2008年12月7日日曜日

幸福であること  2008.12.7

新聞を切り抜く習慣は持たない。
長続きしないことがわかっているからである。
また、せっかく切り抜いても読み返すことが少ないことを
経験しているからである。



しかし、ごくたまに保存しておきたい記事に出会うこともある。
年に1回あるかないか。
そんな時はためらわずハサミを入れる。
今朝の朝刊(朝日新聞)にも残しておきたい論説があった。
朝日の読者は、4面の「風」欄に注目である。




私がいつも携行している手帳に、一編の新聞記事がある。
日経新聞 2007年12月14日 「プロに聞く 目からウロコの投資塾」
というコラムだ。
岡本和久氏が書いている。
ちょうど一年前になぜ切り抜いたのかというと、『人生の目的は
「お金持ち」になることではなく、「しあわせ持ち」になること』と書いてあり、
なるほどと思ったからである。



氏によると、人生を豊かでしあわせなものにするためには
6つの富(6つのF)が必要だという。

①ファイナンシャル・アセット(金融資産)
②フィットネス(健康)
③ファミリー(家族、親族)
④フレンド(交友関係)
⑤ファン(楽しみ、趣味)
⑥フィランソロピー(社会貢献)

これら要素をバランス良く持つことが「しあわせ持ち」であり、
金融資産は6つのうちのひとつでしかないと教える。
もちろん金融資産の重要性を否定するものではない。
同感できる主張である。




かつて、私なりに3要素で幸福を定義したことがある。

①健康
②経済的安定
③心の平安

この3要素のどれが欠けても幸福感は損なわれると思う。
ときどき、振り返って今の自分はこの3要素がいかなる状態なのか
考えることがある。



残された人生を充実させ、幸福感を感じながら送りたいものである。