
竹林
休日である。
天気のほうは朝から曇りでイマイチだ。
午前中、マンションの理事会があり10時に集会所へ出向いた。
来年、10年に一度の大規模修繕を控え討議に熱が入ってきた。
大きな予算を使うし、何よりも自分たちの住環境をメンテナンスすること
だから、今年の理事5人の責任は重大である。
もっとも管理を委託している会社(東急コミュニティー)の担当者が
他マンションでの事例など情報を持っているから、彼らの提示する内容や
日程をベースに討議を行える気楽さはある。
その一方で、住民は大規模修繕の専門家ではないから管理会社の”言いなり”に
なる怖れも内在している。
建造物に対する専門知識がないから管理会社に対する「信頼と信用」に託す
しかない領域も多い。
理事5人はそうした制約のなかで一生懸命役割を果たそうと頑張るのである。
住民の合意を取り付けていくプロセスは企業での経験が役にたつ。
マンションでは企業のようなトップダウンはないから、論理的に、民主的に
進めていくことが前提になる。
仕事で取引先の納得を取っていく経験が役に立つのだ。
管理会社の担当者は若いし、彼らのこの事案に対する立ち位置はあくまでも
”仕事”であることを理解しておく必要がある。
仕事であって住人ではないから、どこをどこまで修繕するかという工事内容の
住民合意取り付けアプローチに踏み込みの足りなさが感じられた。
私は今日、そこを主張してアプローチをもう一歩深めるよう注文を付けた。
担当者はできれば楽に早く工事を受注したいと考えても不思議ではない。
会社からのプレッシャーもあるだろう。
こちらがきちんと言うべきことを主張しておかないと、大事な大規模修繕が
住民満足度を満たさないことになってしまう。
秋から冬は住民の意見を充分に収集しながら工事内容を決めていく期間だ。
国家の予算編成、事業仕分けに似たような作業である。
全体利益を考えた工事内容に収斂できるよう、役割を果たそうと考えている。