2007年5月4日金曜日

いつも音楽とともに生きてきた   ~吉田拓郎~ 2007.5.4

            
             咲き誇るつつじの    撮影5月4日 8:04

デビュー(1970年)して数年間の吉田拓郎の曲は、新鮮かつセンスに
満ち溢れたものだった。
デビューアルバム「青春の詩(うた)」に収録されている主なナンバーは
以下の通りである。


「青春の詩」
「雪」
「今日までそして明日から」
「イメージの詩」


これらの出世曲でファンを創出した彼は、アルバム「人間なんて」、
続いて「元気です。」でその豊かな才能をさらに開花させていく。



◆「人間なんて」  *赤文字は筆者の好きな曲


人間なんて
結婚しようよ
ある雨の日の情景
わしらのフォーク村
自殺の詩
花嫁になる君に
たくろうチャン
どうしてこんなに悲しいんだろう
笑えさとりし人ヨ
やっと気づいて
川の流れの如く
ふるさと



◆「元気です。」


春だったね
せんこう花火
加川良の手紙
親切
夏休み
たどり着いたらいつも雨降り
高円寺
こっちを向いてくれ
まにあうかもしれない
リンゴ
また会おう
旅の宿
祭りのあと
ガラスの言葉


とくに「たどり着いたらいつも雨降り」は、あまりにセンスの良い歌詞と
メロディに魅せられてしまった。



作詞:吉田拓郎


いつかはどこかへ 落ち着こうと

心の置き場をさがすだけ

たどり着いたら いつも雨降り

そんなことのくり返し

やっとこれでおいらの旅も

終わったのかと思ったら

いつものことではあるけれど

ああ ここもやっぱり どしゃ降りさ

この2枚のアルバムで生涯のファンになってしまった人は多いはずだ。
当時の彼は単なる歌い手ではなく、間違いなく時代を創っていたと思う。


今朝、ネットを見ていて彼がバンドを結成したことと、夏からコンサートを行うことを知った。
8月から全会場1700人以下の小規模ホールに限定して全国26カ所で開催すると
いうものだ。
チケットが手に入れば、ぜひとも行きたいと思う。