2009年5月7日木曜日

新型インフルエンザ  2009.5.7

             公園    撮影:5月2日



雨混じりの連休明けとなった。
連休直後の出勤は何年やっていてもけだるい。
雨天だとなおさら気分が落ちる。



連休前から新型インフルエンザに対する報道が盛んに
流れ続けてきた。
メキシコ、米国で死者も出ている。
欧州でも英国、スペインを筆頭に感染者は多い。
WHOが警戒度数(フェーズ)を上げて警戒を呼びかけている。



わが国では空港での”水際作戦”の効果あってか、目下のところ
ただの一人も感染者は発見されていない。
何人か候補者が浮かんだが、そのたびに新型ではなくAソ連型か
A香港型だった。
多くの海外渡航者、入国者がいるのだから時間の問題で新型の
感染者は出てくるのだろう。



感染者第一号が出たら日本のマスコミ、とくに民放は大騒ぎ
するに違いない。
彼らはニュースとなると、私から見たらハシャいでいるとしか
思えないほど騒ぐ。
さすがに「ひゃっほー、ニュースだ!」と喜色満面では騒げないから
ことさらに深刻な顔を作って喜びを押し殺しながらハシャぐはずだ。



我々ができることは、日々清潔を心がけること。
帰宅したら手洗い、うがいをし、睡眠と栄養をきちんと取ってさえ
いれば、たとえ感染・発病したとしても大事には至らないだろう。
新型の感染者が出ようが出まいが、従来型のインフルエンザに
対する対処と変わらない。



今回の新型インフル騒ぎで、ひとつだけ良かったと思うことがある。
「せきエチケット」が認知され、実践する人が増えつつあることだ。
「せきエチケット」とは、くしゃみをする時にハンカチで口を押さえたり
他人から顔をそむけてする、手でくしゃみを受けたらすぐ手を洗う、
などの行動をさす。



職場や電車・バス内で口を押さえず「ハックショーーン」と菌を拡散
させる輩は多い。
とくにオヤジ族が目立つ。(私もオヤジの一人だが)
クシャミをするということは確かに気持がよいことだ。
しかし、他人のいるところで菌をブロードキャストさせるのはマナーに
反する。



前々から忌まわしく思っていたが、急激に「せきエチケット」が普及して
きたことを実感している。
職場で私のすぐぞばにいる人もかつてはあたり構わず撒き散らして
いた一人だ。
今日、ハンカチで押さえながらクシャミをする彼を見て、「おっ、成長
したな」と大変好ましく感じた私である。
当然のエチケットとして普及して欲しいものだ。