2010年4月24日土曜日

消えていくもの(フロッピーディスク)  2010.4.24

今週も寒い一週間だった。
今年の4月は記録的な寒さとして歴史に残るだろう。




今朝、朝刊(朝日新聞)で興味深い記事があった。
経済面の「さよならフロッピー」という記事だ。
紙面によると、ソニーが来年3月でフロッピーディスク(以下、FD)の
販売を終了するという。



私が初めてFDに触れたのは1982年だった。28年も前のことになる。
当時、オフコンというジャンルのOA機器に使われていた8インチの
大きいサイズだった。
シングルレコード盤くらいの大きさがあった。
やがて5インチ(約10センチ四方)のFDが普及しだした。
会社で使う初期のワープロは5インチFDを使っていた。
8インチも5インチも薄くぺらぺらしていて壊れやすそうだった。



いつの頃からか定かではないが、3.5インチサイズのコンパクトな
FDが主流になった。
外枠のプラスチックに保護されているので耐久性にも優れている。
10年前から数年前まではまだ使われていた。
ドコモショップでも比較的最近まで、携帯のアドレス帳のバックアップ用
としてユーザーに配付していた。



4~5年前からFDドライブを標準装備しないパソコンが出だした。
今やコンパクトな記憶媒体はUSBメモリーが主役だ。
情報セキュリティに配慮して、パスワードで保護するものもある。
デジカメや携帯に使われるSDカードというメディアもある。
コンパクト、かつ大容量だからFDの出番は急速に奪われていった。
私もここ数年、FDはまったく使用していない。



これも時代の流れである。
FDが思い出の製品になっていく。