2008年9月28日日曜日

実兄のこと  2008.9.28

読者の皆さんは今朝、どこで目覚めただろうか?
もちろん自宅だと思う。
当たり前、当然のことであえて尋ねるまでもない。
しかし、私の実兄は自宅を失っており公園などの野外で
夜を越しているはずである。



彼は入居している賃貸住宅の家賃を滞納し、9月17日付で
住宅に立ち入る権利を失っていることが判明した。
私がその事実を知ったのは今月の21日のことだ。
たまたま入居にあたって仲介した不動産業者(蒲田)に別件で
連絡を取ったときに知らされて仰天した。



18日に不動産業者のところに顔を出し、「昨夜野宿をした。
泊まるお金もないので貸して欲しい」と言ってきたそうだ。
業者からお金を借りた後は連絡はないという。



携帯電話にかけても通じない。
こちらも滞納して通話を止められているのだろう。
昨日、私は彼の現れそうな場所3件および警察署を廻ってきた。
警察に行ったのは、彼の身に何かあった場合に備えてのことである。



ひとまず不動産業者、親戚など、彼が現れたら私の携帯電話に
連絡するよう依頼してきたが、今もって彼から連絡はない。



彼がこんな状態になった理由といきさつは身内の恥でもあり
省略させて頂きたい。
様々な要因で正常な金銭感覚が破壊された結果である。



今、私は無事であることを祈りながら彼からの連絡を待っている。
徐々に外の気温が下がってきているのが不安感を増幅させている。