2009年6月28日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Michael Jackson) 2009.6.28





先週、稀代の天才ミュージシャン Michael Jackson の早すぎる
悲報を知ることとなった。
予想もしていない死だったのだが、時間が経つにつれて
ある意味で彼らしい最後のようにも思える。


私が彼を詳しく知ることになったのは、絶頂期(?)のスリラーや
Billie Jean の時ではなかった。
世間が彼に騒がしいことはもちろん知っていたし、歌やダンスも
目にはしていた。
ジャクソンファイブを経て、成人した彼がブレイクしたのだな
程度の認識しかなかった。



卓越した才能に触れたのは、BAD を聴いてからである。
保存しているカセットテープには 87.9.19 と書いてあるので
32歳の時になる。
聴いた瞬間に、なるほど世間が注目するだけのことはある、
もっと早くから聴いておけばよかったと後悔した。
Can't Stop Loving You はとくに私好みの曲調だ。



彼に関して忘れられないことがもうひとつある。
あの当時、何度も読み直していた愛読書がある。(写真)

「コーラ戦争に勝った!ペプシ社長が明かすマーケティングのすべて
(新潮文庫 著者 Roger Enrico & Jesse Kornbluth 常盤新平 訳)

ペプシコーラがテレビCMに彼を起用するまでの一部始終が
ページ数にして110ページも書かれていて大変興味深い。
総ページ数が516ページだから約2割にもなる。

「天才は細部にこだわる」というフレーズが印象に残る。
彼得意のスピンは2回ではなく1回で、とか、顔のアップは4秒まで
とか、こと細かに要求する彼がいる。



今でも新潮社が販売しているかは知らないが、興味のある人には
一読をお勧めする。