2008年8月2日土曜日

ボクシングを愛す(内藤 vs 清水) 2008.8.2

             祭会場   8月2日撮影





今週の水曜日(7月30日)に大好きなボクシング、しかも
ダブル世界戦、しかも二戦とも日本人同士というイベントが
行われた。





私は会社を終業時刻早々に引き上げ、自宅へ急いで
帰ってテレビ観戦を楽しんだ。
帰宅してシャワーを浴びてテレビをつけると、すでに坂田戦が
始まっていた。
お目当ては坂田戦ではなく内藤戦だ。




WBC世界フライ級王者・内藤大助選手は亀田大毅との対戦で
男をあげた。
対戦前、対戦中における亀田親子・兄弟側のたび重なる下品な
”パフォーマンス”のなか、ガキ(亀田大毅)を相手にクリーンに戦って
勝利を収めた。
対戦後もガキが謝罪に来るなど話題を集めたが、「もう終わったこと」と
敗者にムチを当てるようなことをしなかった。






試合直後のインタビューも良かった。
「(悪役を退けろという)国民の期待に応えられたと思います。」
と真顔で言ってのけたのだ。
会場は喝采で沸いた。




今回の相手は清水智信選手である。
”イケメン”とマスコミが話題にした日本チャンピオンである。
世界王者の内藤が挑戦を受けたのである。
テレビで観ると、たしかに端正なマスクで”イケメン”と言われる
だけのことはあった。
ボクシングもレベルが高い。しかも身体が大きい。




8ラウンド終了後の採点途中発表では”イケメン”がポイントを
リードした。内藤はピンチだった。
確かに押し込まれてはいないものの、これといった有効打が
なかった。
残り4ラウンドをチャンピオンがどう戦うか私はワクワクしながら
観ていた。





10ラウンドに内藤が”イケメン”をぐらつかせた。
あまりに早いパンチだったので私には何がヒットしたのか
見えなかったが、ダメージを与えたのはわかった。
直後の二発くらいで”イケメン”はダウンした。
立ち上がったイケメンへ猛ラッシュをかけ二度目のダウンで
レフリーストップとなった。




長年ボクシングを観てきて、私のなかには良いボクサーの
条件という基準ができている。



1.試合中のボディバランスが良い。
2.クリンチをしない。または少ない。(ピンチ時は除く)
3.有効打でダメージを与えたら、徹底的に攻めて終わらせる。
  チャンスを逃がさない。



内藤大助選手はこの基準を高水準で満たしている。
今回の試合では上記の3(逃がさない)を再確認した。
よく練習するし人気もある。

これからも鍛錬して、長く観る者を楽しませて欲しい選手だ。