2007年5月13日日曜日

地球環境問題 2007.5.13


地球温暖化は深刻な問題だ。
南の島が数年のうちに水没してしまうとか、ホッキョクグマの生息域が脅かされるなど具体的に危機が報道されるようになった。
いよいよ他人事ではなくなってきた感がある。


そもそも人類が生息すること自体、地球環境を破壊せずに生きることは不可能という説もある。最高の環境保全対策は人類がいなくなること、という極論もあるくらいだ。 そういう訳にもいかないから、先進国の英知を集めて取り組んでいるのが地球温暖化防止対策であろう。


地球温暖化を招いた元凶が、地球の自浄能力を越えた二酸化炭素の排出といわれている。
先進国が排出量にブレーキをかけなければいけないのだが、経済成長とトレードオフのため米国が賛同していない。経済成長著しい中国は「ウチは発展途上国、後進国だからね」とトボけている。
なかなか足並みは揃わないが国際的な努力が続けられている。


休日に散歩しながら考える。
都市化と環境保全を両立させるために、土の面積と草木を増やすべきではないか。
私の住む地域周辺も、ここ数年、野原を造成してどんどん宅地に変わっている。

【土の面積について】

我々が住む都市はアスファルトで覆う道路や歩道が多すぎる。
アスファルトは人々を歩きやすくする反面、草木を受け付けない。
夏に熱を吸収して夜間気温も上げている。
都市にある歩道の三分の一でもアスファルトを剥がして、土を露出させたらどうだろう。
土には雑草も生えるが、伸びすぎて見苦しくない程度ならいい。
雑草がどうしてもイヤなら、好きな草木を育てればよい。
アスファルトに比較したら、土と草木は環境浄化に貢献してくれるはずだ。

【草木を増やすことについて】

休日の早朝に近所の雑木林のそばを歩くと、林の方向からヒンヤリとした空気が
流れてくるのを感じる。
草木は光合成により二酸化炭素を酸素に換えてくれるし、温度も下げる効果があるようだ。
今ある雑木林はぜひともこのままにしておいてもらいたい。
歩道のアスファルトから土になった部分には、草木を積極的に植えたい。
行政には都市部に緑を増やす努力を真剣に取り組んでもらいたいと思う。


私はガチガチの自然保護論者ではない。
便利さと自然保護のバランスを取って欲しいと思うものだ。


木を植える、に関連してひとこと言いたいことがある。
ある大手生命保険会社が「わたし達は木を植えています。変わらぬ愛で育てています」と
TVでアピールしている。
やっている行為そのものは素晴らしいと思うが、それを世間にアピールする感覚はなんとかならないものだろうか。
善意の活動なら黙って粛々と行ってもらいたい。精神がさもしい。