2022年8月6日土曜日

入れ歯声   2022.8.6

 北大ポプラ並木(2012年8月)





吉田拓郎のラストアルバム「ah-面白かった」を聴くと気が付くことがある。


入れ歯を使っている人に共通する声だ。
浮いているような、ハグハグした声。
おそらくどこかのタイミングで彼は入れ歯を入れたはず。


今の私がそうだから、私にはわかる。
そんな彼の歌声を受け入れることができずにいる。
だからラストアルバムが好きになれないのだ。


アーチストには潮時というものがある。
この声は聴きたくなかった。