2012年6月27日水曜日

政局を予測する 2012.6.27

 渋谷駅 by GR DIGITAL Ⅲ



小沢一郎氏が民主党方針に造反したことは予想通り。
この先、離党して新党を作ることも必至だろう。
では、小さくなる民主党はどうなるのだろうか。
以下、私の予想を記述する。



◆確率66.7%の予測◆


確率50%なら半分半分ということになろうが、それよりも高い
確率での予測である。
小沢一派抜きの民主党はこのままでは政権を維持できない。
しかし、消費税増税法案を通したことで次の展開が予測できる。


民主党 - 小沢派 + 自民党 + 公明党 =新政権


自民党、公明党とも政権与党に戻りたいと思っている。
野田さんを中心とする民主党も政権は維持したい。
思惑は一致している。
反小沢も同じだ。


◆確率33.3%の予測◆


橋下徹氏が率いる大阪維新の会が国会に議員を送り込むことを
明言している。
維新の会がみんなの党とタッグを組めば、民主、自公に
うんざりしている無党派層をかなり取り込めると読む。
投票率が上がれば上がるほど「維新 + みんな」に票が集まる。

維新もみんなも、民主はおろか自公とも手を組まないから
手強い対抗軸になりうる。
候補者の数にもよろうが、江田幹事長はこの構想で政権奪取を
狙っているはず。
橋下氏の人気とみんなの党に風が吹けば政権を取ることも
ありうると読む。

仮に実現して公約を粛々と実行すれば、日本の経済成長も
可能になるだろう。
その代り、現在守られている農業など国際競争力のない産業は
痛みを伴うことになるはず。


◆補足◆


どちらにころんでも、小沢新党が国政に与える影響はほとんど
ないと容易に予測がつく。
彼に付いていく子分議員たちには気の毒な将来が待ち受けている。
やがて、一人抜け、また一人という具合に小沢氏から離れて
いかざるを得ないだろう。
選挙で当選できなければメリットは何もなくなるのだから。
離党する、ということはそんなリスクと裏腹なのである。





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