2022年12月1日木曜日

反転の兆し   2022.12.1

小石川後楽園





米国が歴史的なインフレに見舞われ、今年に入ってから政策金利を上昇させてインフレを抑えにかかっている。


その結果、顕著な円安ドル高が発生した。
金利の高い通貨にお金が集まっていくのは自然な流れだ。
また、日本にとって円安は輸出企業にプラス、輸入企業にはマイナスに働く。
輸入に頼る原油・天然ガスなどエネルギー源は価格が高騰するので、電気代、ガソリン代が家計に負荷をかけている。



日本時間未明にFRB(米国連邦準備制度理事会)のパウエル議長が講演し、政策金利上昇ペースをスローダウンさせることを示唆した。
そろそろ米国のインフレもピークアウトするかもしれない。
ピークを打ち反転することがあれば金利上昇をやめ、今度は利下げのステージに入ることになる。
円安ドル高傾向も徐々に反転し、かつての水準(120円/ドルなど)に戻っていくことになる。


これがパウエル議長発言後のメインシナリオである。
そろそろ潮目が変わる時期だ。