2013年2月7日木曜日

リーマンショックの総括  2013.2.7

 リーマンショック当時に使っていたケータイ(2008年)
 
 
 
今日は代休を取り休んでいる。
先月の休日出勤の振替だ。
これからスーパー銭湯へ行ってくつろいでくるつもりだ。
 
 
アベノミクス効果で東証の株高が止まらない。
昨日の終値はリーマンショック後の高値を更新した。
 
 
円安、金融緩和を歓迎して買いが入っている。
日本企業の業績が良くなる、という期待買いだ。
昨日は白川日銀総裁辞任の知らせが輪をかけた。
新しい総裁になると、さらに日銀は政府方針に沿って
金融緩和を進めるだろうとの期待が背景にある。
 
 
35年間勤めてきたが、2008年のリーマンショックほど景気後退を
実感したことはなかった。
担当して間もない取引先への売り上げが急減した。
最終顧客の設備投資の多くはリースを利用しての導入なのだが
リース会社はリース審査を厳しくしていた。
そのため取引先も最終顧客との契約が成立しないことが
多く、業績は極めて厳しかった。
販促策の基準緩和などあれこれ知恵を絞ったことは
忘れられない思い出だ。
 
 
昨日の日経新聞を読むと、リーマンショック発祥の地・米国では
すでにリーマンショックそのものの総括に入った。
司法省が格付会社(スタンダード・アンド・プアーズなど)への民事訴訟を
行うと報道されている。
低所得者向け住宅ローンに対して高い評価を付けていたことが
金融危機を招いた一端ではないか、という訳だ。
経営破たんしたリーマンブラザースについても、破たん直前まで
投資適格としていた。
 
 
ショックへの緊急対応 → 恒久対応 → 調整期間 → 危機終息 
 
 
こうしたサイクルの最後として、危機を総括し再発防止と
次の危機への教訓を整理する流れだ。
 
 
 
喉元過ぎれば・・・は古今東西の常。
米国のこうした対応には学ぶべき点があると感じた次第である。
悪夢から学ぶべきである。
 
 
 
 
リーマンショック後の渋谷(2008年10月11日)