2008年8月26日火曜日

厳しい時代  2008.8.26

             お祭り



涼しい日々が続いている。
朝の通勤電車では冷房が寒く感じるくらいだ。
明日からは上着を着用するつもりである。
冷房の寒さで体調を崩したくはない。



原油価格や工業製品の原材料高騰、農作物の高騰が
止まらない。
すでに多くの分野で最終消費者価格への転嫁(値上げ)が
始まっている。
一方、企業は従来のような業績を作れず厳しい状況が
続いている。



モノ・サービスの価格が上がるということは、実質所得が
下がるということに等しい。
今まで1,000円で買えたものが1,500円になれば、財布の
お金は早く減っていく。
さらに企業業績が良くない、ということは企業従業員への
還元が悪くなるということである。
つまり、給料・ボーナスが下がる可能性がある。
ダブルパンチである。



この状況が続くとすると、これからの日本はいばらの道が
待っていると言わざるを得ない。
蓄え(貯金、有価証券、不動産などの財産)がある人はいいが、
給与所得のみに依存している人・家庭の将来は明るくない。
生活水準を徐々に徐々に落としていかなければならないのでは
ないか。



企業が生き残るためには、どこでも誰でもできる製品・サービス
ではなく、お客様がお金を支払う気になる競争力の高い領域を
持つことが大切になろう。
トヨタのプリウス、任天堂のゲーム機、アップルのiPodなど
「他にない」製品を持っている企業は強い。



個人は生活を見直して不要な無駄を切り詰め、企業は
強い製品・サービスの開発に注力して、消費者に”選ばれる”
努力が今まで以上に必要だ。



厳しい時代を迎えているのである。
前提条件が変わらない以上、早めにそのことを自覚したほうが
良いと私は真面目に思っている。