2014年1月25日土曜日

定年退職者向けセミナー  2014.1.25

夕闇迫る
 
 
 
2015年度定年退職者を対象とした社内セミナーを受講した。
参加者は60名。
今回が三回目の開催になるから、毎回60名の参加があれば
180名が遠からず定年を迎えることになる。
 
 
 
厚生年金のしくみ、退職金にかかる税金の説明などを受け
60歳以降の収支をシミュレーションする。
自分なりに数年前からおおまかに計算はしていた。
セミナーのおかげでより詳細情報がわかり有益ではあった。
 
 
 
年金の支給計算式はかなり複雑だ。
ざっくり言えば、62歳から65歳まで少ない金額(A)が支給され、
65歳以降は満額(B)が支給される。
ただし、再雇用で給与所得がある場合は62歳-65歳の
Aは減額される。これは知らなかった!
 
つまり再雇用で働く場合、「 A + 賃金」ではなく「 A - α +賃金」
ということ。
これだけみても、いかに我が国の年金制度が厳しい状況で
あるかがうかがえる。
消費税率アップの理由の一端はここにある。
 
 
 
A部分の開始年齢も生年月日によって異なる。
 
男 32年4月2日 ~34年4月1日
女 37年4月2日 ~39年4月1日 
開始年齢63歳
 
 
男 34年4月2日 ~36年4月1日
女 39年4月2日 ~41年4月1日
開始年齢64歳
 
 
男 36年4月2日 ~
女 41年4月2日 ~
A部分なし(65歳からBのみ)
 
 
 
財源が不足すれば今後も支給開始年齢、金額を
見直さなければならなくなるだろう。
現役の時にいかに多く蓄えておくかが肝要であることは
間違いない。
厳しい時代だ。