2010年12月26日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(ザ・タイガース)


                     撮影:12月25日



ザ・タイガースを抜きにしてGS(グループサウンズ)を語ることは
できない。



日本中をGSブームが席巻したのは1960年代後期である。
筆者が小学校6年生の頃あたりから周囲の女生徒たちが騒ぎ出し、
ジュリーやショーケンの人気が沸騰していった。
レコ大を受賞したブルコメ、ライバルと位置づけられたスパイダースを
凌ぐ人気をあげていたのは他でもないザ・タイガースである。



デビュー曲は「僕のマリー」。
おとなしめな曲だったが、この曲の登場で彼らの甘いルックスは世の中の
女性を惹きつけるきっかけとなった。
その後、立て続けにヒット作を送り出す。

・シーサイド・バウンド(1967年5月5日)
・モナリザの微笑(1967年8月15日)
・君だけに愛を(1968年1月5日)
・銀河のロマンス/花の首飾り(1968年3月25日)
・シー・シー・シー(1968年7月15日)
・廃虚の鳩(1968年9月25日)
・青い鳥(1968年12月1日)



当時、私は内心ではこれらの曲に惹かれていたが、女生徒たちの心が
タイガースに集まっていることに嫉妬を感じ、タイガースの曲が好きだと
口にすることはなかった。
しかし、今でも「銀河のロマンス」、「落ち葉の物語」はカラオケで
歌いたくなるくらい名曲だと確信している。



彼らの人気に陰りが出る契機はトッポ(加橋かつみ)の脱退だろう。
若かったとはいえ、加橋自身はこの選択で人生を狂わせたと思う。
おそらく本人も同じ心境だろうと推測する。



私が一番好きな曲は「風は知らない」である。
ちょうど加橋の脱退時期あたりに出た曲だ。
哀愁のある名曲である。
音楽って本当に素晴らしい。



追伸


Wikipediaのザ・タイガースに関する記述は、知らなかった話が
記載されており、お読みすることをお勧めする。