2007年10月20日土曜日

癒着     2007.10.20

写真     海の見える美術館




今朝の温度は23.9℃だった。

リビングルームの時計は、このマンションに引越しした際に頂いたカシオ製の電子時計である。夜中に2回、どこかと交信して正しい時刻に修正するから正確だ。この時計に温度計と湿度計も付いていて大変重宝している。今朝、起きたらその温度計が23.9℃を示していた。

暑がりの私にとって、気温が下がるのは大歓迎である。
今年ほど秋の到来が待ち遠しい夏はなかった。
もっともっと気温が下がって欲しいと思う。
気温が低いと歩いても活動しても汗をかかない。
冷えた身体を風呂で温める喜びもある。
こたつに入って足腰がポカポカしてくるのも嬉しい。
一年中、冬でもいいと思っているくらいだ。

防衛省の守屋武昌・前事務次官が防衛専門業者との癒着を報道されている。
小池元防衛大臣が排除しようとしてマスコミネタになった人物だ。
大臣(政治家)が決裁したり方向性を示すが、実務は事務次官が取り仕切り
省内に絶大な権力を握る。防衛省の実質的最高権力者である。
大臣との関係さえうまくやれれば良いが、小池氏とはうまくいかず
大臣と刺し違える形で排除された。

防衛専門業者という会社が存在することを初めて知った。
山田洋行、日本ミライズなる社名を聞いてもなじみはまったくない。
防衛兵器は巨額だから、さぞや儲かることだろう。
政治家、高級官僚との癒着はいかにもありそうな話だ。
今のところはゴルフ接待が明るみに出ているが、今後さらなる展開が濃厚である。
マスコミの動きも活発になるだろう。
低俗な動きが目に余るマスコミではあるが、巨悪を暴き追い込むのは
本来のミッションである。
絶妙なタイミングで小池元大臣も本を発売した。
「女子の本懐~市ヶ谷の55日」(文春新書)
守屋氏との確執が書かれている。

私たちが知らないさまざまな世界があるものだ。
どこの世界にも権力者がいてドラマがある。
人間社会とはそういうものだと思う。