2008年7月13日日曜日

洞爺湖サミットを終えて思う  2008.7.13




洞爺湖サミットが終了した。



先進各国首脳が集い、地球レベルの緊急課題を共有すべく
各国の利害関係も明らかにしながら懸命の話し合いが
行われたと理解している。



案の定というべきか、一部のマスコミや野党が評論家のような
姿勢で「サミットはなんら成果はなかった」と言い出している。
このような主張をするだろうことは充分予想できたこととはいえ、
無責任でお気楽な態度だとあえて言っておきたい。
なぜか?



サミットは利害が複雑に絡み合う先進8カ国、新興成長国5カ国の
話しあいである。
全ての国が全ての案件で結論が一致できると考えるほうが甘い。
大切なのは問題を深く共有することと、話し合いのなかから前進
可能な着地点を導き出すことである。



民主党に代表される野党に言いたい。
そこまで偉そうに「福田首相は何も成果を出せなかった」と言える
のであれば、君たちの代表が議長を務めたならば各国完全一致の
結論へと誘導できるのか、と。
当人たちはもとより日本国民誰ひとりとして、彼らにできるとは
思わないだろう。



一部、無責任なマスコミも同様である。
街角インタビューではあえてネガティブな意見を収集しようと
誘導質問をしているように感じている。
最近、私も新橋駅前で日本テレビのインタビューにつかまったが
質問内容そのものが誘導質問になっていた。



職場にも評論家のような御仁がいる。
主張は自由だから一応聞くだけは聞くが、私の考え方や行動へ
いささかの影響も与えることはない。
評論家の立場でいられるうちは楽なのである。




私はものごとの本質をきちんと理解し、自分なりの意見を
持ちたいといつも思っている。
無責任なマスコミの論調に無批判に乗るようなことだけは
したくない。
その意味においては頑固者なのである。



追伸


シバタさん、今日はあえて政治的な領域に踏み込みました。
日頃の有益なアドバイスに感謝しています。