ココアフロート(カフェ ベローチェ) 3月21日
今日は東京大学定量生命科学研究所・小林武彦教授から学んだことを、私なりの味付けをしてお伝えする。
(生物はなぜ死ぬのか 講談社現代新書)
(テレ東 いまからサイエンス 生物はなぜ老いるのか?生命の謎に迫る!寿命最先端研究 2025.3.19放送)
ヒトは動物のなかで特異な種である。
二足歩行はヒトだけだし、動物のなかで最も高い知能で高度な文明を築いてきた。
スマホを発明できるのもヒトだし、それを使えるのもヒトだけ。
すばらしいとしか言いようがない。
ほとんどの動物は生殖ができなくなると死ぬ。
たとえば生まれた川に戻ってくるサケは、産卵を終えると死のスイッチが入って死ぬ。
ところがヒトは生殖年齢を越した後も、なお”老後”を生きる。
私たちは”老後”があることを当たり前に思っているが、ほとんどの動物にとっては当たり前ではない。
哺乳類で老後があるのはシャチ、ゴンドウクジラ、ヒトだけである。
ヒトと遺伝情報(ゲノム)が99%同じチンパンジーですら老後はないのだ。
なぜヒトに老後があるのか。
その理由を小林武彦教授は説明する。
・ヒトの子供は他の動物と比べて手間がかかる。子供は3歳くらいまでは自分では何一つできない。手がかかる。
・お母さんひとりで育てるのは無理がある。
・ヒトがここまで生き延びるために子育てを手伝ったのがおばあちゃん。老後の人がいることによって子育てを手伝ってもらえる。
・コミュニティーにお年寄りがいる集団が圧倒的に繫栄した。
これが「ヒト長寿化のおばあちゃん仮説」である。