2012年11月2日金曜日

「新たなチャレンジ」の是非 2012.11.2

御所の木々 by GR DIGITAL Ⅲ
 

 
今週の勤務が終了した。
帰宅して食事し、歩いて、風呂を浴び、くつろいでいる。
こんな夜がとてもうれしい。
今週は月曜日に拓郎ライブもあったが、なんだかとても
遠い日の出来事のような気もする。


今週、勤務のなかで考えていたことがある。
今夜はそのことを書いてみたい。
 
ビジネスにおいて新たな領域へのチャレンジは大切だ。
それは間違いないだろう。
新たな領域へのチャレンジとは新製品の開発、新規販売チャネルの開拓、
新規事業への進出などいろいろある。
総論ではもちろん賛成。
 
 
しかし、筋の良くない”新規”も少なからずある。
トライする前には予想できなかったリスクがあることがわかったり、
開拓して商品が流れる( = 売れる)ようになるまで、労力が
かかりすぎる( = コストがかかりすぎる)”新規”がある。
そのまま前に進むか、あるいは止めるのか。
やがて判断に迫られる。


労力・コストがそこそこかかっても、いつか花開くならまだ良い。
なかには狙い自体が間違っている”新規”もあるだろう。
その場合、間違っていたことをどの時点で何を根拠に判断するか?
経営資源(時間、労力)は有限だから、どこかで判断
しなければならないのは当然だ。


そう考えていくと”新規”にはギャンブル性がつきまとうことを
覚悟しなければならない。
ビジネスマンはついつい頑張ってしまう。
前へ前へ、「いつかは実る」とばかりに期限を曖昧にして
結果的に無駄な努力をしてはいないか。


今週、そんなことを考えていた。