2007年8月2日木曜日

参院選     2007.8.2

写真   花火大会に集まった人 人 人 
            撮影    2007.8.1     18:17  桜木町


参議院選挙の結果は衝撃だった。
あまりの結果にしばらくブログをアップデートする気になれなかった。


それはウソである。
Googleのサーバーが不調?で、投稿画面に辿り着けない日々が
続いていただけである。



直前の新聞予想で与党の苦戦が予想されてはいたが、
そうした予想をはるかに上回る惨敗であった。
私の7月12日付け予想「スーダラ参院選予想」は文字通り大はずれ。
スーダラ(=無責任)なものとなった。


外れるはずである。
なんせ1人区はなんだかんだ言って自民党が強いという固定観念が
私にはあった。ほとんどの選挙区で自民党勝利で予想したが、
1人区での自民党の弱さは私の想像を越えるものだった。
イメージ、ムードとは恐ろしい。
強かったはずの自民党、公明党をここまで負けさせてしまうのだ。



理由は単一ではなく、複合的なものなのだろう。

1.直前の国会での与党強行採決
2.相次ぐ大臣の失言
3.事務所経費不正疑惑
4.松岡大臣自殺
5.赤城大臣のばんそうこう
6.セレブ(お嬢)な首相夫人がマスコミに出すぎ
7.首相の大臣任命責任             etc


これだけマイナスイメージが強いと、現政権=自民党=ダメ という
「わかりやすさ」が生まれ、それじゃ対抗馬の民主党に投票しようという、
これまたわかりやすい行動に有権者がなだれを打ったのだと思う。


思えば一昨年の衆議院議員選挙もわかりやすかった。
小泉さんが「郵政民営化 賛成か反対か」と二者択一を有権者に迫って
自民党が圧勝した。
国民は日常生活では政治を意識することなんかないから選挙においては
”わかりやすさ”が重要なファクターになる。


小沢・民主党が訴求した政策もわかりやすかった。

①年金
②児童手当
③小規模農家への補助金


一方、安倍さんの話は抽象的=わかりずらいものが多い。
「戦後レジームからの脱却」「美しい日本」「憲法改正」などなど思いの強さは
うかがえるものの、どれも抽象的でピンとこない。


安倍首相続投方針だがその道はかなり険しい。
この先、次の選挙に勝てそうもないとなったらマスコミががやがや言う以前に、
自民党・公明党がスパっと切るだろう。
業績責任を常に問われる企業トップとその点ではまったく変わらない。

責任を取るためにトップは存在するのである。