聴きこんでいた可能性はある。



飛鳥(本名:宮崎重明)の覚醒剤疑惑報道は昨年夏のこと。
週刊文春の記事のタイトルには笑った。

シャブ & 飛鳥・・・ 



誰が書いたか知らないが見事なギャグ、ブラックユーモアである。
こうしたことが書ける才能、センスには無条件で脱帽だ。


素晴らしい。
ただただ素晴らしいと思う。
尊敬する。

なでしこジャパン   2014.5.17

永田町




スカッと晴れた朝。



午後からスクールとは別枠のレッスンがあるので
歌詞のチェックをする。
新たな歌は Hail Holy Queen   

映画で有名になった曲だが、私は映画を観ていない。
(Sister Act  邦題:天使にラブソングを)
この歌はソプラノの声品質に依存する気がする。
今日初めて集まるメンバーに美しいソプラノがいることを祈る。




昨日のなでしこジャパン ベトナム戦を振り返る。

試合は終始、日本ペース。
ボール支配率は90%くらいはあったのではないか。
ベトナムが全員で守りを固めたので、ゴール前のパスが
なかなか通らない。
パチンコの釘みたいにベトナム選手にボールが当たる。

そんななか、川澄のミドルシュートで前半終了近くにようやく先制する。
パチンコの釘を避けるにはミドルから空を飛ばせばよかったのだ。
それにしても見事なサッカーセンスだ。
可愛らしい顔でシレっと華麗なプレーをする。




オーストラリア戦でも感じたのだが、大儀見選手はこんなに
綺麗な選手だっただろうか。
欧州でプレーする自信が彼女を美しくさせているようだ。
自信は目に現れる。
とてもいい目をしている。
昨晩も、彼女が画面に映るたびに意を強くした。




男子サッカーならプレイしか観ないのに、なでしこになると
選手 + 女性 で観る。
自分が男であることを再確認する。
だからなでしこジャパンはおもしろい。
ヨルダン戦は 8-0 で勝てるはず。 






2014年5月16日金曜日

見ないように見る技術    2014.5.16

アイスコーヒーの季節




5月中盤の中盤。
今日がまさにハーフ。



今週は急激に暑くなった。
体力の消耗がわかる。
3時に休憩してアイスミルクを飲んだり、アイスクリームを
食べたりして体力の回復を図る。
若い頃は暑さなど何てことはなかった。
やはり歳をとったせいだろう。



電車や街で若い女性の肌露出ファッションを目にするようになった。
じろじろ見て、見ていることがバレると「どこ見てんのよ!?」と
すごまれちゃうからじろじろ見ない。
小心者なのである。
でも、しっかり見ている。



大胆なファッションの女性を見ている私の姿を長女が見たら、
きっと軽蔑するだろう。
だから、見ていないようにふるまいながらしっかり見る。
そんな私の姿をどこのだれが見ているかわからないから
ときどき視線を外して、まったく関心がないふうを装う。
人畜無害な私を演出する。
そして、また・・・



でも、待てよ。
考えてみれば、女性に興味・関心があるのは当然のことだ。
ガツガツとした姿を慎むことも、紳士のたしなみで正しい。
やはり、今のままでいいと思う。
見ていないように見る技術を磨いていくのだ。






2014年5月14日水曜日

not only ~ but also 2014.5.14

松坂屋跡




昨日、久しぶりに銀座駅を使って帰宅の途についた。
11月に事務所を移転してから、通勤に新橋駅を利用するようになり
銀座に出る機会がめっきり減った。



松坂屋の跡地がご覧のような空間になっていて驚いた。
これから立派な高層ビルが建つ計画だ。
それにしても見通しがよい。
こういう景観こそ今だけのものだから写真に残したい。



足立(育爺)のコメントを見て学習した。

暑くなってもシャワーだけで済まさず、湯につかるべし。

身体に良いことはさっそく実践しようと思う。
問題は節約を心がける家内の説得。
「もったいない」と言うことは必至だ。
手ごわい。










2014年5月13日火曜日

自慢話   2014.5.13

 
 
 
気温がぐんぐん上がっている。
夜、外を歩くとそれがはっきりわかる。
外歩きから戻っても、これならシャワーだけで充分だ。
 
 
 
今朝、いつもより早起きして都内の病院へ行く家内に同行した。
渋谷区にある有名な病院だ。
通院する大学病院から紹介された専門医である。
 
 
 
7時過ぎに到着して、「受付くん」というマシンで
順番を取ると、この時点ですでに70番である。
いかに人気のある病院であるかがわかる。
受付を開始する8時までには100数十人が押し掛けて
すごい状態になっていた。
 
 
 
広々した待合スペースで家内と話をしながら待機していると、
隣に座っていた高齢のご婦人が突然、私たちの話に入ってきた。
お年寄りによくあることなので別段驚かなかったが
話の内容が少し気になった。
雰囲気、服装から裕福なご老人であることはすぐわかった。
 
 
 
亡くなったご主人が医者だったとか、孫が医学部に
通学しているとか、自慢話が混じるのである。
尋ねてもいないにもかかわらず。
きっと彼女は病院に来るたび、話し相手を見つけては
似たような話題を持ち出しているのだろうと推察した。
私が出勤のため病院から去ったあとも、再び同じご婦人から
同じ話がリピートされたことを、帰宅してから知った。
 
 
 
お年寄りの女性が話好きなのは元気な証拠。
しかし、自慢話はほどほどにしないと嫌味だ。
俗っぽく野暮な人と思われよう。
心とは裏腹の謙遜しすぎの人もこれまた付き合いにくい。
 
 
 
過ぎたるは及ばざるがごとし。
心したいものだ。
 

2014年5月12日月曜日

楽しみなワールドカップサッカー     2014.5.12

花屋さん




日本代表も発表され、ワールドカップ(サッカー)が俄然
楽しみになってきた。
これから連日、マスコミが盛り上げてくれることだろう。




日韓同時開催から12年。
あの大会から私はワールドカップが大好きになった。
世界の強豪チームがみせるテクニック、パワーに引き込まれ
魅せられた。



ブラジル大会で日本チームはどこまで健闘できるだろうか。
外国チームで活躍する日本選手が多くなったとはいえ、
力量差はきっと大きいのだろう。
体格、スピード、パワーが違っている。
戦いに臨む精神構造も本質的に異なっているような気さえする。




それでも勝負事はやってみないとわからない。
私は日本チームの活躍にけっこう期待している。
世界の強豪国を慌てさせる結果を残してほしい。




2014年5月11日日曜日

2013年度 上場企業決算が意味すること    2014.5.11






上場企業の2013年度決算が出そろった。
円安、株高、さらには消費税増税前の駆け込み需要を反映して
総じて好決算だった。
純利益が1年前の約1.5倍だからめでたしめでたし、である。
そのなかでもトヨタがリーマンショック前の記録を上回り
過去最高益を記録したことは、リーマンショックが過去のものと
なったことを意味する。
時代の歯車がひとつ、ガチャンと動いたわけだ。



2008年9月に経営破たんしたリーマンブラザース社は
64兆円の負債を負った。
我が国の国家予算8ヶ月分に匹敵する巨額なこげつきである。
米国政府が救済をあきらめたため、世界的な恐慌を引き起こした。
100年に一度の不況、などと言われたことは記憶に新しい。



米国依存度が高かったトヨタは、クルマの売れ行きが急激に冷え込み
2008年度は記録をたどると4,300億円の大赤字であった。
その前年は2兆円3,000億円の利益を出していたから、いかに
落ち込みが大きかったかがわかる。



トヨタが不調になると日本経済全体が風邪をひく。
下請けのみならず、素材メーカーに至る膨大なサプライチェーン
すべてに悪影響が及んだ。
工場で働く人々の「派遣切り」が広範囲に行われ、社会問題化した。



振り返れば1991年のバブル経済崩壊もニュースだったし、
私の仕事への影響も小さくなかった。
担当する商品の売れ行きが急激に落ち込んだ。
その後、日本経済は不良債権処理に長く苦しむことになる。



リーマンショックが引き起こした金融不安は、影響範囲が全世界という点で
バブル経済崩壊よりも深刻さが大きい。
そうした不況を日本は5年の歳月をかけて克服したことを
今回の決算は示したのだと私は解釈している。




5月になると思い出すこと      2014.5.11

五月晴れ




静かな日曜の朝を迎えた。
私はいつも通りに起床し、新聞に目を通しながら食事をとり
洗い物を片付けてくつろいでいる。
あたかも心のしわを伸ばすがごとく。
こうした時間が素の自分と対峙する大切なひとときだと思っている。




この時期になると神戸・尼崎勤務時代に行ったハワイ報奨旅行を
なつかしく思い出す。
1991年の5月のことだから23年前ということになる。
随分と時が経ったものだ。




その前年、つまり1990年4月に神戸勤務を命ぜられ任地に赴いた。
販売最前線への異動である。
豊中のマンションから1時間半をかけて通勤した。
もっとも、大阪に接する尼崎へ直行直帰がほとんどだったから
実際の通勤時間は1時間程度であった。




後にも先にもこの時ほど仕事にのめりこんだことはない。
担当する商品の顧客作りをミッションとし、地域営業マンと同行して
探客を行い実績作りに精を出す毎日を送った。
はじめは自信がなく無我夢中だったが、やがて面白いように
売れるようになり3か月ごとのセールス表彰も受けるようになった。
その集大成が1991年のハワイ報奨旅行だった。




選ばれた歓びと誇りは今でも忘れない。
やると決意し、絶対に結果を出すんだという強い意志があれば
できることを体験した。
この時の体験が、その後の会社生活の礎となっている。




他のセールスマン20-30人とのハワイ滞在は実に楽しかった。
ビーチで遊び、ショッピングを楽しみ、うまいものを食べて
またたく間に過ぎていった。
バカンスを楽しむために仕事に頑張る、ということの真なる意味を
この時に初めて知った。




会社人生を振り返るといくつかの節が間違いなくあった。
ハワイ報奨旅行はそのうちのひとつである。
遠からず再び彼の地を訪れて、そのことを確認したいものだと思う。

2014年5月10日土曜日

Don't Stop 2014.5.10

森の隙間




5月連休最終日の6日。
所属する Voice Art College 主催の Gospel 発表会
「VOICE earth 0006」に、生徒の一員として出演した。
(於 江東区文化センター)



先稿のコメント欄に足立(育爺)も書いてくれたように
女の子5人による TEENS が歌と踊りを披露した。
選曲は Fleetwood Mac の「Don't Stop」である。
雨後の竹の子のようにスラリと伸びた長い脚、つやつやした健康的な肌が
とてもまぶしく映った。



・・・と、さも客席から観たように書いているが、自分たちの出番待ちで
彼女たちの活躍をじかには観ていない。
リハーサルでの印象を書いている。
本番の彼女たちの姿に足立(育爺)はノックアウトされてしまったことが
コメントから伝わってくる。
私が片割れを務めた古エイジング、いや、フルエイジングクラスの
デュエットソロは彼にさしたるインパクトは残さなかったようだ。




冗談はともかく、目標を持って練習を重ねた成果を発表する
こうしたアクティビティは心弾む企画である。
メンバーと心を合わせて歌う楽しさは深い満足をもたらしてくれる。
次は秋の Jazz in FUCHU、そして12月のクリスマスコンサートが
目標になる。



Voice Art College では7月にも 「VOJA FESTIVAL 2014 - 希望 -」
というイベントがある。
生徒出演枠もあり、昨年はステージで歌った。
今年は観る側にまわろうと思っている。




連休最終日にもかかわらず会場へ足を運んでくれたウメタニさん、
カンダチさん(育爺)、シムラさんの三名には心から感謝しています。
これからも共に音楽を楽しみたいと願っています。





2014年5月8日木曜日

五月雨(さみだれ)     2014.5.8

5月
 
 
 
日々、暖かさが増して夏へと向かっている。
クールビズも始まった。
梅雨前の爽やかな季節である。
 
 
 
大瀧詠一が急逝して早4ヶ月が経過した。
私はなかなか彼の死を受け入れることができないでいた。
最近になってようやく「亡くなってしまった」人として
心のなかに落ち着いた実感がある。
 
 
 
iPod をシャッフルで聴いているから、毎日何かしら
彼の楽曲に触れている。
本人自身が歌った曲、歌手に提供した曲、女性シンガーの歌う
トリビュート集(A Long Vacation)・・・。
それらを聴きながら私は彼の死を心に刻み込んでいく。
 
 
 
傑作アルバム「ナイアガラ・カレンダー」において、5月の歌は
「五月雨」である。
歌詞そのものは6月の歌に向いている気がする。
まぁ、大瀧詠一の感性では5月なのだからそれはそれ。
 
 
 
※YouTUBE で音源を探したが残念ながら下手な素人さんの
コピー以外はアップされていませんでした。





2014年5月6日火曜日

Michael Woodford 2014.5.6





Michael Woodford とは英国人の名前である。
この名前を聞いてピンとくる人は今となっては少ないだろう。
3年前、オリンパスの外国人社長解任で話題になった元CEOである。



出身は Beatles を生んだ Liverpool 、1960年生まれ。
オリンパスの一代理店(キーメッド社)にセールスマンとして入社し、
実績が認められて入社9年で同社社長に就任した。
2005年にはオリンパス・メディカル・システムズ欧州法人の
社長に就任。
2011年には親会社オリンパスのCEOに昇りつめた。



社長に就任したのが4月、10月にCEOへ昇格したが、昇格後
わずか2週間で解任の憂き目をみた。
経済マスコミはそこに垣間見える不可解さを記事にした。



解任理由は表向き(会社発表)には「Woodford 氏の独断的マネジメント」と
いうものだったが真相は違った。
過去の会社不正を正そうとしたため、影で実権を握る菊川会長の画策と
イエスマン役員連中の追い出しを食らったのだ。



その一部始終は「解任」(Michael Woodford 著 早川書房)
記されている。
読者の皆さんも図書館で検索してみてほしい。



氏の不正を嫌悪する本能、30年務めたオリンパスに対する
忠誠心と愛情、上司・同僚を弾劾せざるを得なかった苦悩、
見せしめ報復に対する不安・恐怖が記されている。
日本経済史の負の側面を知るとともに、人間の弱さ、醜さ、
ずるさ、高潔さを確認することができる。




2014年5月5日月曜日

渋谷   2014.5.5

 
 
 
 
昨夜7時の渋谷である。
いつも通り、おびただしい数の若者で覆い尽くされていた。
思わず「うわっ・・!」と声が出るくらい圧倒される。
 
 
 
この街にこれほどの数の若者が群がるようになったのは
いつの頃からだろうか。
若者を惹きつける渋谷の魅力とは何なのだろう。
 
 
 
ひとつには東急109、丸井、西武、パルコなどの大手、
商店街の不断の努力の成果であることは疑いの余地がない。
商品の品ぞろえ、価格設定も若者向けに徹底的にリサーチしているはず。
銀座、日本橋とは明らかな違いがあるだろう。
ユニクロ、Apple、ソフトバンク など若者が利用する店も
必要充分に揃っている。
でもそれだけではないだろう。
 
 
オタクを満足させる要素は?
こうなると私には関心と情報がないから霧のなかだ。
 
 
 
あの店、この店、あの場所へという明確な目的を持って
集う層もいるだろうし、ヒマだからひとまず渋谷へ、
という層もきっといる。
人が人を呼ぶ、という現象もあるだろう。
若者は若者が集まる場所へ集まるものだ。
 
 
 
渋谷に身を置くと我が国で進行している少子高齢化を忘れさせられる。
不思議な街、繁華街である。
 
 
 

2014年5月4日日曜日

カンダチ氏との出会い    2014.5.4





筆者が大田区立御園中学から都立九段高校に入学したのは
昭和46年(1971年)の春である。




当時の東京都高等学校学校群制度で大田区は
第一学区にカテゴライズされていた。
千代田区、港区、品川区、大田区で第一学区を形成した。
そのなかで日比谷、九段、三田の三校を11群と称した。
11群に受験し合格すると、合格者は三校に振り分けられる。
どこの高校に行くことになるかは運任せである。




第一学区にはほかに12群、13群、14群、15群、91群があり
内申書の成績と入試得点の組み合わせで合否判定が行われた。


12群 赤坂 城南 八潮
13群 大崎 南 雪谷
14群 小山台 田園調布
15群 大森 羽田
91群 一橋 忍岡 竹台


当時の担任・上田先生(故)の薦めもあり、私は11群を受験するのが
規定路線のような雰囲気があった。
私自身も都心の学校へ通学したい気持ちが強く、九段に
通うようになって満足した。




クラスは一年四組に所属した。
担任はイケメンの大貫先生(故)。
専門は体育、かつサッカー部の顧問でもあり惚れ惚れするくらい男前
だったので、女子生徒たちは黙ってはいなかった。




四組は名前のあいうえお順で席順を決めたので、
私の真後ろがカンダチ氏だった。
(現 煎茶販売業経営、兼 コメンテイター 足立の育爺)
休み時間になると後ろを振り向いては、何かと会話をしていた。
大田区とは別地区から通う氏が何者かを懸命に知ろうと
していたのだろう。




そんなカンダチ氏と途中、途切れはしたものの今日まで
交際が続くとは当時は思いもしなかった。
座席が前後に並んだ縁、そもそも名前の読みが近かった縁である。

2014年5月3日土曜日

事故から学ぶ    2014.5.3






爽やかに晴れた空と陽光に輝く木々の葉が美しい。
こんな朝なら春も捨てたものではないと思える。
これ以上に爽やかであろう 6月の北海道に想いをはせる。



四日間の休日初日の朝だから、なおさら心が軽いのがわかる。
休みはありがたい。
わずらわしい歯医者通いも昨晩済ませた。
今日から四日間は私の時間だ。



韓国での大型フェリー沈没事故はあまりにも悲惨だ。
生存者捜索は継続中だが時間がたちすぎている。
修学旅行生をはじめとする乗客が直面した恐怖、絶望を
考えると胸が詰まる。
不幸にも命を落とした方々の冥福を祈るとともに、再発防止を
未来へ託してもらいたい。



わが国でも数年前、JR福知山線で悲惨な事故を経験した。
かつて私が仕事の場所としていた尼崎で起きた事故だけに
その惨状には戦慄した。



人は誰でもミスをおかす。
しかし、多くの人命を奪うような大きなミスは”過去の誤った実績”
つまりルールを無視しても問題が起きなかったという”実績”
積み重ねで、ルールがルールでなくなることに要因が求められよう。



事故の直後は恐ろしい記憶が鮮明なだけに、基本ルール徹底に立ち返る。
記憶が時間の経過とともに薄れて、忘れ去られていく。
事故を知らない若い人へ記憶の伝承はなされない。
同時に”誤った実績”が積みあがっていく。
そして、再び事故は起きる。



人類共通の財産として、事故の学習がとても大切に思える。