2025年9月16日火曜日

「安い日本」から抜け出す  2025.9.16

味玉中華そば、3個餃子(日高屋)  9月16日






昨日、崎陽軒のシウマイ弁当がいつの間にか1,070円になっていて仰天した件を書いた。


久しぶりに食べたがこの弁当は実においしい。
しかし、今でもまだ1,070円を私の感覚が受け入れるまでに至っていない。
頭と現実との乖離(かいり)だ。
1,070円を当たり前として、なんとも感じなくなるまでしばらくかかるだろう。


あけて今日。
ランチはおなじみ日高屋で味玉中華そば + 3個餃子。
これで総額700円。
以前と比べれば高くはなったが、さすがは日高屋。
十分に良心的な価格である。


かつて「ランチはワンコイン」の時代が長く続いた。
ありがたくメリットを享受していたが、それは他の先進国とは大きく異なる歩みだった。
日本だけモノ・サービスの価格が安い国になってしまった。
他国と比べて給与水準が低く、その代わり物価も安い。


他国は給与が高く、物価も高い。
そうなると日本は国際入札で”買い負け”する。
優秀な外国人材(働き手)も給与が安い日本をパスしてしまう。


物価が上がる → 企業が儲かる → 賃金が上がる
このサイクルを数回まわさないといけないのだろう。
物価だけはぐんぐん上がり、賃金・年金が物価の上昇に追いつかないと最悪。
最近の日本はこの状況にハマりつつあるかも。


シウマイ弁当を余裕で買える賃金・年金水準になるのが当面のわが国の目標だ。