2021年6月26日土曜日

沼田義明 vs 小林弘   2021.6.26

2012年6月26日



昔、日本人同士で初めてとなるボクシング世界戦が行われた。
チャンピオン・沼田義明と挑戦者・小林弘(同級1位)がグラブを交えた世界ジュニアライト級タイトルマッチだ。(1967年12月4日:蔵前国技館)
精密機械と言われた沼田義明にとっての初防衛戦である。


日本人同士のタイトルマッチは刺激的な対戦であり、私もドキドキして試合を観た記憶がある。
結果は小林が強烈な右クロスカウンターを沼田のあごにヒットさせ、3回連続でダウンを奪い新チャンピオンになった。
12ラウンドに沼田がのけぞって倒れるシーンは、今日改めて観てみると衝撃的である。


また、当時、沼田はひ弱なイメージがあったが、この試合では結構熱くなって打ち合っていることがわかった。
解説者の郡司さんは沼田の力みすぎを指摘している。
この試合に勝った小林は、その後数回にわたってタイトルを防衛し名チャンピオンと謳われた。
YouTube に映像が残っている。