2008年12月8日月曜日

ラグビー早明戦  2008.12.8




84回を数える伝統の早明ラグビー。
毎年、12月の第一日曜日に国立競技場で行われる。



今年は早明戦までに明治が2勝4敗と振るわず、戦前の
盛り上がりにはかけるものとなった。
8年連続で早稲田が勝利していることもあり、百にひとつも
早稲田の負けは予想していなかった。
ワンサイドゲームだけは避けてもらいたいという気持で国立に
到着したのだが。




勝負をなめてはいけない。
試合開始から明治の出足が鋭い。
かつての強い明治のように、勢いのあるフォワードが早稲田
蹴散らすようにぐんぐん前へ出て行く。
気がついたら明治 24、早稲田 5 まで差が開いていた。




最後の10分間で早稲田も追い上げたが、試合を支配した明治
24対22で9年ぶりに勝利した。
スタンドでは8年間我慢を強いられた明治ファンの喜びが爆発した。
いい歳の大人が小躍りしながら校歌を歌っている。




それにしても、どんなに母校が劣勢を伝えられてもスタンドに
駆けつける明治の学生には頭が下がる。
強いときだけ応援し、弱くなると遠ざかるOBが多い中で
彼らは毎年、スパイダーマンのような格好をして国立に現れる。
そんなコアなファンに、明治フィフティーンは大方の予想を覆す
勝利をプレゼントした。




久々に緊迫した早明戦だった。
この日のような戦い方が来年もできれば明治の復活も現実味を
帯びてくる。
明治も自分たちの戦い方がわかったのではないだろうか。