2010年2月27日土曜日

フィギアスケート女子に感激   2009.2.27

                                明日は東京マラソン


昨夜から冷たい雨が降っている。
冬が足早に通り過ぎていく。


昨日のバンクーバー・オリンピック。
女子フィギアスケートは息詰まる熱戦だった。
私はケータイのワンセグでライブ観戦した。
本当に便利な時代である。


まず、キム・ヨナがミスのない完璧な演技を披露した。
キム・ヨナが金を逃すとすればジャンプ後の転倒など、大きな
アクシデントに見舞われた場合だと思われていた。
それほど、前々日のショートプログラムの時から彼女の演技には
抜群の安定感があった。


続いて浅田真央が登場。
私は彼女がとにかくミスをせずに滑り終えてほしいと、そればかりを
願った。
この日のために厳しい練習を重ね、深刻なスランプと戦い克服して
きたのである。
大きなミスで台なしになることだけは避けてほしかった。


自慢のトリプルアクセルは華麗に決めた。
一瞬で成否がわかるこの技は観ているほうが緊張してしまう。
中盤から後半にかけて、誰がみてもわかる小さなミスが二回あった。
この時点でキム・ヨナの金メダルは確実なものとなった。



試合後のインタビューで浅田真央は泣いていた。
失敗の悔しさ、重圧からの解放感が混ざり合った涙に見えた。
彼女にかかった重圧に思いをはせるとこちらまで泣けてしまう。


これからもキム・ヨナと浅田真央の名勝負は続くだろう。
まずは極限状態に置かれた精神と肉体をゆっくりと休めてほしい。