2010年6月5日土曜日

菅首相への期待  2010.6.5





鳩山首相が辞任した週が終わった。
政権交代から8ヶ月。
もともと政治とカネの問題、小沢幹事長の古い政治手法で
政権発足時と較べて党イメージは急落していた。
結局、首相自身が約束した普天間基地問題が致命的となった。




辞任を決意し、党本部で議員を前に話したスピーチは彼らしくて
好感が持てた。
「クリーンな民主党を取り戻そうではありませんか」との呼びかけに
拍手が起きた。
参議院選挙を控えて、ぱっとしない党人気に忸怩たる思いを抱いていた
議員は胸のすく思いだっただろう。
菅直人氏を筆頭に仙谷氏、前原氏、長妻氏、枝野氏など人材は豊富だから
結党の精神に立ち返れば再生は充分に可能だと思う。




新内閣は人気取りの政策に走らず、国家財政再建、経済成長のための
規制緩和に真摯に取り組んでもらいたい。
「イラ菅」と呼ばれるように短気な性格のようだが、可能な限り丸く
穏やかな気持を保つよう努力してもらいたい。
短気は損気。
書いている私自身がそのことを誰よりも自覚している。