2025年9月9日火曜日

日本発の挑戦 その2(iPS財団)  2025.9.9

ポーランド(Bing Wallpaperより)
 




昨日は高性能半導体製造をめざすラピダスの挑戦について書いた。


iPS財団(公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団)も治せない病気で苦しむ患者を救うための挑戦を行っている。
山中伸弥氏がノーベル生理学・医学賞を受賞してから13年が経過、iPS細胞を使った治療にいくつか進捗が見えてきている。


・パーキンソン病(2024年、米国で治験開始)
・心不全(2024年、クオリプスが薬事承認申請済み、承認待ち)
・網膜色素上皮裂孔(治験実施中)


いっぽう、臨床試験や治験が進んでいない疾患は白血病、肝不全、呼吸器疾患、腎不全などがある。
開発リスク、莫大な費用がネックなのだ。
iPS財団の活動は公的研究費、事業収入もあるが、約6割が寄付金によって支えられている。


iPS財団では9月6日から「毎月寄付型クラウドファンディング」キャンペーンを開始した。
寄付は毎月1,000円から参加できる。
日本発の素晴らしい発明が難病克服に寄与できるよう、多くの方の支援を必要としている。