2012年1月7日土曜日

丸刈り後、一週間  2012.1.7

汐留にて by GR DIGITAL Ⅲ



大晦日に頭髪を丸刈りにした。
退路を断とうと会社の同僚には忘年会の時、公言していた。
理髪店に向かう道中でも若干迷いがあった。
「本当にいいのだろうか。しまった、失敗したと思わないだろうか」と。
これだから公言しておいてよかった。


行きつけの高級理髪店「リルッド」(あざみ野)へ予約通り
訪れ、「丸刈りにしてください」とオーダーした。
高級理髪店、というのはウソである。
洗髪、髭剃り込みで1,800円である。
価格も安く、腕は確か、さらに電話で予約できるのがよい。
もう5~6年、ここ以外で散髪したことはない。


ご主人は私のオーダーに一瞬たじろいだように見えた。
「本当にいいんですか」と念を押してくる。
私の決意がホンモノと知ると、刈り残す長さを提案してきた。
彼の提案は12mm残しである。
私は物足りなく思い、「もうちょっと短めに」とリクエストした。


結局、上の部分を9mm、サイドを6mm残しで決まった。
ご主人は電気バリカンを手に、再度「それではいきます」と
宣言した。
私の決断を最終確認しているように聞こえた。


電気バリカンは気持ちよく私の僅かに残った頭髪を刈り上げていく。
鏡に映る己が姿にほんの少し動揺したのは事実だ。
しかし、もう後戻りはできない。
いつも通り30分程度ですべての工程を終えて店をあとにした。


目下のところ、丸刈りにして良かったと思う。
まず、ハゲ部分が以前より目立たなくなった。
少ないところに合わせて刈っているから、毛が生えているところと
そうでないところの差が目立たなくなったのだと思う。
また、朝の洗髪・整髪が不要だから助かる。


マイナス面は強いて言えば頭が寒くなったことだろう。
夏になれば、逆にプラスに転ずるかもしれない。
今後、元の髪型に戻すことはないだろう。
さらに短くしてもいいかな、とも思い始めている。
丸刈り、万歳という気分だ。