撮影 12月25日
毎週木曜日の朝はいつも以上に日経新聞(電子版)を観るのが楽しみである。
週刊文春と新潮の広告が揃って掲載されるからである。
よくもまぁ、毎週毎週ちょっぴり下衆(げす)な記事を集めてくるものだと感心する。
しかし、この広告を見て文春・新潮を買うことは、よほどのことがない限り、ない。
実は、かつて広告に引き寄せられて買ったことは何度かある。
ところがいざ雑誌を読んでみると、毎回その内容の薄さにガッカリさせられた。
今ではこちらも賢くなったので「どうせ雑誌を買ったところで、満足できる記事は読めないだろう」とわかってしまった。
考えてみれば、広告とは”釣り”だから仕方がない。
あちらも買わせようと思って知恵を絞ったコピーを書いている。
こちらの興味を引きそうなエサをばらまいているのだ。
広告のコピーは真実と噂のギリギリを攻めているところに妙味がある。
雑誌は買わなくともコピーを眺めているだけで面白い。