2025年2月19日水曜日

振り子  2025.2.19

海老天そば、いなり(しぶそば菊名店) 2月17日





米国でトランプ大統領が就任してから、大企業がDEI政策を取り下げる動き(反DEI)が続出している。
ウォルマート、マクドナルド、メタ、アマゾン、ボーイングなど。


DEIとは・・・マイノリティを尊重せよ、という政策である。

・Diversity(多様性)
・Equity(公平性)
・Inclusion(包摂性)


そもそも、DEIが盛んになるきっかけはミネソタで黒人(ジョージ・フロイド)が警察官に殺された事件である。(2020年)
全米で抗議運動(BLM:Black Lives Matter)が巻き起こった。
黒人、ヒスパニック、トランスジェンダーはまともに扱われていないことへの社会的抗議だ。


企業でもマイノリティに配慮する動きが盛んになった。
人種やジェンダーなどにおけるマイノリティからの採用、管理職への登用に数値目標が立てられるようになった。
社員は半数が女性、管理職の30%は女性であることなど。


反DEIを支持する人々は、DEIが差別的であると主張する。
優秀な白人はDEIのせいで割を食っているという思い、逆差別意識があるようだ。


DEIが盛り上がったのが2020年。
今、振り子の揺り戻しが起きていると解釈できる。