2010年3月9日火曜日

よみがえる記憶(スーパー銭湯にて) 2010.3.9

春の雪が降っている。
今年は例年になく雪の多い年だ。



今のマンションに越してきて5年。
風呂場をリフォームすることになり、昨日から工事が始まった。
そのため昨晩、家族で近所のスーパー銭湯に出かけた。



長男と男湯に入る。
彼と一緒の風呂は久しぶりだ。
数年前、箱根に泊まりで温泉に行った時以来のことになる。



湯船に浸かっていた時、若い父親が幼児を抱いて入ってきた。
しばらくすると父親が「いーち、にーぃ、さーん、・・・」と数を
数えだした。
突然、忘れていた記憶がよみがえる。



私も長男、長女が小さい頃、風呂に入れていた。
湯冷めをしないよう肩まで湯に浸かって温めようと、数を数えたっけ。
長男と入るときにちょくちょく使った手がある。
カウントアップしていくうちに、長男が気が付かないように再び少ない数に
戻して数える手だ。
少しでも長く温めようとした訳である。
そのうち、長男も気が付くようになり異議を唱えるようになった。



すべて昔のことである。
でも、とてもなつかしい思い出だ。
ためらいもなく時は過ぎていく。




              JR飯田橋駅前から見る神楽坂