ラグビー大学選手権二回戦が27日(日)秩父宮と瑞穂競技場(名古屋)で
行われた。
私は秩父宮で慶応vs法政、早稲田vs帝京の二試合を観戦した。
二試合とも期待通りの熱戦であった。
慶応vs法政は慶応が圧勝するかと思いきや、法政が予想以上に健闘した。
一時は26対24と接近するまでの好ゲーム。
法政のSH(スクラムハーフ)の球さばきはとても綺麗で観ていて楽しかった。
早稲田vs帝京は昨シーズンから拮抗した戦いを続けている新・ライバル校同士の
戦いである。
去年は対抗戦で帝京が勝ったのもつかの間、選手権決勝では早稲田が雪辱して
優勝をさらっていった。
今年も対抗戦でタフな戦いを展開し、6対3というロースコアで早稲田が
かろうじて勝っている。
この日の試合は前半こそ13対12の僅差(早稲田)で折り返した。
ハーフタイム後の後半40分は帝京が終始ペースを握った。
帝京は早稲田ゴール付近でのラインアウト、そしてモールによるトライ狙いという
勝ちパターンに持ち込み、ことごとく成功した。
圧勝である。
残念なことがあったことを指摘しておきたい。
後半、帝京がダメ押しと思われるトライをあげて31対20になってからかなりの
数の観客がそそくさとスタンドをあとにし始めた。
試合が終わっていないにもかかわらず、である。
その多くはおそらく早稲田を応援していた観客だと思う。
早稲田が勝つことを喜びたくて足を運んだのはわかる。
思い通りのゲームにならず無念な気持も理解できる。
しかし、学生はまだ試合を懸命に戦っているのである。
負け試合の選手たちには用はないといわんばかりの彼らの行動が私には不愉快
だった。
応援するファンも勝ち負けにだけこだわるのではなく、不本意にも苦しい戦いを
強いられている選手たちを暖かく励ます度量が欲しい。
これはファンとして当たり前のコモンセンス(常識)だと思うのである。