2009年12月23日水曜日

ラグビー大学選手権一回戦  2009.12.23


               数寄屋橋交差点  撮影:12月21日




20日に行われた大学選手権一回戦
私は秩父宮競技場で行われた二試合を観戦に出かけた。




第一試合は帝京 vs 関東学院
帝京はここ数年、安定した実力でベスト4の常連校である。
去年は優勝候補筆頭だったが、早稲田の前に苦杯を飲まされた。
外国人2人を擁する点は賛成しかねるが強い。

関東学院は言わずと知れたラグビー名門校。
学生の大麻事件をきっかけに部の勢いがそがれた感は否めないが
今年も桜井監督の指導でリーグ戦2位になった。


試合は帝京がリードし関東が追いかける展開。
そして関東が逆転し、残り時間僅かのところで帝京がトライで追いつく。
コーナーぎりぎりのトライだったため観衆は沸いた。
一部の関東学院ファンは判定に不服で盛んに審判をヤジる。
傍(はた)から見ていて美しくない姿だ。


結局、17対17の引き分けだが、トライ数で上回る帝京が二回戦に進んだ。



第二試合は東海 vs 筑波
東海は三年連続でリーグ戦を制し、初優勝を狙っている強豪校。
強いことは認めるが帝京と同様に外国人がいる点は好きになれない。
筑波は対抗戦3位。帝京、明治を破っている点が光る。
フォワードが東海にどれだけ通用するか興味深かった。



こちらも東海がリードし筑波が後半激しく追い上げて大いに盛り上がった。
22対22まで追いついた時には、その勢いは筑波にあった。
しかし最後は東海が地力を発揮して29対22と突き放して勝ち上がった。
筑波のフォワードに期待したがスクラムは負けていたと思う。
しかしモールでのトライがあり、帝京、明治を破った理由がわかった。



この二試合はいずれも接戦で、観ていて飽きなかった。
個人感情としては判官びいきで関東学院、筑波を応援していた。
願いはかなわなかったが素晴らしい試合を満喫することができた。
他会場で行われた試合も100点ゲームがなく、実力伯仲の様相だ。
27日(二回戦)、そして正月2日の準決勝、10日の決勝が楽しみだ。



これだから学生ラグビー観戦はやめられない。